
半年ほど前から、物価の高騰が報道されるようになり、確かに日々の食料品などを同じように買物しても合計額が以前より高くなることに気が付いていた。
必要なものを買物し、合計が「ああ、コレコレね」と、細かくは気にしない私だが、数ヶ月前のある日、ふとスーパーの出口から駐車した場に向かいつつレシートを眺めてみた。と、「あれ?これなんだろう?」というものが。
「プリンセスなんとか」が5ドル台の値段で打ち込まれている。
う~ん、庶民しか買ったおぼえがないけど、この「お姫さま」はなんじゃ?
出口を出たばかりだったので、そのまま引き返して係りの人に「コレ、なんですのん?」と尋ねてみた。
「えっと・・・」
どうやら1個1ドル代のグレープフルーツが「姫グレープフルーツ5ドル代」と商品番号をレジで打ち間違えたらしいと思われる、という事で5ドルほどを現金で返却された。
商品のバーコードでスキャンするレジだが、野菜や果物などは「1ポンドいくら」の量り売りが多く、レジで番号を打ち重さを軽量して単価が出るのだ。レジの方が番号を間違えれば価格が違ってしまう、そういうこと。
まあ、だれでもミスはあるよね。
ところが、その次に同じ店に行った際、また何となくレシートを見ると、その時は冬だったというのに「大玉スイカ一玉」という表示が。
まった~!スイカ買ってないし、第一冬の今スイカ置いてるのか、おたく?
また引き返し「すいませんスイカ買った覚えはないんですけど?」
係員のブースにいた若い子たち「えっと・・ああジムだ~」「うん、ジムだなあ~」(ジムとはレシートに記されたレジ担当者)あの、ジムでもジョンでもいいから、これからは間違えないで欲しいだけなんですけど。
更に同じ店でその次にも同じようなまちがいがあった。3度連続である。
こりゃ、店ぐるみで「今日は大玉スイカと番号を間違えるように~」などとレジに指令を出してるのではないかとさえ思ってしまった。が、その後は多分起こらなくなった。(チェックするのもやめた)
バーコード が無い頃は、全商品レジで番号などを打ち込んでいたのよね。バーコードでピッが主流になった分、打ち込み分の注意力が散漫になるのだろうか?
偶然気が付いたまちがいは数ドル程度のものなので、同じように買物をして合計額が上がったと感じるのは、やはり物価が高騰 している証拠かな。
車のガソリン代は目に見えて高騰した。私が米国に来て免許を取って自分で始めて満杯にした時19ドルほどだったガソリン代が同じ車で今では40ドル近くになる。
本日のTシャツは、バーコードつき!というデザインの05年「JACK'S GENERIC トライアスロン 」Tシャツ。
このバーコードがゼッケン番号で、ゴールすると「ピッ!」とタイム計測される・・・訳ではない。
バーコードといえば、バーコードを使うオモチャ「スキャナーズ 」というのがあった。

本体でいろいろな商品のバーコードをスキャンすると、バーコードに応じて各種のパワーなどが獲得できる。ある種のバーコードをスキャンすると「挑戦!」というのが出て、そこで蓄積したパワーを使うなどでゲームに挑戦し、勝つと更にパワーアップしていく、などというもの。(2台で対戦ができるので2つある)なかなか面白いおもちゃで感心したが、やっぱりしばらくすると「ピッ」にも飽きられてしまい、もうかなり長い隠居生活をすごしている。
おまけ

オースティンのスーパーのレシート。インスタントラーメンの「サッポロ一番 」の表記が「サッポロイチビン」「サッポロイチハン」になっているのが、ご愛嬌?
(サッポロ一番、オリジナル(しょうゆ)よりミソ味のほうが10セント高いんだ~と今気が付いたわ)