
オースティンには、私が思ったより多くの日本人が住んでいるように思われる。しかし、我が家の近辺地域にはあまりいない。
日本人がほとんどいない中で、今日スーパーで買い物をしていたら、近辺に住む中で私が知っている唯一の100%日本人家族を見かけた。(他の日本人の家族は、我が家のように夫がアメリカ人などという構成の、家族がみんな日本人ではない家庭しか知らない)
何年も住んでいるが、スーパーでお見かけしたのは初めてだなあ~と思っていたら、スーパーのBGMで突然流れ出した日本語の歌声!坂本九さんの「上を向いて歩こう」が流れている。アメリカでも「スキヤキ」のタイトルでヒットした曲だ。
えっ?なぜ「上を向いて歩こう」がBGM?驚いたのは、日本人がそういるわけでもないのに坂本九が流れていた事と、それまで店にBGMが流れていたという事にも気がついていなかった事に気がついたことだった。
う~ん。まさかあの日本人家族がいたので日本の曲を流してくれた、というのではないよね。彼らが店にリクエストして訳でもないよなあ。スーパーのBGMリクエストなんてないはずだし。
単なる偶然だろうけど、日本の方を珍しくお見かけした直後に、更に珍しい坂本九BGMで、驚いてしまった。
というわけで、スーパーで思わず口ずさんで歌った坂本九さんを偲んで、本日のTシャツは「九」番が背番号の「2000年夏のラクロス・リーグ」シャツ。
厳密には、袖なしのタンクトップなので「T」シャツではない。
背番号の9は、日本では「苦」と読めるのだけど、米国では「Cloud 9」は至福、「on cloud 9」で至福の状態、有頂天というような意味になる。こういう時、日米どちらかの良いほうで縁起かつぎの解釈をすることにしている。
坂本九さんが、CLOUD9な雲の上の天の国で、安らかな微笑みで地上を見おろされている、かも。などと思ったりしてみる、今日。