
本日のTシャツは、今日10月14日の日付の入った「カレンダー・シリーズ」。
01年の「THETA BREAKERS RUNFORTHECHILDREN」の参加Tシャツ。
01年と今年は曜日が同じらしく、今年のこの大会も本日10月14日に開催だ。
現在は5kmレースしかないようだが、当時は10kmと5kmがあった。
この大会も、2日前に書いた「GO WITH THE FLOW」と同様の、スタンフォード大学構内を走る大会。
こちらは、恵まれない子供たちを助ける非営利団体をサポートするチャリティ・ラン。
この大会の行われる週末は、スタンフォードのホームカミング、卒業生の同窓会も行われているためか、大学構内のイベントでも参加者数が多い。
スタート・ゴールはフットボール競技場で、コースは構内をツアーするような形。
スタンフォード大学は一流有名校なので、大学のTシャツは街のあちこちでお土産用にも売られている。
スタンフォードの近くに住んでいた記念に大学のTシャツも買っておけばよかったかなと思うが、それよりもスタンフォード/パロアルトの記念に買っておきたかったが買い損ねたTシャツがある。
それは、スタンフォードから遠くないところにある「ピザ・ア・ゴー・ゴー」というピザ屋さんのTシャツ。
PIZZA-A-GO-GOという店は、店内がサーフィンやロックミュージックなどのデコレーションで飾られたカジュアルなピザ屋。東京では、原宿などでいかにもありそうな店である。
東京では珍しくない店、というせいか、パロアルトでこのピザ屋が好きだった。
で、このピザ屋で、店のロゴが入ったTシャツが売られていて、欲しいなあと思っていたが、ピザ屋で「Tシャツください」という事に躊躇してしまい、機会を逸したままオースティンに引っ越して来てしまった。
こういうちょっとした飲食店などで売られているTシャツ、いったいどれくらいの人が買うのだろうか?
「ハードロックカフェ」や「プラネットハリウッド」など、記念品が大々的に売られているような店は置いておいて、中小規模の店で、店の壁にTシャツが貼られていて「Tシャツ**ドル」などと書かれているような、さりげない「店オリジナルTシャツ」の話である。
こういう店オリジナルTシャツがあること、売られていることすら、気にとめる人は多くはないはずだと思う。
でも、Tシャツマニアの私はもちろん気がついてしまう。が、こういうところで「パスタとコーラと、Tシャツください」とTシャツを購入するのは、多分ほぼ誰もいないのではないかと思え、恥ずかしくて言いづらい。
この「PIZZA-A-GO-GO」店頭では、ピザのスライスとTシャツで5ドルという「Tシャツ・ディール」というメニューも用意されていた。
これなら「Tシャツ・ディールで**ピザ下さい」と頼めばいいのだが、好きな人の名前を口に出して言うのが恥ずかしい乙女心(?)のような感覚で、「Tシャツ」の一言がどうも言い出せなかった。
先日掃除をしていたら、本の間に挟まれて「ピザ・ア・ゴーゴー」と姉妹店「ピザ・マイ・ハート」のクーポンが出てきた。「Tシャツ無料プレゼント」というクーポンもついている。

このクーポンはもちろん有効期限切れだが、今度パロアルトに行く機会があったら、「ピザ・ア・ゴーゴー」へ行ってTシャツを買おう。
そう思っていたが、どうも現在は「ピザ・マイ・ハート」しかパロアルトには残っていないよう。
多分、もうパロアルトには行く事はないかもと思いつつ、何かやり残したことがあるとその街との縁が終わっていないような気分になるので、このTシャツを買い損ねたの事は悪くないような気はしていたが、すでに幻の夢となってしまった。
って、スタンフォード大学があるアカデミックでノーブルな街とのつながりが「ピザ屋のTシャツ」じゃ、なんだかなあ・・ではあるが。
「ピザ・マイ・ハート」ならぬ「Tシャツ・マイ・ハート」。