千葉市TRPGサークル 活動記録 -22ページ目

千葉市TRPGサークル 活動記録

サークル活動記録です

■第23回 活動記録

Ⅰ実施日:2016年7月24日(日)

Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:花園公民館

Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計11名
 乙ハヂメ、こてつ、美緒、量産型小市民、ヨッシー、オガワン、TOTO、lamancha 、かえで、ガリュー、陸

Ⅴ活動内容詳細
 セッション2卓実施。

詳細は下記の通り。

ⅰ)「アリアンロッド2E」(GM:量産型小市民)

シナリオ『幽霊戦車』


○今回予告
グランフェルデンに位置するヘクローの森。
あるとき、平穏だったこの森に、謎の怪物が現れだす。
怪物は鋼鉄の肉体を持ち、草木を踏み荒らしながら森をさまよう。
それはアーシアンたちの故郷において、戦場を颯爽と駆ける兵器・・・戦車!

かくて、平穏な森は魔境と化した。

アリアンロッド2E
『幽霊戦車』

冒険の舞台が君を待つ!


○PC紹介

①アキタ=トオル(シーフ・ガンスリンガー)
14歳、男性のアーシアン。
中学生なのにバイクを(手押しで)乗り回すナイスガイ。
妖精キュウベエに連れられてエリンに来た。

②ジャック・プリスキン(メイジ・メイジ)
35歳、男性のアーシアン。
中国製のスマホでポケモンG○をやっていたところ、スマホが爆発。
気が付くとエリンにいたとのこと。

③アッシュリー(シーフ・ダンサー)
15歳、女性のヴァーナ(狼族)。
「意地汚く搾り取れ」が家訓だった騎士の家に生まれた。
「鉄の馬に乗った人が運命」と天啓を受けたため、
トオルから搾り取ろうとついてきている。

④リリ=ララ(ウォーリア・サロゲート)
628歳、女性のディーバ(エルダ)。
騎士団から修行の旅に出て今に至るらしいが、
果たして今もその騎士団が存続しているかは謎である。
驚異的な守備力を持つガチタンク。

⑤カコ(アコライト・セージ)
20歳、女性のドゥアン(有角族)。
天啓に導かれて現在修行中。
鉄壁のプロテクションを持つパーティの生命線。


○セッションのハイライト

その1:
ラスボスが顔見せして攻撃してきた!(攻撃力はクライマックスと同じ)
→リリ&カコ「ダメージは、0だ!」

その2:
アッシュリー「あたし、罠の位置わかるけど解除方法わからんわー」
トオル「俺、罠の位置わからんけど解除できるぜー」
アッシュリー「ほんならよろしくー」

その3:
荷物置き場と化すトオルのバイク。
結局、最後までトオルがバイクに乗ることはなかったのであった。

その4:
ジャックの≪エアリアルスラッシュ≫最大火力!
ラスボスのHPは半減した!

その5:
カコ「クライマックスでラスボスに殴られたけど、プロテクション&ポーション&ヒールで全回復しました」
ラスボス「だめだこいつら…何ともならない…orz」



ⅱ)「ダブルクロス The 3rd Edition」(GM:乙ハヂメ)


シナリオ「Welcome to The Narragoniam」


▼トレーラー

『われは知る、テロリストのかなしき心を―――』

これは、哀しき革命の物語。
徒党を組むは、爪弾き者共。
誰も勝ち目など信じちゃいない。
理想郷など、夢のまた夢――

人の身に生まれながら、人として生きられなかった獣共。
人の心を持ちながら、人として受け入れられなかった者共。
彼らは今、反逆の狼煙を上げる。
誰の為でもない、ただ自らが自分らしく生きる世界の為に。
其れが例え、脆く儚い、夢物語であろうとも。

ダブルクロス 3rd Edition
『Welcome to The Narragoniam』

ナラゴニア――
其れは、あらゆる阿呆が流され辿り着く、阿呆共の理想郷。



【ハンドアウト&PC紹介】

PC1:“犯罪の子<マッドラピス>”山田 潤/PL:かえで
   ソラリス/ウロボロス UGNチルドレン/高校生 Dロイス:賢者の石

最近、君の回りでは吸血鬼の噂で持ちきりだ。学校でもクラス中が噂をしている。
なんでも、とびっきりの美女が夜な夜な生き血を啜っているのだという。
最近、血を枯らした変死体がいくつも見つかっている所為で生じた都市伝説の類だろう・・・
君はそう思って、別段気にしてなどいなかった。
そう。彼女に会うまでは・・・

