
息子、小学校の音楽の授業で今ROCKを学んでいると言う。
「えっ?ロック?」
「うん、今日はA君がU2とビートルズを持ってきてそれを聴いた。」
「へ~良いねえ。だけどそれもいいけどそういうのは家でもいつでも聴いているから、学校では別の音楽を教えてくれた方がいいかもね。」
「違うんだよ。ちゃんと歴史を学んでいるんだよ。」
ロックの歴史・・誕生はたしかビル・ヘイリーの「ロック・アラウンド・ザ・クロック 」とされているとか、そういう事?
「あのね、ロックの歴史の始まりはブルースなんだよ。」
ふーん、そうか、現代音楽ロックの始まりはブルース、ってとこから学ぶわけね。
ブルースといえば、ボブ・ディランの歌に「メンフィス・ブルース・アゲイン 」という曲がある。
で、メンフィスを訪ねた際、行っておきたかったのが、エルビス・プレスリ関連の「グレースランド 」と「サン・スタジオ」。


(グレースランド。お墓は写真の真ん中のがエルビスのもの)

(サンスタジオ)
そして、「ビール・ストリート 」。
ビール・ストリートには「ブルース博物館(現在は移転してここにはない。現在のブルース博物館はこのリンク)」
「ロック&ソウル博物館 」などの他、ブルースを楽しめるライブハウスなどが並んでいるのだ。

(ブルース博物館)

B.B.キングのBLUES CLUB もあるが、B.B.キングの店はメンフィスの他にナッシュビルとオーランド、そしてニューヨーク42番街店 まで構えているようで、いかにも観光地化な雰囲気かも。
このビール・ストリートで「ラム・ブギ・カフェ 」に入ってみた。
店内にはブルースだけでなく、ビリー・ジョエルやエアロスミスなどなどなど・・・ミュージシャンが使ったギターが、ずらりと飾られている。ハードロック・カフェみたいですねえ~。(ビール・ストリートにはハードロック・カフェもある)
ディープなブルースは味わえないが、気に入ったのでこの店のオリジナルTシャツも購入した。そちらのシャツはいずれ登場させるとして・・・(サンスタジオでもTシャツを買ったがもう手元にない)
本日のTシャツは、このメンフィスのブルースの観光地「ビール・ストリート」のお土産店で買った「BLUES JAM」Tシャツ。
ビール・ストリート。
虐げられた黒人労働者の音楽という、ブルースが生まれた本質とはかなりかけ離れた華やかな観光スポット化してはいるが、ブルース・マニアでもない私でも入りやすいのは結構な事。
現代アメリカ音楽の歴史を考えながら、ブルースやロックが商業化されたライブハウスやレストランが立ち並ぶ、こんな場所を訪れてみるのも、悪くはない。