93 横田駅伝 T | 今日もTシャツ@TEXAS

今日もTシャツ@TEXAS

コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

287

お正月恒例の大学対抗箱根駅伝。
今年は3校が途中棄権となったようで、シンプルそうな「走る」という事の意外な難しさを改めて考えさせられる。
といっても、今年の箱根を見られたわけではない。こちらではTV中継はないので、更新されるニュース見出しで状況を想像するしかない。

箱根駅伝は、もともと父が好きで毎年TV観戦をしていたのだった。
その頃はただ選手が走っているなあ~くらいで、お正月のBGV的に眺めるだけだった私なのだが、実は私がマラソンを始めた理由の一つに「箱根駅伝を見たこと」が加わっている。

それは91年の箱根駅伝。大晦日までにやらなければならない事があり帰省のタイミングを外した私は、いつもなら実家にいる1月2日に自宅にいることになった。
当時の「自宅」は、駅伝コース沿いのワンルームマンション。
なにやら外がにぎやかだなあ~とベランダから外を見下ろすと、駅伝の選手たちが走り抜けて行くのが見えた。ランナーたちはあっというまに走りすぎてゆく。
ああ、駅伝なんだ。父が見ていたのを思い出しつつ、TVのスイッチを入れ、走り去っていったランナー達の姿を追う。

そして・・・私の眼下を走り抜けていった選手のひとり、W大学のK選手が次の中継地点手前でフラフラになる姿がTVに映し出される。
順調に走っていたK選手、途中で靴の紐がほどけた。それをそのまま走り続けたせいなのか、調子を崩し今にも倒れそうに中継地点に向かう。
その姿と、そしてその他の選手の対照的なリズムに乗った気持ちの良さそうな走る姿。
この駅伝選手たちの姿がなぜかとても脳裏に焼きついてしまった。
それと同時に、自分の健康を懸念する気持ちやその他いろいろな理由が重なって、私は走り始める事にしたのだた。
駅伝選手の姿がなにより影響をあたえたので、突然走り始めた理由を聞かれると「箱根駅伝を見たら走るのが気持ち良さそうだったから」と答えていた。ウソではない。私を実際に動かしたのは、駅伝選手たちの走りなのだった。

ちなみに91年に私を動かした駅伝選手のひとり、W大学のK選手は、現在は今年も箱根に出場しているJ大学の駅伝チームのコーチとしても活躍されているようだ。

本日のTシャツは、駅伝もので、93年の「横田駅伝」Tシャツ。
この大会、駅伝部門と個人5km部門があり、私は5kmに参加で別のTシャツをいただいた。(6月6日に写真を掲載済み)この駅伝部門のシャツは会場で販売されていたので買ったもの。