シナリオロイス:“吸血姫<ドラキュリア>”畑柳 倭子


父親がテロの冤罪で捕まってたり、賢者の石が生えてきちゃって微妙な立ち位置だったりで、
過去一度UGNを脱走した過去を持つ。

UGNや、自分自身の在り方に疑問を抱えたキャラクターだったので、
今回のシナリオにピッタリのPC1でしたw

煮え切らなさをヒロインに「意気地なし」と揶揄されながらも、
最後はしっかり自分の生き方を手探りながらも前向きに探していこうという様で〆られたのが
らしくて良かったなぁと。

戦闘では《交渉》型アタッカー。恐怖の言葉責め使い。
クライマックス戦闘時にHPが200近くあった楯役を一瞬で蒸発させられました。



PC2:“黄金錬成<アルス=マグナ>”岩井 三郎/PL:ガリュー
   ブラム=ストーカー/モルフェウス 探偵/探偵 Dロイス:錬金術士

最近、様々な事件現場にはある共通のメッセージカードが残されている。
猟奇的な殺人事件、神隠しの様な誘拐事件、謎の器物損壊事件・・・
まるで共通点の見えない事件の数々。それらを繋ぐのが、現場に残された、版画絵を用いたメッセージカード。
木版画が刷られたカードには、たった一文、『ナラゴニアへ行かねばならぬ』そう書かれている。
君は、その事件の調査をUGN支部長・二階堂銀子より命じられる。

シナリオロイス:ナラゴニア事件


黄金錬成まで成功した錬金術の極みにいる存在なのですが。
何故か金銭にがめつい直感型探偵。

シナリオにおいては任務に対して淡々と挑む仕事人枠。
マキャベリストでもある支部長・銀子さんと仕事上での相性は良いのか、
お互い利のある取引が出来ましたw

探偵ながら【社会】は低く、情報戦は苦手のようでしたが……
有り余る財産点=金の力で判定を成功させる、意味強みを活かしたムーブが印象的です。

戦闘では、他3名ほどの派手さは無いものの。
《射撃》型アタッカーとして安定した打点をキープし、パーティーの戦線を維持されておりました。


PC3:“飢えし軍略家<インヘイルスイッチ>”幸ヶ原 灰音/PL:美緒
   ノイマン UGNエージェント/大食いアイドル Dロイス:起源種

君に命じられた新たな任務。
それは仲間を疑うという仕事だった。
UGNに協力するイリーガルにして、FHへ潜入しているスパイ。
彼には最近、FHからの二重スパイではないかという嫌疑がかかっているらしい。
君の任務は、彼の容疑を明らかにし、結果如何では相応の対応をする事。
全く気が重い任務だが、命令なら仕方がない。君は渋々、気の進まない任務に臨む。

シナリオロイス:“案山子<スケアクロウ>”岡田 道彦


レネゲイドの力で常人を圧倒的に上回る代謝能力を持ち、
その結果不通の人間以上に「腹が減る」事になってしまった彼女。
そんな彼女は、「食う」ことが喜びであり楽しみであり、
それを生業とするべくお大食いアイドルとして活躍しているのだった!

さて、そんなネタを引っさげてきた訳ですが。
シナリオは複雑な感情を向けることになる相手への対応というもの。
ドライながらも情も感じられる、食べてばっかりの様子とはまた異なるアダルトなロールをしてくださいました。

また、判定でも戦闘でも猛威を振るったガチ支援特化。
アタッカー2人とは思えぬ大火力、その全ての原因。コワイ。



PC4:“成功体<ザ・ファーストステップ>”馬酔 要/PL:Lamancha
   ブラックドック/バロール UGN支部長/警備員 Dロイス:機械化兵

“阿呆船<シップ・オブ・フールズ>”。FHに潜入したスパイからの報告で、最近の活動性が報告されたセルの名。
君はそのセルの本格的な調査を依頼される。
任務である以上仕事をこなすのは当然だが、今回は私情もあって君は何時になく熱心だ。
あの男が生きている――
UGNに流れる噂に、君の心がざわつく。
確かに君が倒したはずのFHエージェントが、再び阿呆船で暗躍しているというのだ。
君は己の心の平穏の為、魔人を再び討つべく動き始める。

シナリオロイス:“阿呆船<シップ・オブ・フールズ>”


小児白血病を契機に肉体を機会化させた御仁。
後天的」に「人から人でないモノ」になった、という、今回のテーマと好対照な存在であり、
敵側のイデオロギーと真逆の哲学を持った、アンチテーゼとしてのムーブをしっかりこなしてくださいました。

お陰で、「敵はぶっ潰す」という目的から全員の軸がブレること無くセッションを進めることが出来ました。
うむ、チームリーダーにしたのは間違いなかったw

戦闘では、専任タンク。
あまりのダメコン&鉄壁ぶりに、GMの心が先に折れたね!


