02 MBAチャレンジ T | 今日もTシャツ@TEXAS

今日もTシャツ@TEXAS

コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

382

本日のTシャツは、今日4月21日の日付の入った「カレンダー・シリーズ」で、02年スタンフォード大学 構内での「MBAチャレンジ」参加Tシャツ。

MBA 、というのは経営学の修士学位の事で、コレを持っている事がビジネスでの成功の扉のように見られたりもするが、どこの大学のMBAかという事も重要で、昨今はMBAなど持っていてあたりまえ的に扱われたりするような話も聞く。

MBA、PhD、Dr.・・・・・大学や大学院での学位取得よりも前に、競争は始まっている。とため息をつきたくなる記事を最近ローカル新聞で読んだ。

記事のタイトルは「大学への競争激化でパーフェクトでも不充分」。
記事は、2種の大学入試テストSATACT でともに満点を取った(これはかなりスゴイ)男子高校生N君が、いくつもの大学から「不合格通知」を受け取り、本人も高校の先生たちも非常に驚いているという話。
N君は試験で満点を取っただけではない。アメリカの入試は学業成績だけでなく課外活動への参加なども重視されるのだが、その点でもN君は「病院や図書館で400時間以上の社会奉仕活動を行い」「ピアノ演奏ができ」「カンフーで黒帯」と問題はないと思えたのだ。

この「不合格通知が続々」はN君だけに起ったわけではない。
同じく成績優秀で、学内の名誉生徒会副会長を務め、サッカー部でレギュラーで活躍し・・と文武申し分なしという女子生徒も同じく不合格通知が続く。

某校では、伝統的にこの時期に学内のとあるホワイトボードが「不合格通知が貼り付けられる」場所になりだすのだそうだが(日本で凶のおみくじを神社の木に結びつけるようなもの?)今年はこの場所がいつもより多くの通知でにぎわっているのだそうだ。

原因の一つが、大学入学申請がオンライン化でしやすくなったので、一人当たりの志願校数が増えたからではないか、などといった事があげられていた。
ハーバード大学 などは今年は歴史上最高の「不合格通知」を出さねばならなかったとか。

個人的には、競争社会で生き抜くすべとして、親が子供にエリート大学を目指せるように力を注いできた結果ではないかと思ってしまう。良い成績とアピールできる課外活動・・・必要なものを武装できた子供たちが増えたのではないかと。
なんせ記事の内容が「SATでパーフェクトでスタンフォードハーバード から不合格」という高レベルな話。
このN君は今のところ合格通知の来ているテキサス大学進学、Aさんはシカゴ大学への進学を検討中。

ウチは大学受験などはまだまだではあるが、なんだか先が思いやられる気がする。
競争社会か~、やれやれ・・・

さて、ちょうどこの記事を読んだのが、ウチの地元の高校でもSATで満点を取った子がいて、息子に「SATで満点取ったら希望の大学どこでもいける?」と質問されて「満点ならどこでもOKでしょ~!」「スタンフォードでも?」「スタンフォードでも!」と数日前に答えた矢先だった。

満点でもスタンフォードから不合格通知が来るのだ~。

先の息子の質問には続きがあって、
「じゃあ僕がSATで満点とってスタンフォードに入ったら、大学近くに僕の家を買ってくれる?」

オッケー!オッケー!
それが現実になる可能性、どのくらいあるんでしょうか。とりあえず「スタンフォードに家」という出資の可能性を心配する必要はない!よね?