モトリー・クルー T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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日本では新学年度が始まる時期。進級・新入学された方(お子様のいらっしゃる方)おめでとうございます。

さてこちらテキサスでは、息子の卒業式は来月。その後夏休みを経て8月に中学校に入学となる。
この準備が少しずつ進んでいて、その一つ「楽器オーディション」に行ってきた。

息子の進む中学校では、6年生は音楽は必須科目なのだが、その中で選択の「オーケストラ 」「バンド(ブラスバンド )」「合唱 」に分かれる。
選択に先立って、子供たちにも親にも説明会が行われる。例えば、オーケストラとバンドは毎日練習が宿題になるのだが、合唱は授業外での宿題はない。こういう説明で、課外時間をスポーツ練習に費やしたい体育系の子は合唱を選択するのも「手」なのだというように情報が得られる。

息子は「バンド」を選択。
ここでバンド選択者の親と子供に再度事前ミーティング。
親と子供別々の部屋で、親はプログラムの説明、楽器オーディションの流れ、楽器の購入やレンタルなどの話がなされ、子供達は実際にバンドメンバーである高校生からそれぞれの楽器の特徴や「体験者としてのアドバイス」などを受けたようだ。例えば「社交的な子はバスーンを選ばない方が良い。人数が少ない(2~3人限定)ので自由練習は独りでやることになってしまうけど、トランペットだと人数が多いので集まって一緒に練習するのが容易だから。」などというように。
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その後やりたい楽器を決めてオーディンションの日を迎える。
オーディションといっても、ほとんどの子がどの楽器も触った事がない超初心者。判定は楽器演奏より、「口の形、口周りの筋肉、体格、指」などが観察されてなされるという。バンド編成上、子供の希望だけで楽器を振り分けるわけにも行かず、大きな楽器には体格の良い子がリクルート攻めにあうなどという噂も聞いていた。

オーディション会場の入り口でカードを貰い、希望楽器を書き込む。あとはそれぞれの楽器が個室に振り分けられているのでそれぞれの列に'並びオーディションを受ける。(それぞれの楽器に担当の先生がいるのだ、この学校)
息子の第1希望は「サクソフォン 」。ここで待つこと30分。サクソフォンは人数が限られているが人気らしい。(サクソフォンの他、オーボエ、パーカッション、バスーンが人数限定。)

順番が来て個室に入ると・・・
サックス の先生が挨拶後、「指を一本ずつ独立で動かしてみて」「こうこうこうやってこういう口の形にしてみて」とマウスピースを加える基本形をやらせたあと、マウスピースをくわえて「はい!息を吹いてみて~」。
音が出たところで、今度はピースを楽器に取り付けて「息を吹き込んで~」「指をこういうふうにここに」「できるだけ長く音を持続させてみて」などというように進む。
やはり、口の大きさや形、肺活量、指、などが審査の基準のようだ。

査定は5~1の5段階。5なら「問題なくこの楽器」2なら「他の楽器を強くお勧め」1なら「この楽器を演奏するのは無理」という判断になる。だが、何人かの子供たちが見せてくれたカードを見ると、どうやら5、2、1はよっぽどの事がない限りつかないようだ。4か4+なら可能性あり、3なら可能性なしと考えたほうがよさそう。

息子のサックスは・・・「3」だった。
こりゃ無理かな。

続いて第2希望のトランペット 室に向かう。
学校は第3希望~第5希望くらいまでを選ぶ事を進めているが、息子は第2希望まで以外は考えにない。
トランペット は、その他の生徒みんな歓迎と言う人数制限のない楽器。
内容的には同じようなオーディション。そしてトランペットの先生は・・・「すっげ~!君良い音出てるよ!素質バッチリ!ぜひトランペットを選びなよ!じゃあ、新学期トランペット室でまた合おうね!」と笑顔で握手の手を差し伸べる。
。。。。息子はどう思ったかわからないが、親の目には先生の心が読めるよう。
「う~ん、第1希望がサックスで「3」か~むりだなあ。トランペットは制限ないからOKだから、励まして気持ちよくトランペットに入れるように盛り上げておくか!」というとこだろうか。先生、大げさすぎだよ~。(絶賛の割りに評価は「4」だし・・・)

希望楽器が終わったのであとは、出口で総監督の音楽の先生にカードを提出し、最終希望の確認をされ(問題がなければここで担当楽器が既に決定する)終了。

のはずなのだが、息子どうしてもサックスに心残りがあるよう。「さっきは先生のいった口の形がよくわからなかった。もう一度テストできないかな?」
じゃあ、出口の先生に聞いて、2度はダメなら諦めるとしてとりあえず聞いて見ようという事に。で、あっさりOKが出た。
2度目のテストを受けた後、先生は「う~んまあ、ぎりぎりってとこなんだけどねえ」としぶしぶ評価を「4」に書き換えた。(カードの数字以外に先生は個別に各項目の評価メモを手元に残している)

出口でカードを提出する。
「サックスは評価の良い上位8人なので、全員のカードを回収してから比較選考されますので、追って連絡します」。新6年生のバンド選択者は100人以上いるのだ。8人・・・

ここで偶然トランペットの先生が通りかかった。息子をみるなり「よ~天才ペッターの卵君、最終選択はトランペットにしたよね!」「サックスです」と息子。「え~!なんでだよ~!」。調子は軽~い先生だが、たくさんの子供を見た後でも息子のことを覚えていたのは評価。この先生のもとなら音楽の授業も楽しいかもね。

まあ、あとは待つしかない。息子「サックスに選ばれたい~!」と祈っている。
gakki

翌日「やっぱりトランペットがよかったな」え~~?
「ネットで調べたら、ジャズを演奏するのに使うミュート 、どうもトランペットのしか見つからないんだよね。将来ジャズを演奏したいから、やっぱりトランペットが良いかな」
おいおい・・・だったら2度目のテスト受けなきゃ決まりだったのに。

「じゃあ、何故サックスが第1希望だったの?」
「サックスは人数限定だから選ばれたかった」

・・・・限定レア物は確保したいって、コレクターの話じゃあないでしょうが!
結果は明日あたりに来ると思うが、さあどちらでしょう?
音楽の授業なんだから、向かないサックスに選ばれるよりトランペットが無難に苦労しないと思うのだけどね、親としては。
(どちらに転んでも、子供に教えてもらって私もやってみようという皮算用。フフフ)

さて、本日のTシャツはバンド物で、ハードロックバンドの「モトリー・クルー 」のTシャツ。
これはツアー記念などレア物でもなく、そこらのスーパーでも売っていたランセンス商品。
あっ、そういうバンドじゃないんだってば、中学校の選択「バンド」。