【所感】

■シナリオに関して:

本作のテーマは、『先天的社会不適合者は、そもそも生まれてきたのが間違いなのか?』
という問いかけでした。

一般社会では決して受け入れられない、逸脱した力や精神構造、欲望といった業。
それらを生まれながらに持ち、人として生きようとも受け入れられなかった存在。
そんな彼らが反逆を起こした時、PCたちはどのように対応するか?

そんな、シナリオメイク時の私の問いかけに対して、
各PC・PLたちが答えをしっかり示してくれたセッションだったと思いいます。
「嫌なら社会か自分を変えろ。社会を変えたいなら手段を考えろ」、と。

とはいえ、盗人にも三分の理、という訳で。
彼らの弁に揺らいでしまう心情を、主人公枠たるPC1には演じてもらえるようなシーンを準備しておきましたが。
見事その心情をロールいただけたと思いますw


■システム面に関して:

エネミー、もっと、だいぶ強化してても良かったな!と。

あそこまでエネミー側が封殺される事態は稀ですよ!w
割りとガチめでバランス調整したつもりでしたが……
ミドルもクライマックスも、兎にも角にも相性が悪すぎた……

100点ボーナス付けて皆様とまた卓を囲む際は、単純な火力やタフネスだけでなく、
様々な嫌味なエフェクト&Eロイスを積んで挑みたいと思いますので
その際は改めてよろしくお願いいたします!


(2016/07/25:更新完了)
■第22回 活動記録

Ⅰ実施日:2016年6月12日(日)

Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:千葉市生涯学習センター

Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計9名
 乙ハヂメ、こてつ、量産型小市民、ヨッシー、オガワン、フジキ、lamancha 、かえで、ガリュー

Ⅴ活動内容詳細
 セッション2卓実施。

詳細は下記の通り。

ⅰ)「トーキョーN◎VAーX」(GM:ヨッシー)

ⅱ)「天界戦記WINGWALTZ」(GM:フジキ)


(2016/06/17:一時更新)
■第21回 活動記録

Ⅰ実施日:2016年5月22日(日)

Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:千葉市中央コミュニティセンター

Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計10名
 乙ハヂメ、量産型小市民、オガワン、ephe 、TOTO、フジキ、lamancha 、かえで、夏目、陸(見学者)

Ⅴ活動内容詳細
簡単な顔合わせの後、セッション2卓実施。

詳細は下記の通り。

ⅰ)「シノビガミ」(GM:ephe)

■物語
弦月忍法帳(オリジナル・特殊型)

シナリオにつきましては、表向きは対立ですが
秘密を集め自分の(が)運命を変える相手を見つけることで
シナリオ全体が協力型(トゥルーエンド)へ近づくというギミックの
特殊型形式となりました。
極端な話、誰の秘密を取れなくても最後に勝てれば使命達成ではありますが
折角なので本システムの大きな楽しみの一つである
「秘密を探る・探られる」を主眼としたシナリオにしました。


■PC忍法録
・PC1 ホノカさん(PL:フジキさん)
耽美なオネエ系忍者。秘密はサポート枠。
彼(彼女?)の秘密を使用した行動により後半大きく場が動いたのが印象的です。
戦闘面では序盤こそ自爆を繰り返し下忍頭にボコられる始末でしたが
最終戦では影分身のストーキングによるボス絶対殺すウーマン?と化し
見事止めを刺してくれました。


・PC2 サイチくん(PL:ナツメさん)
お金に困る掘削系苦学生忍者。秘密は裏切り者枠。
各サイクル終了時に放たれる敵軍の刺客を利用してPC1を追い込み、
「なぜあんなことをしたんだ!?」と疑心暗鬼にさせる枠の想定でしたが…
刺客を全力で追い返し敵対フラグを立てたり
PC4の秘密の変更をこれしかないというタイミングでサポートする等
他者の補助をするファインプレーが目立ち、お陰で秘密変更後も
特に諍いもなく真の仲間として合流できた、という
ある意味GMの予想(邪悪な企み)を最も外してくれたキャラでした。


