サンフランシスコB2B 大会T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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オースティンは激しい雷雨に見舞われている。今夜から予定だったキャンプは明日からに日程が短縮。
雷を伴うなら話は別だが、基本的にランニング大会は雨天決行。ランナーは晴耕雨読ならぬ、晴走雨走。

雨の中を走った大会で印象深いのが、02年のサンフランシスコでの「BAY TO BREAKERS 」という12kmの大会。
この大会、仮装ランナー も多く、お祭り的な楽しい大会 である。

そして、この大会を素っ裸で走ろうという「BARE TO BREAKERS 」という人達がいる。裸で公共を走るのはもちろん違法。だが、この大会を走れば必ず全裸ランナーは目にするのではないか、という数の裸ランナーが走っている。
この人たち、警察の姿を見たらさっと着られるように、帽子の中やウエストバッグにランパンなどを隠し持って走っているのだ。
私も目撃した。本当に全裸!。が、自分自身も走りながら目撃するのは、前を走ってる姿(後姿)なので、追い越して振り向いて見ない限り「最も衝撃的な箇所」は見えない訳だが。

02年のこの大会が雨になった。雨の中を走るのは嫌いではないが、この時は子供をベビージョガーに乗せて参加していた。幼児というのはじっと座っているのが嫌い。降りて走りたがるので、仕方なくダー!っとダッシュしては止まる子供の、結局は歩くようなペースで行く。濡れながらゆっくり進むうち、ものすごく寒くなってしまった。

寒さに耐えながらゴールしたあと、そこからが辛かった。
この大会はA地点からB地点に走るコース。A地点付近で駐車した車に戻る人々のため、シャトルバスがB→Aへ出ている。
ゴール後、シャトルのバス停まで歩いて愕然。そこには長~い列が。
濡れて寒いまま、バスを待つ時間はどれほどだったのだろうか。実際の時間よりも長く感じる、かなりつらい時間だった。

ようやくバスに乗って座ったら、しばらくしてプラスティック製の座席は水溜りの中に座ってるような状態。ランナーの服からポタポタ落ちる水が座席に溜まってしまったのだ。気持ちが悪かったが、満員バス、もう立つことはできない。

こんな我慢大会のような経験をしても、終わってしまえば「いやあ~あれは辛かったね~」と笑って話せる「走ってよかった思い出の大会」になる。こんなランナーの気持ちを理解できない人も多いことだろう。

理解できないといえば、そのシャトルバス内で裸ランナーの話題が起った。その時、ひとりの男性が小さな声で「実は僕、裸で走りました。そりゃあ~恥ずかしかったですよ~」と、本当に恥ずかしそうに告白した。
恥ずかしい思いをしながら裸で走り、しかも黙っていてもいいものをバスの中の見知らぬランナー達にわざわざ告白した男性。
私にも「なぜ?」であったりする。
ランナーとは、そういう不思議な人種である。・・のか?

本日はその02年「BAY TO BREAKERS」参加Tシャツ。普通ならゴールした人はFINISHERとなるとこだが、「I SURVIVED(私は生き残った!)」の文字が背中側に書かれているのが、なんとも大会の思い出にピッタリ。