94 NYCマラソンメキシコ T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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図書館もネットやPCでずいぶん便利になった。
自宅PCでキーワードを入れれば関連書物が探せ、貸し出し状況がわかり、貸し出し中なら返却された際にキープしておいてもらう予約も簡単にできる。
それよりありがたいのは、借りた物の返却期限数日前にお知らせメールを送ってもらえる事だ。これのおかげでうっかり返却を忘れたり、慌てなくてすむ。

地域の図書館は貸し出し期間が2週間。それだけあれば見られるだろうと借りたDVDが見られないでいるまま、メールが来て慌てて見るという、別の「慌てて」は起るのだが。
昨夜、返却期限知らせが来て、あわてて「BABEL」を見た。菊池凛子さんがアカデミー賞にノミネートされた作品なので、興味があった。

映画については、これからご覧になる方のために詳しく説明はしないでおく。
独特の雰囲気にうまく入れれば、面白い映画だと思った。
身近に感じるかと思った東京の部分が、どうも距離感を感じ、新宿の景色だとわかるのだけど、「懐かしい」感じがしなかった。なぜだろう?
逆にとてもリアルに感じたのが、メキシコの国境を米国側に渡ったあたり。菊池さんと共にアカデミー賞にノミネートされたアドリアナ・バラッザさんの演技が良かった。映画の舞台はカリフォルニアの国境なのだが、テキサスもメキシコと国境をはさむ地域である。ストーリーがとてもリアルに感じられた。私はもう東京よりテキサスの人なのかなあ。
テキサスにもメキシコ人(ヒスパニック)は大勢いるので、よくスペイン語が耳に入ってくることがある。何を話しているのかさっぱりである。この、聞いてもさっぱりな言語、それがこの映画の「キー」なのである。

私の評価は、5段階で4というところかな。私は見てよかったと思ったが、好みがわかれそう。独特の雰囲気が合わない人がいても驚かない。

一緒に借りてきた「トレインスポッティング」は早送りで流してみたが、見るのは諦めた。というより、この映画、数年前にTVで見たらしいことを思い出した。だが、ほとんど記憶がない。
イギリスのパンクの香りが漂う映画で、若い頃見ていたらかなり気に入ったのではないかと思うのだが、年をとってから観たので、入り込めなかったのだと思う。なんだか残念。
しかし、この映画のサントラ盤は大好きだ。イギー・ポップやブライアン・イーノ、ルー・リード等が収録されている。このクレジットだけでもどういう雰囲気か想像できる、かな。
時間があれば、もう一度観てみても良かったのだが、BABELさえ、閉じてしまうと即寝てしまう目を閉じないように「がんばって」観たので、もう睡魔も限界だった。

眠かったが、BABELは眠気に勝った。ちょっと妙な雰囲気が漂う(特に日本の部分)独特なタッチで、味のある映画だった。

本日のTシャツは、BABELでメキシコ国境シーンが一番印象に残ったという事で、メキシコもの。
94年にニューヨークマラソンを走った際、メキシコのランナーとTシャツ交換して手に入れた「NYCマラソンメキシコTシャツ」。
メキシコのランナーたちは、「メヒコ!メヒコ!」とみんなで叫びながら走っていたりして、パワフルだった。

BABEL、日本で現在公開中。日本に住んで日本で観ると、この日本部分や菊池さんは、違った印象に見えるのだろうか?