・PC3 ゴローさん(PL:量産型小市民さん)
管理会計幹事役人系忍者。秘密は秘密隠匿枠。
死霊含めたいろいろな人や人外にゴマすりしていたのは
洗脳のせいかとおもいきや素であった。
人間サイドの仲間になった後は速攻で情報を拡散して頂き
全体をトゥルーエンドへ導くに至ったきっかけとなりました。
ルールの飲み込みが早く、RP・システムともに
あっという間に慣れていたのは流石だと思いました。


・PC4 コロちゃん(PL:TOTOさん)
狂犬系忍犬。秘密は主人公枠。
半妖あたりまでは予想していたが、犬そのものが来た。
戦闘においては自身は無傷のまま様々な人や妖魔に噛みついたり
味方を謎バリアで守る等獅子奮迅の活躍。
エンディングではラスボスの肉を喰らい、
伝説のくノ一に育てられ妖魔の力を取り込んだ地獄の番犬として
別シナリオのラスボス地位を樹立し、THE ENDに"?"を添えてくださいました。


■GM感想帳
初めてのGMということで大好きなシノビガミの卓を立てさせていただきました。
思い返すと裁定ミスや戦闘の機会の不公平等
反省点は多々ありますが、それは次に活かすとして
一先ず今回は無事に卓を終えられたこと、
全員が考え得る最高のトゥルーエンドへ到達できたことを喜びたいと思います。

シノビガミの秘密を考えるのはとても面白いです。
ぶっちゃけGMは「場」の提供と裁定を行うだけで
物語の構築はPL任せなところがあるのでマスタリングは楽な方だと思います。
なのでもし今回でシノビガミに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら
是非いつかGMをやっていただきたく思います…!


ⅱ)アンデッドセッション (GM:乙ハヂメ)
※『ドラグルージュ』&『ダイス・オブ・ザ・デッド』

①常夜国騎士譚RPGドラグルージュ

■実施シナリオ 『追想の子守唄』

◆物語の背景

忌まわし森の南部。
冥王領より出でし冥王軍に、既に飲み込まれてしまったはずの地、リリエンタール領。
しかし、美しきリリエンタール領は在りし日の光景を未だ保っていた。

“具現化”により、本来流れるべき時の停止。
問題の先送り。
現実を受け入れることができるようになるまでの、僅かな猶予期間。

何らかの因果か、ただの偶然か。
騎士たちはリリエンタール領を訪れることになる。
騎士たちは冥王軍が跋扈する地の中にありながら、領主であるアナスタシアやその騎士カノン、近衛のベルナルトと束の間の休息を取ることになる。

アナスタシアたちとの交流の中、騎士たちは時の止まったリリエンタール城の秘密と、やがて来るその終わりを知ることになる。

約束された終りの中、騎士たちはそれぞれの思いと選択を胸に、彼らを弔うことになる。


◆序言(ハンドアウト)

PC① 消えざる絆:アナスタシア【主】
十数年前、あなたの出身地であるリリエンタール領は冥王軍に飲み込まれた。
しかし、あなたは何らかの理由で、それを助けに向かうことはできなかった。
それはあなたの心に傷として残り、十数年間、あなたはリリエンタール領へ 再び足を向けることができなかった。
最近になって心の整理をつけたあなたは、リリエンタール領に向かうことを決意する。
リリエンタール城に辿りついたあなたを待っていたのは、かつてと変わらない景色の故郷と、主であるアナスタシアだった。
冥王軍に飲み込まれたはずのリリエンタール領で何が起こったのか、真相を確かめる必要がある。


PC② 消えざる絆:カノン【憐】
十数年前、忌まわし森の付近の地は冥王軍の襲撃を受けた。
リリエンタール領は、その際に大きな被害を受け、冥王領に飲み込まれてしまった地のひとつだ。
その時にあなたは果敢に戦い、多くの民を助けた。
その中でも印象に残って いるのは、カノンという幼子のことだ。
当時のリリエンタール領主に彼女を預け、あなたはまた戦いにでてしまったため、その後の消息はわからない。
その消息を探るため、十数年ぶりに訪れたリリエンタール城で、当時と変わらぬ風景と、成長し叙勲を受けたカノンと再会する。
一体、このリリエンタール領と彼女の身に何があったのだろうか。


