
本日のTシャツは、今日4月11日の日付の入った「カレンダー・シリーズ」で、99年の「CAPITOL 10K」のTシャツ。
この大会、スポンサー企業が変わり、05年から冠スポンサーの一つに加わった銀行が、その年から新たに大会で「クレイジー・ハット・コンテスト」という催しをもうけるようになった。
このクレージー・ハット・コンテストというのは、ゼッケン交付会場に作成場が特設されていたのだが、スーパーの紙袋を使って作るもの。コンテストは、この自作帽子を作り、大会当日かぶってゴールしたら景品を差し上げます、というものだった。
帽子本体の材料はコレだけ。

この袋の口の部分をクルクルっと丸めていき、上下逆さにすると帽子のできあがり。
これに布地をかぶせれば、見た目本物の帽子のように作れる。

写真の赤いのが初めての05年に、布地をかぶせて作ったもの。
ただ、テキサスでかぶって走るには暑すぎ~。重すぎ~。
ということで、翌06年は帽子部分に細かい穴を開けで通気をはかるとともに重量の軽減をねらってみた。が、なんとなく星条旗の柄を付けてみたあと、テーマをはっきり出来ずヘンテコな出来に。。。
翌07年は、もういいか~と思ったが景品が「キャメルバック」と豪華さを増したのでやはり参加。
帽子の上の淵にはお弁当用「ばらん」を張り巡らせて草原に見立て、子供たちが遊びで作った鶴を貼り付け、なんとなく「自然エコ」をテーマにしてみた。
景品はこんなの。

トレーニングのお供、時計・ラジオつきペースメーカー(自分のストライドに合わせてピッピッと音が鳴らせる)、センサーに指をあてて脈が測定できる腕時計、背負って水分補給ができるキャメルバッグ。
この景品、ゴールしてもそこでは「引換券」が手渡されるだけで、翌日そのスポンサー銀行に出向いて引き換えなければならない。
米国の銀行って、日本と違い普通のオフィスのようなところ。
う~ん、引き換えに行くとセールストークを聞かされそうだな~。どうやって断ろうか?どうやってきりあげようか?
はっきり「NO」と言うのが苦手だし、景品だけ貰いにきたと言うのもちょっと恥ずかしい。
考えた結果、銀行前で夫に電話を入れた。「今から銀行に入るのだけど、5分以内に私から再度電話が無ければ私の携帯に電話してくれない?」と。携帯に呼ばれれば「ボスが呼んでるので行かないと・・」などと去る口実が出来るかと。
そのように、たかが景品引き取りにドキドキしながら銀行の重いドアを開ける。
「すみません、コレを受け取りに来たのですが」と引換券を見せる。
「ああ」と銀行マンは棚を開けてブツを取り出し「はい、どうぞ!」
・・・それだけ?
セールストーク、勧誘どころか、営業のパンフすら手渡されない。
拍子抜けで銀行を去る私。
もしかして、私は銀行には縁が無いと見た目で判断されたとか?と深読みまでしてしまうあっけなさだった。
(3年とも同じだった。ハイ!と渡されただけ)
こんなので銀行は宣伝効果があるのだろうか?
と思っていたら、今年はこの企画が無くなった。

テキサスのランニング大会にはちょっと向かない企画だったが、タイアップ先を考えればなかなか楽しい企画かと思う。
布地をかぶせてしまえば、紙で出来た帽子とは思えないでできばえにもなる。演劇など、衣装で帽子が必要な時には、この「クレージー・ハット」のアイデアは使えそうだ。