93 NYCマラソン完走T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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15年程前、週末にひどい歯痛に襲われた。
歯だけではなく頭にもガンガン響くひどさと、腫れで顔まで変形したので、区の「休日診療当番医」のリストを見て歯医者に駆け込んだ。
駆け込んだ先は、ご年配の先生がレトロな診療設備で開業されている歯科だった。
「う~ん、何が原因かわからない」と言われ、「とりあえずこれかなと思うの治療します」というような事になった。

その先生が「わからない」のだし、休日当番だから訪ねたが遠かったので、別の歯科に通うことにした。
こんどは通うのに非常に便利な場所、というところのドアをたたいてみた。
そこは、前述の歯科と正反対の、開業したての新しい歯科だった。出てきた先生は、大学出たばかりのような若さ。
ここで親知らずを抜いた。先生、「ひや~お裁縫より難しいよ」(実際にこう言った!)と汗だくで奮闘。もしかして、私が最初の患者だったのだろうか?
翌日、新潟のトライアスロン大会に出かけたら、縫合がほどけてきて口の中でわかめ状になってしまった。もともと海での泳ぎは不安だったのに、この気になる状態で泳ぐのは辛いと、なかばパニック状態。地元の救急で治療してもらえる歯科をランニングクラブの仲間のみんなが探してくれた。が、その日地元の医師会会合があり、歯科医もみんな留守。やっと見つかった離れた歯科にランニング・クラブの友人の運転で連れて行っていただいて、応急処置。(本当お世話になりました)

次の治療でその報告をしたら、なんだか先生しょんぼり・・・
その時点で医者を変えるものだったのかも知れないが、時間的にそこしか無理だったので治療続行し、ルートカナルも受けた。治療後のレントゲン確認で、先生はかなり満足げだった。
その後、別の歯科に行く機会があり、そこで確認してもらったが、治の仕方に問題はなくちゃんとされていると言われ、一安心。

が、それから10年以上がたち、渡米後、別の歯の治療で米国の歯科外科を訪れた際、その若い先生の治療跡を「このルートカナルがどうも疑問」と言われた。が、痛みなど不都合はないので、とりあえずそこはそのままに。
そして昨日、固めのパンを食べていたら、その例のルートカナルした歯のクラウンをポコっととれてしまった。
主治歯科医に駆け込み、もとに戻してもらう。その際、また指摘された。「この歯のルートカナル。問題があるのよね~」トホホ・・・

「私が始めての患者かよ~」と思った時点で、「お裁縫より難しいよ」と言われた時点で、別の歯科に変えるべきだったのだろうなあ。
教訓。医者は腕で選びたい、目先の通院の利便さだけで選んではいけない。
ということだろうか?

本日のTシャツが93年のニューヨーク・マラソンの完走Tシャツ。
歯医者の話でなぜこのシャツが?というと、このデザイン、開けた口の「歯」みたいに見えて仕方がないから。
セントラルパークを取り囲むビル郡、なのだろうけど、どうしても「歯」に見えて、私にはあまり嬉しくないデザインだった。