
この週末、オーステインでドラゴン・ボート・レースが開催された。
「ドラゴンボート 」は、中国で入水自殺を図った官僚を助けるために村人達がボートを出して救助にあたったという出来事から、「村人達のチームワーク」が、その後ボートレースとして祝われ続けるようなった、という伝統のレース。
一説には、その官僚救助に船を出した村人達は、船からお米を撒き散らし、魚がお米を食べて、官僚が食べられるのを防いだという話もあるそうだ。
レースは、20人ほど(大会によって違うことがある)が1チームで、1名が船首で太鼓を叩き漕ぎ手のリズムをとり、1名が船尾で梶をとる。後の漕ぎ手は、リズムを合わせて漕ぐ。500mの距離を最速タイムでゴールしたチームが勝ちだ。

オースティン大会 では「デル・コンピュータ」「フリースケール半導体」「サムソン」「3M」など、オーステインに拠点を置く企業や、「中国語学校」「オースティン警察」などのチームを含む、12チームが出場。
会場では、中国や日本の踊りなども披露され、アジア文化のイベントとなる。
この「ドラゴンボート」の東京大会 に、昔、ランニングクラブで参加したことがある。

(上の写真は、浜で漕ぎのリズム合わせの練習をしているところ)
お台場の東京湾に、ドラゴンを模った船が並び、レースが展開されていく。
ドンドンという太鼓の音と、一斉に水を漕いでゆくオールの動きとともに水面を進んでいくドラゴンボートたち 。
その眺めだけでも楽しいが、レースの結果も、ちょっとした要素でタイムが違ってくる ので手に汗握る。
東京大会で勝つと、世界大会 に出場できるのだったと思う。オーステインなど、世界各国の勝者が世界大会で集まるのだろう。
伝統のレース、チームワークがものをいう面白い大会だ。
本日のTシャツは、東京のドラゴンボート大会会場で販売していたので購入した「日本ドラゴンボート協会 」のTシャツ。
東京大会は今年も、5月25日にお台場海浜公園で開催される。興味のある方、チームを組んで参加、または見学にお台場へ、どうぞ。