
現在フランスで行われている、自転車のステージレース「ツール・ド・フランス」。
オースティンのランス・アームストロングが連勝していた頃にはTVで観戦したりもしたが、ランスが引退後は、ニュース記事を目にする、くらい。
ランスが所属したディスカバリー・チャンネル・チームは今でもオースティンをベースにトレーニングしているから、チームを応援すれば良いのだろうけど。
ツール・ド・フランスでも、他のスポーツ同様ドーピング検査がある。過去にもこの検査で陽性が出た選手がいたりしたが、今日のニュースを読んで驚いた。
カザフスタンの選手が、ステージ優勝後のドーピング検査で2種類の赤血球が発見され、禁止されている「輸血ドーピング違反」が発覚。チームがレースを棄権した、というもの。
ドーピングで見つかるのは、ステロイドなどの筋肉増強剤や、精神を高揚させたりする系統の薬物かと思っていたが、「輸血ドーピング」というのがあるのか。
確かに赤血球が増えれば、体内の酸素供給が向上し運動能力があがりそうではあるが、そういう効果を狙ったものなのだろうか?
市販サプリメントの鉄剤などは、牛のヘモグロビンだったりするのだけど、そういう鉄剤を摂っても検査に引っかかるのだろうか?
そういえば、ランス・アームストロングがオースティンでトレーニングしていた時、花粉が多いオーステインでは花粉症が出てしまうのだけど、花粉用の薬を飲むとドーピング検査で引っかかってしまうので、花粉シーズンも薬も飲めずに乗り切るしかない、と語っていたらしい。
プロのスポーツ選手は、やはり素人には想像もつかないようなとこで大変なんだろうなあ。
本日のTシャツは、2001年、ランス・アームストロングが3度目のツール・ド・フランス総合優勝を果たした時に、オースティンのランニング専門店RUNーTEXが作った、優勝祝福Tシャツ。
このあと、ランスは2005年まで7連覇を果たした後引退された。
まだランスが引退前、ツールのシーズンにこのシャツを着てスーパーに買い物に行ったりすると、知らない人からも「I like your shirt ! 」などと声をかけられたりした。
ランスはオースティンのヒーローなのだ。
今年のツール・ド・フランスは、最終の20ステージ、29日までレースが続く。
今日現在15ステージ終了で、ディスカバリー・チャンネル・チームはチームとしては2分53秒差で2位につけている模様。