
日本のアニメが米国で人気なのは、なんとなく嬉しい。アニメ番組を子供が見ていて、ちょこちょこと日本語の単語や、日本語で歌われるアニメ主題歌が流れると、こうやってアメリカの子供たちが日本に知らない間に親しみを持ってくれれば良いなと思う。
今息子が好きなのが「NARUTO」である。一緒に見ていると、出てくるキャラクターのはちまきに「油」と書いてあったり、顔に「愛」と書いてあったりする。こういうので漢字の入ったTシャツなどが出回ったりするのだろうか。
漢字が人気なのはわからないでもない。最近見たTシャツで、思わず着ている人に「それはどこで手に入れたのですか?」と尋ねたくなったのが、猿の絵の横に「コーヒーはもうたくさん」と日本語で書いてあるTシャツ。コーヒー嫌いの人が、意味を知っていて着用されていたのだろうか?
電気店で「NARUTO」のNINTENDO DS用ゲームソフトを見つけた。パッケージが日本語で、「外国語を含む」という注意書きのステッカーが貼ってある。息子も「NARUTOのゲームはまだアメリカで発売されてない」と言う。そこまでで充分、これは日本製品の輸入物である、とわかるものなのだが。なぜか「一部が日本語」と思い込み、息子に買ってしまった。私は日本語読めるんだから、わからない部分は説明してあげればいいかと。
大失敗・・・
ソフトは、完全な日本製品を輸入しただけのもの。説明書もゲームの中身も全部日本語。
そして、ゲームをやらない、このアニメを知らない、私には、説明書の「日本語」がチンプンカンプンなのだ。
「単体攻撃の奥義の場合には、予備動作を敵に当てると奥義発動になります」・・・???
数年前、同じ経験をしたものがあった。「遊戯王カード」である。
子供たちの間で、ポケモンや遊戯王のカード交換が流行った。日本に出張した夫が買ってきた日本語の遊戯王カード、これの日本語を英語で説明してと息子が持ってくるのが頭痛の種だった。
「指定した自分の墓地の<墓守の>という名のついたモンスターカード1枚を特殊召還する。このカードの発動は<王家の眠る谷ーネクロバレー>によって制限されない」・・・???
なんだか昔の、英語を直訳したがためにわかりにくくなったパソコン関連説明書のような日本語に思える。
さて、「NARUTO」ゲーム。「大クモを倒す」などという簡単な部分は、説明なしでも遊べるようだが、う~ん、そのうち諦めてしまい、英語版が出たらまた買うはめになりそうな予感。
それより、全部日本語の輸入版が、普通の店にアメリカ版ゲームと並んで普通に売られているというのが驚きだった。そんなに日本人が住んでもいない場所の電気店。日本に輸入英語版があるのより、ここで日本語がわかる人は相当少ないと思うのだが。
本日のTシャツはゲームもので。
06年、ケロッグのお菓子「YOGOS」とX-BOX360のコラボTシャツ。
ケロッグ社が、お菓子やコーンフレークの宣伝にX-BOXゲームとタイアップしたキャンペーンの一環で、対象製品となるお菓子のバーコードを3枚送ればTシャツが送られてくる、というので手に入れた。
非売品なのが私には魅力だった。が、送られて来るまでデザインがわからなかったのだが、緑の渦巻きプリントが前身ごろだけで、サイドで突然ぷっつり切れているのがどうも、いただけない。
ちなみに、X-BOXやPSやゲームキューブといったゲーム機は、我が家には今のところ、住み着いていない。
一度ハマるととことん追求してしまう私には、ゲーム機は危険すぎるので、手を出さないでいるのだ。