94 NYC・国際朝食ラン T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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今日は「EARTH DAY 」。
環境問題を考える様々なイベントが世界中で行われている。

環境にやさしい生活。
もう6年ほど前になるが、何がきっかけだったのか夫が環境にやさしい「グリーン・ビルディング」に興味を持ち、サンタクルーズにあるそういったコミュニティの「エコ住宅見学ツアー」に一緒に行ったことがある。

ツアーは、書店でチケットを買うと見学できる家々の地図が渡されるので、それを見ながら各家を訪ねる。目的の家では、エコ生活を実践しているその家の方が、家のどこがどう工夫されているのかを説明して見せて周ってくれるというものだ。

家を建てるのに枠組みを作った後「麦わら」を詰めて壁にする「ストロー・ベイル・ハウス 」や、太陽の日照角度に合わせて設計された家。庭に雨水を溜めるタンク を設置し、それで庭の植物の水やり用の水をまかなうもの。庭で野菜やハーブを育てている家。などなど・・・
特に「ストロー・ハウス 」などは、素材が自然なだけでなく、壁の厚みがでるのでエアコンの必要性が低くなる構造らしい。家ができあがれば麦わらは塗り込められて見えなくなるのだが、見学者用に、塗りこめずに麦が見える小窓を残してあったり、なかなか面白かった。

sunbook

なのだが、何件かをそうやって見学して個人的に感じた印象が「現代のヒッピー」。
エコ生活の知恵を見せるツアーなのだが、エコな部分と隣合わせて「そしてこれがインディアンのティピー」と庭にテントが置かれていたりして、さらになんだかインドっぽい小旗が回りに飾り付けられていたりする。「このテントで瞑想したり読書したりしています」
環境にやさしい生活は、どこか浮世ばなれしていくのだろうか。

このツアーで周った家のなかで、見学者に「太陽熱で調理したクッキー」を試食させてくれたところがあった。
電気やガスを使わずに調理するのだ。

foodbook
写真左の「HEAVEN'S FLAME」は、その太陽熱クッキングの本。
中の写真をお借りすると、

cookpic
こんな感じで、太陽熱クッカー の歴史や種類などが紹介され、実際に簡易太陽熱クッカーを作るつくり方まで掲載されている。

2年前、この本を元に、息子が学校の「サイエンス・フェア」の理科自由研究で、太陽熱クッカーを作って水の沸騰時間などを測定研究することにした。

sfair
左がその簡易クッカー。いたってシンプルな構造。
中には熱を吸収しやすい黒の紙を敷き、その上に水ボトルを置き、パラボラ型の反射熱を集めて加熱するのだ。

電気もガスもいらないのだが、やはり・・・時間がかかる。
時間がかかると日照角度が変わるので、たまに調理器の角度調節をしなくてはいけない。
それはそれは「のんびり魚釣り」的なクッキング。
まあ「手間がかかってものんびり行こう」が一つのエコ・キーワードなのかもね。
(夫は一時、紅茶のティーバックを水ボトルに入れ、庭に置き、太陽熱で紅茶を沸かす ・・・なんていうのにも凝っていたが、いつのまにか辞めている・・・。太陽熱への熱もさめるのか・・・)

とまあ、環境にやさしい生活には興味はある。
のだが、実現するのはなかなか難しい。
我が家がグリーンな生活を延期した理由は、先日4月19日にも書いているのだが「地域特徴」。
オーステインの 町外れにも「ストロー・ベイル」の家のコミュニティがある。夫はそこにも見学に行き、「ここに住みなよ~」と歓迎されたらしいのだが、子供を育てる環境としては、学校、友達・・やはりかなり勇気のいる決心になる。
という訳で、我が家のグリーンエコ生活実現は、とりあえず子供の成人まで延期。

でもなあ~、子供が成人して「さあエコ生活」というには、その頃には年取って「不便なエコ生活ができる体力はない」という状況になっていそうな気がしないでもないのよね。

本日のTシャツは「アース・デイ」という事で、地球のイラストが入った、94年の「国際朝食ラン」参加Tシャツ。
この国際朝食ランは、ニューヨークシティ・マラソンを走りに着た海外のランナー対象に、NYCマラソンの前日に国連本部からセントラルパークまでを走るイベント。