
先天的体質と後天的体質の変化(慣れ)、そして現在の体質について。
と、大仰に書いてみたが、ここでの話は「酒が飲めるか」の話。
もともと私はアルコールには弱い体質だと思う。
そしてこの点に関しては、非常に強くDNAで受け継がれた遺伝を感じる。
母はアルコールがダメで、梅酒を自家製で手作りしたものをサイダーなどに混ぜてたしなむ程度が限度。
父方の親戚は、法事などで集まると飲んでたと思ったら次に見るとみんな一斉に気持ちよく寝ているという光景に驚いたりした。
で、私も基本的にアルコールには強くなく、すぐに眠くなってしまう。
アルコールが好きとか飲みたいというより、「飲む」場の楽しい輪に入りたいがため、お酒が飲める体質になりたいと思っていたが、「慣れ」というのは凄いもので、少しでも飲む機会が重なっていくと、気が付いたら飲み会の場を楽しめる程度には飲めるように体質が変化していた。
20代の頃の私の許容量は、ビール500ml程度。そこまでは楽しく飲めてそれ以上は青ざめる。
30代の頃は・・・う~ん・・・
「Drinking Club With Runnning Problem」つまり「走り中毒者のための飲み会クラブ」というランニング・クラブに入り、ジョッキの一気飲みができたりしたので、この頃の許容量はかなり増えていたと思う。
その後子供ができアルコール摂取を絶ち、そのまま特に飲みたいとも思わなかったのでかなりの期間アルコール・フリーで過ごしたら、後天的慣れによる体質はきれいさっぱりなくなり、元のアルコールがダメな体質に戻ってしまった。
最近は、ワインを一杯飲んだだけでとんでもなく辛い状態になってしまう。弱いというより、もう「飲めない」域。
飲めないので、アルコール中毒になったり飲酒運転になったりなどという可能性がないのはいいのだが、パーティーなど飲みながら楽しむ集まりでは手持ち無沙汰で楽しめないし、なんだか「人生の楽しみ」の一部を味わわせてもらえていないような、何かが欠けている淋しさがしないでもない。
クリスマス・ギフトのシーズン。新聞や郵便にギフトカタログがたくさん混ざってくる。
その中に「ツイン・リカー」というオースティンではあちこちに店を持つ酒屋さんのカタログが入ってきた。
何気なく見てみたら、写真がなんとも美味しそう~。

カクテルやワインなどをオシャレに楽しんでみたいなあ~とこういう写真を眺めながら思う。飲めないから、ムリ。
どこそこのどのワインが美味しいとか、どのカクテルは何と何をミックスとか、そういうウンチクを語れるなんてかっこいいなあ~と思うのだが、ムリ。
オシャレな広告写真を眺めつつ、そこから膨らむイメージだけしばし楽しんでため息~。
写真が上手いなあ~というのもあるが、このカタログで私が「おやっ!」と気を引かれたものがもう一つ。

飲める人はこういうギフトセットを貰うと嬉しいのだろうか?と眺めていたギフトセットの中に布製のものが・・・(写真の矢印の物体) これは、もしかして・・・
中身の詳細を確認したら、やっぱり!
この店のオリジナルTシャツだった。
へ~、こういう店でもオリジナル特製Tシャツというのを作っているものなんだ~。
ちょっと意外に思えて驚いた。こういうセットでTシャツが入っていて喜ばれるのかは・・・う~ん?
本日のTシャツは、このTシャツと言いたいところだが、このTシャツ入りギフトをいただいた事もないので・・・
サンフランシスコの地ビール・メーカー「アンカー・スティーム」の「リバティ・エール」のTシャツ。
Jさんからサンフランシスコ土産にいただいたもの。ここの工場では見学とテイスティングのツアーもあるらしい。
飲む機会の増えるクリスマスや忘年会シーズン。
♪12月は**で酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ~
そんな歌を嬉しそうに歌えるのが、ちょっと羨ましいような、「ゲコ」な今日この頃の私。