PC③ 消えざる絆:ベルナルト【友】
ベルナルトはあなたの旧い友人である。
ある時、彼は遍歴になるといって領地を出奔した。
風の噂では、そのまま旅先の領地で出会った領主に、近衛として仕えることに決めたらしい。
それから長い月日が流れ、久しぶりに彼から手紙が届く。
手紙の内容は、現在自分が仕えているリリエンタール領に、あなたを招待したいというものだった。
リリエンタール領といえば、数十年前に滅んだ地のはずだ。
リリエンタール領の状況を確かめるためにも、彼の元に向かわなければならないだろう。


PC④ 消えざる絆:アナスタシア【敬】
あなたは、リリエンタール領主であるアナスタシアと、かつて親交があった。
アナスタシアはノスフェラスの血統に連なる者であり、忌まわしき森の付近に領地を構えていた。
十数年前の冥王軍の侵攻によりリリエンタール領は陥落しており、彼女からの連絡は途絶えていたが、久々に彼女から手紙が届いた。
相談事があるため、リリエンタール城まで来て欲しいという。
彼女の現在の状況を確かめるために、あなたはリリエンタール領へと向かった。


◆各PC紹介

PC①…PL:かえでさん
“矮小卿”ティート・リリエンタール・カルバラ・フォン・ノスフェラス 
血統:ノスフェラス/家門:髑髏 
道:狩人/象徴:蛇 
名声:醜聞/逸話:返り血…†渇きのまま民を貪らん†
紋章:白地、黒い髑髏に絡む紫の蛇、上から返り血を示す紅い模様/色彩:白

醜聞に身を晒しながらも大望を懐きし“矮小卿”。
故郷リリエンタール領の危機に駈け付けられなかった負い目によって、心根を歪ませてしまったは、失墜せる血統に連なりしその名はティート卿。

叙勲年齢僅か九歳、しかして騎士暦七十年のショタジジィ。
お家は断絶、故郷は滅亡、しかもその故郷の危機に自分は駈け付けられなかった悔悟の所為で、色々と捻くれてしまっている御方。その性格と、叙勲年齢ゆえの体躯故に、二つ名は侮蔑を込めて“矮小卿”。
自分で名乗るが、呼ばれると怒る。その狭量さ故に“矮小卿”がどんどん定着していく負の連鎖……と、作成時点で色々切羽詰まってる感半端なしw

さらにシナリオ中でも、

仮初ながらも幸福な姿である故郷を、今一度廃墟に戻さねばならない…
嘗ての領主にして、自身を叙勲してくれた憧れの人を倒さねばならない…

等々、なんとも複雑な立場に置かれたキャラクターをロール頂きました。
セッション中に何度も悶ていた様が、DRとしては大変に愉悦でございますw

決着の果。今一度冥王軍への復讐と公家復興、故郷復興を決意するシーンは今回のセッションの締めに相応しい一幕であったかと。


PC②…PL:オガワンさん
“晴嵐卿”カシス・クランブルグ・レッドスプライト・フォン・ローゼンブルグ
血統:ローゼンブルグ/家門:薔薇 
道:遍歴/象徴:鳥翼 
名声:勇猛/逸話:太陽…†太陽が欠片に相対すれど一歩も退かず†
紋章:銀の地、上に僅かに見える紅い太陽、赤い薔薇の華、薔薇から生える紅い鳥の翼/色彩:銀

“赤き稲妻”の異名を持つは、太陽の欠片をも退けし勇敢なる“晴嵐卿”。
常の幕でも戦の幕でも八面六臂の大活躍であった、華々しき薔薇の一族に連なるカシス卿。

シリアル要素は控えめに、舞台を文字通り所狭しと駆け巡って大活躍をしてくださいましたw

騎士としては珍しい徒手空拳の使い手が、一気に敵との間合いを詰めてからのワン、ツー、スリーのコンビネーションからのフィニッシュブロー。さらそこからの仲間の騎士への手向けとばかりに薔薇一輪、等など。華々しき血族の一員に相応しい、華麗にして勇猛たる振る舞いで御座いました!

