90 陸上NYファイナリスト T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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普段は夫と小学生の息子が一緒なわけだが、今週末は2人がそれぞれ「空手サバイバルキャンプ」と「ボーイスカウト洞窟探検キャンプ」に出かけていった。
珍しく土曜の朝から独りで過ごせる~。

という時、あなたなら何をして過ごすでしょう?

その間に大掃除しちゃおう~とか、TV見ながら食事ダラッダラしちゃおう~とか、思ってはいたのだが、ちょうどイベントセンターで月に一度の「シティワイド・ガレージセール 」が開催されているのを新聞で見て、行ってみることにした。

このセール、5年ほど前に一度行ってみて「入場料払ってまで観に来るものでもないかな」とそれ以来行っていなかった。
ガレージセールという名前だが、アンティークっぽい物などを扱う業者達が出店費を払ってブースを出すので、本来のガレージセールよりも古い物がそこそこの値段で売られている。不用品とアンティークの中間的な品揃えとでもいうところ。

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入場料は5ドル。
入ると、古いブリキ看板などが早速目につく。ああ、イイ感じかも~。
というところで、ビンテージ生地などを扱っているブースの端にTシャツの山発見。こりゃ見るしかないでしょ~。
Tシャツは、ビンテージに入るような80年代ぽさをかもし出しているシャツなどもあり、なんだか昔原宿の古着屋でTシャツを見まくってた頃の事を思い出す。なんだかそういった店にあったよな~という良い具合にテロテロになったシャツを一枚づつ眺めて堪能する。
いったいどんな人がこれを着てどんな生活をしていたのだろう。テロテロになったシャツの歴史を想像してみるのも楽しい。

テーブルに積まれたシャツの山を、そうして1枚づつ両手で広げてはプリントデザインや色合いやシャツのコンディションなどをチェックしていく。目の前で広げて見たあとは、ちゃちゃっと両袖を中にして畳んで積み上げていく。そうしないと自分がすでに見たのとまだ見ていないのがごちゃごちゃになるからだ。
なのだが、簡単にササッとでも畳んでいくと、私の後にだけ一応整頓された山が出来ていくことになる。
ブースの店主さんが「いや~ありがとう綺麗にしてくれて」と声をかけてきたので「いえ、自分が見やすいようにしているだけなんです」と答える。
結局ビンテージとはいえない90年代のもの2枚をピックアップ。
支払いに行くと「綺麗に並べてもらったからお礼に半額にしとくよ」と1枚分しか請求されなかった。
2枚のうち1枚はサイズが小さいので着られないのを「コレクター買い」で悩んだので、それがタダになったようなものなので、嬉しい。ラッキー!

実は「畳んだお礼にオマケする」と言われたことが以前にもあった。

それは、毎年年に一度あるチャリティーのガレージセールでのこと。
3年前初めて行ってみたそのセールで、Tシャツの山を発見し、同じように1つ枚づつシャツを眺めて幸せなひと時を過ごしていた。私にはものすごい楽しいのよ、Tシャツのチェック。
そこのTシャツの量は半端ではなく、かなりの山であったが、わたしとしてはくまなく見てみたい。編み出した方法は、まず一角のシャツをどけて空き地を作り、そこに見終わったシャツを簡単に畳んではつんでいく方法。そうやって私が通ったあとには整頓された山ができる。
気持ち的には、見やすくなると買い手が増えてより多くのTシャツたちが引き取られて行くのではないかという「Tシャツに対する愛情」なのだ。
そこに通りかかった売り場担当のBさん「あら~綺麗にしてくれてありがとう」「いえ、自分が見やすいようにしているだけなんです・・」
続いて何人もの係員さんからお礼を言われる。
その後Bさんが再度来られた時に「あなた、綺麗にしてくれたからTシャツ3枚(5枚だったかな?)オマケしてあげるから、支払いの時に私の名前を告げてね。レジ係りには言っておくから」といわれた。
いや・・・あの・・・
ここの売り上げ、困っている子供たちへのチャリティーに寄付されるのだ。それをサービスしていただかなくても。。。
結局レジでは何も告げずに値札どうりの金額を払って帰った。

翌日、そのセールのそばで5kmの大会に参加したので、再度寄ってみた。
Bさん私を見つけ「昨日レジで言わなかったの?」と。「売り上げは子供たちに行くのだから・・」とお気持ちだけありがたくいただいておく。
昨日見たのだけど、ついまたTシャツを見てしまっていると・・・別の売り場係の方が「あなたTシャツ好きなんでしょ?たくさん選ぶならコレ使って」とダンボール箱を渡された。
あ、、いえ、、今日はTシャツは買わないでおこうと決めて寄ったのだけど。。。。
結局、箱を空で返すのもなんだし、数枚選んでしまった。

それから1年たった翌年のセール。
またまたTシャツを眺めて楽しんでいると「今年も来たわね~!」とBさん。
いやあ~1年ぶりなのに覚えられてるよ~、しっかり。
そしてまた「ゆっくり見ていってね」と「これあなた専用のピックアップ箱だから、名前書いとくね」とマジックで名前を書かれた箱を渡されてしまった。昨年、私がTシャツマニアのコレクターであるという話はしたのだ。
すっかりTシャツの人として知られてしまっている。

そして3年目も「1年ぶりね~」とBさんとTシャツの山の前で再会。
もう私がTシャツに対して愛情を持って畳んでいくのを知られて期待されているようで、いまさら見たシャツを無造作にポイポイ山にしていくわけにはいかない。
こうして毎年、Tシャツ山でBさん〔多分ご隠居生活なさっているご婦人)と年に一度会い、Tシャツを眺めたたんで山にしていくのが慣例となった。
今年もそのセールでBさんと元気に再会するのが楽しみでもある。

本日のTシャツは、90年なので「ビンテージ」と呼ぶにはどうかとは思うが、綿ポリ50・50でヨレヨレ具合がイイ感じでつい買ってしまった、90年「陸上青少年育成プログラム、ニューヨーク州ファイナリスト」のTシャツ。
サイズが小さいのできられないのだけど、懐かしい雰囲気のデザインに、つい「コレクター買い」してしまったシャツ。

しかし・・・
オーステインの「Tシャツの山を畳んで 整頓していくTシャツマニアのアジア人」として有名にならないように気をつけねば。。。。

結局、週末の嵐で、家族のキャンプはどちらも日程短縮で予定より早く帰ってきた。
hyo
こんなヒョウが振ったもんね~。

独りで過ごせる週末、Tシャツ探索で費やす人なんて、私くらいかも・・・ね。