
ハリケーン「ディーン」が、ジャマイカを通過し「カテゴリー5」に勢力を増しメキシコに向かっている。
「カテゴリー」は、風速などの強さからランク付けされるもので「カテゴリー5」が最大である。2年前にニュー・オーリンズを中心に大きな被害をだした「カトリーナ」は、ニュー・オーリンズに上陸時にはカテゴリー3であったのだから、カテゴリー5が上陸となるとかなり危険が予想される。
予想進路は、ユカタン半島にカテゴリー5で上陸しカテゴリー2に勢力を落とし、その後海上に抜けた際に再び3まで勢力をあげて再度メキシコに上陸、と見られている。
しかし、進路が予想よりずれると、テキサスの南部がハリケーンの影響を受けることになる。
カトリーナの悲惨さを教訓に、今回、国は早くから非常事態令を出し、いざという時にはすぐに人力・物資の移動ができるように準備した。
例えば、スクールバスや観光バスを避難用に、被害が出る可能性のある街近くに既に集結させている。
このバス、それぞれに軍のGPSを配置、バスの車体にはバーコードを添付、非難勧告が出てバスが始動する際には、乗車する際にひとりひとりバーコードのついたリストバンドを配付する。
これは、カトリーナの時、市外に避難した人々がバラバラになり、どのバスがどこに行ったのか、家族がどこにいったのかすらわからない状態になってしまったからだ。その混乱から学んで、避難バスや人々の所在がすぐにトラッキングできるシステムが導入されたわけである。
バスの運転手達は、バスのそばで待機中。テキサスには多分上陸しないであろうという状況の現在は「いつどの段階でバスを解散させるか」が検討される段階のようだ。
今回の早めの避難サポート体制は、幸い実際に使われることなく終わりそうだが、政府は「今回は予行演習として意義があった」としている。
ハリケーンは、毎年シーズン最初に発生したものからAで始まる名前がつけられ、以降アルファベット順に名前がつけられる。今年はまだEやDの時期にすでに「Eran」がヒューストンなどに大雨をもたらし、「Dean」がカテゴリー5。これからまだまだハリケーンのシーズン。備えあれば・・・である。
さて本日のTシャツは、サッカーJリーグの「名古屋グランパス・エイト」のTシャツ。
なぜハリケーンの話からJリーグなのかというと、このシャツ、Jリーグ開幕当時にリーググッズを作成販売していた「ソニー・クリエイティブ・プロダクツ」の「カテゴリー1」ブランドのシャツだから。
当時Jリーググッズを扱う店が「カテゴリー1」という名前だったのだが、ファンが集まる「特等席」という意味から撮られたのだったかな?
現在カテゴリー5のハリケーン「ディーン」。
ハリケーンは、暖かい海上で勢力を増し、陸地に入ると勢力が衰える。このまま予測どおりだとユカタン半島はカテゴリー5で直撃を受け、その上空で勢力が衰えていくと見られる。
早くカテゴリー1、そして低気圧になり消滅して行ってほしいものだが。