縁のある若年騎士・カノンには親身に接し、彼女を外の世界へと導き、過去との決別も力強く手引していただきました。


PC③…PL:Lamanchaさん
“宿命卿”クラウディオ・アインシュタット・ノイラート・フォン・ヘルズガルド
血統:ヘルズガルド/家門:鉄格子 
道:近衛/象徴:百合 
名声:誠実/逸話:杯…†我が身顧みず主を守らん†
紋章:赤地に黒い鉄格子。白い杯の前に白百合/色彩:紅蓮

心を凍てつかせし地獄の番人は、「運命」を語りし“宿命卿”。
自らの堕落を受け入れた二人の悲しき騎士に、慈悲とともに引導を渡す宿命を背負った“地獄の守り手”の一員たるクラウディオ卿。

旧友・ベルナルドに対しても、どこまでもクールに。そして自らが使える領主ではないものの、爵位が上たる伯にはどこまでも慇懃に。まさしく地獄の番人、そして貴人の近衛に相応しき振る舞いを魅せてくださいました。

また、PL内唯一の経験者ということで、要所要所でマスタリングのサポートをしていただきました。ご助力ありがとうございましたw


PC④…PL:陸さん(見学者)
“誘惑伯”リーン・ドラヴィダ・グラスワルド・フォン・ドラク
血統:ドラク/家門:昇竜
道:領主/象徴:城壁 
名声:優雅/逸話:刺繍帯…†公が側仕えになりしと知らる†
紋章:黒字に白の城壁、前に翼を広げた赤竜、紋章脇に赤の刺繍帯を垂らす/色彩:漆黒

魅惑の肢体を持ち、顔の傷痕すら艶めかしき“誘惑伯”。
高貴なる血統に連なる、約束されし支配者の名はリーン伯。

敵の端役は一気に蹴散らし、自らは多くの端役を指揮する。“龍”の名を持つ高貴なる血統にして偉大なる真祖の直系に相応しい、まさしく王者としての振る舞いをしていただきました。

アナスタシアと旧知の仲であり、同じ領主として胸襟を開いて話せる相手として、彼女の苦悩に真摯に向き合っていただきました。
最後には、彼女の願いを聞き入れリリエンタール領の民と騎士カノンの身柄を預かることを快諾してくださったことでも領主としての器の大きさを見せてくださいました。



◆所管
というわけで、耽美系TRPGドラグルージュで御座いました。
システム自体が、RPが「行い』と連動する件や、まるでNPCの高感度を高め攻略するかのごとくの特殊なものにき、最初は皆様戸惑うところも多々あったかと思いますが、中盤辺りから慣れとともに生き生きとPCが動き始めてDRとしても楽しかったですね!

あえて自ら「耽美であること」を強調しなかった分、DRとしても自然にマスタリング出来て良かったですw

悲劇を悲劇として受け止めながらも、誰も愚かな二人を誹らなかったのも印象深いです。
万感の思いで持って皆さんの前に立った若き騎士の思いも、しっかり全力で受け止めて頂きました。
そういった意味で、大変素晴らしいシナリオとしてセッション出来たかと思います。
皆様、ありがとうございました。



②ゾンビサバイバルRPGダイス・オブ・ザ・デッド

■実施シナリオ:『ハーフゾンビの命綱』

東京の花栄高校を拠点にしているコミュニティ「運命の盾」が所有する、ゾンビ化を抑制するための薬〈抗ゾンビ薬〉の備蓄が尽きつつあります。
そこで、最近ゾンビに襲われて崩壊したと噂されている、花栄川を挟んで東にある警察署を拠点としていた警察官のコミュニティへ向かうことになります。


◆各PC紹介
PC①:ダイヤ(スポーツ選手) PL:Lamanchaさん
 
 スポーツ選手らしく、肉体面で大活躍。飛んだり、よじ登ったり、スコップ振り回したり……あ、いや、最終局面では念願の金属バットでフルスイングもしてくださいました。
 ……スポーツ選手ってなんだ?


PC②:ソウシ(スーツアクター) PL:オガワンさん

 パーティーのまとめ役。
 平均的なステータスにつき、様々な場面でメンバーをサポートくださいました。


PC③:ナルミ(看護師) PL:かえでさん

 パーティーの生命線。貴重な回復役。
 ……あれ?でも何かドタマ撃ち抜かれた気がする。気のせいかしら?


PC④:シラカワ(科学者) PL:陸さん(見学者)

 科学者という名のガンナー。ヘッドショットの名手。


◆所管
さくさく進行させて頂きましたDOD。
これは皆さん初体験で、ドラグルージュ以上に特異なシステムで最初はだいぶ困惑されていらっしゃったかとは思いますが……
第一回目の戦闘を終えてからはしっかりとシステムを把握しどんどん進行して頂けました。ええ、慣れが早くてGMも驚きですw

TRPGというよりは非常にパーティーゲームに近しいシステムにつき、ワイワイやりながら楽しんで頂けていた様子で何よりです。
がっちりシナリオを組めばまた一味代わったDODも楽しめるかと思いますので、機会があれば是非に。


(5/23 一時更新)
(5/26 更新完了)