■第23回 活動記録
Ⅰ実施日:2016年7月24日(日)
Ⅱ実施場所
セッション実施場所:花園公民館
Ⅲ活動内容
セッション
Ⅳ参加者 計11名
乙ハヂメ、こてつ、美緒、量産型小市民、ヨッシー、オガワン、TOTO、lamancha 、かえで、ガリュー、陸
Ⅴ活動内容詳細
セッション2卓実施。
詳細は下記の通り。
ⅰ)「アリアンロッド2E」(GM:量産型小市民)
シナリオ『幽霊戦車』
○今回予告
グランフェルデンに位置するヘクローの森。
あるとき、平穏だったこの森に、謎の怪物が現れだす。
怪物は鋼鉄の肉体を持ち、草木を踏み荒らしながら森をさまよう。
それはアーシアンたちの故郷において、戦場を颯爽と駆ける兵器・・・戦車!
かくて、平穏な森は魔境と化した。
アリアンロッド2E
『幽霊戦車』
冒険の舞台が君を待つ!
○PC紹介
①アキタ=トオル(シーフ・ガンスリンガー)
14歳、男性のアーシアン。
中学生なのにバイクを(手押しで)乗り回すナイスガイ。
妖精キュウベエに連れられてエリンに来た。
②ジャック・プリスキン(メイジ・メイジ)
35歳、男性のアーシアン。
中国製のスマホでポケモンG○をやっていたところ、スマホが爆発。
気が付くとエリンにいたとのこと。
③アッシュリー(シーフ・ダンサー)
15歳、女性のヴァーナ(狼族)。
「意地汚く搾り取れ」が家訓だった騎士の家に生まれた。
「鉄の馬に乗った人が運命」と天啓を受けたため、
トオルから搾り取ろうとついてきている。
④リリ=ララ(ウォーリア・サロゲート)
628歳、女性のディーバ(エルダ)。
騎士団から修行の旅に出て今に至るらしいが、
果たして今もその騎士団が存続しているかは謎である。
驚異的な守備力を持つガチタンク。
⑤カコ(アコライト・セージ)
20歳、女性のドゥアン(有角族)。
天啓に導かれて現在修行中。
鉄壁のプロテクションを持つパーティの生命線。
○セッションのハイライト
その1:
ラスボスが顔見せして攻撃してきた!(攻撃力はクライマックスと同じ)
→リリ&カコ「ダメージは、0だ!」
その2:
アッシュリー「あたし、罠の位置わかるけど解除方法わからんわー」
トオル「俺、罠の位置わからんけど解除できるぜー」
アッシュリー「ほんならよろしくー」
その3:
荷物置き場と化すトオルのバイク。
結局、最後までトオルがバイクに乗ることはなかったのであった。
その4:
ジャックの≪エアリアルスラッシュ≫最大火力!
ラスボスのHPは半減した!
その5:
カコ「クライマックスでラスボスに殴られたけど、プロテクション&ポーション&ヒールで全回復しました」
ラスボス「だめだこいつら…何ともならない…orz」
ⅱ)「ダブルクロス The 3rd Edition」(GM:乙ハヂメ)
シナリオ「Welcome to The Narragoniam」
▼トレーラー
『われは知る、テロリストのかなしき心を―――』
これは、哀しき革命の物語。
徒党を組むは、爪弾き者共。
誰も勝ち目など信じちゃいない。
理想郷など、夢のまた夢――
人の身に生まれながら、人として生きられなかった獣共。
人の心を持ちながら、人として受け入れられなかった者共。
彼らは今、反逆の狼煙を上げる。
誰の為でもない、ただ自らが自分らしく生きる世界の為に。
其れが例え、脆く儚い、夢物語であろうとも。
ダブルクロス 3rd Edition
『Welcome to The Narragoniam』
ナラゴニア――
其れは、あらゆる阿呆が流され辿り着く、阿呆共の理想郷。
【ハンドアウト&PC紹介】
PC1:“犯罪の子<マッドラピス>”山田 潤/PL:かえで
ソラリス/ウロボロス UGNチルドレン/高校生 Dロイス:賢者の石
最近、君の回りでは吸血鬼の噂で持ちきりだ。学校でもクラス中が噂をしている。
なんでも、とびっきりの美女が夜な夜な生き血を啜っているのだという。
最近、血を枯らした変死体がいくつも見つかっている所為で生じた都市伝説の類だろう・・・
君はそう思って、別段気にしてなどいなかった。
そう。彼女に会うまでは・・・
シナリオロイス:“吸血姫<ドラキュリア>”畑柳 倭子
父親がテロの冤罪で捕まってたり、賢者の石が生えてきちゃって微妙な立ち位置だったりで、
過去一度UGNを脱走した過去を持つ。
UGNや、自分自身の在り方に疑問を抱えたキャラクターだったので、
今回のシナリオにピッタリのPC1でしたw
煮え切らなさをヒロインに「意気地なし」と揶揄されながらも、
最後はしっかり自分の生き方を手探りながらも前向きに探していこうという様で〆られたのが
らしくて良かったなぁと。
戦闘では《交渉》型アタッカー。恐怖の言葉責め使い。
クライマックス戦闘時にHPが200近くあった楯役を一瞬で蒸発させられました。
PC2:“黄金錬成<アルス=マグナ>”岩井 三郎/PL:ガリュー
ブラム=ストーカー/モルフェウス 探偵/探偵 Dロイス:錬金術士
最近、様々な事件現場にはある共通のメッセージカードが残されている。
猟奇的な殺人事件、神隠しの様な誘拐事件、謎の器物損壊事件・・・
まるで共通点の見えない事件の数々。それらを繋ぐのが、現場に残された、版画絵を用いたメッセージカード。
木版画が刷られたカードには、たった一文、『ナラゴニアへ行かねばならぬ』そう書かれている。
君は、その事件の調査をUGN支部長・二階堂銀子より命じられる。
シナリオロイス:ナラゴニア事件
黄金錬成まで成功した錬金術の極みにいる存在なのですが。
何故か金銭にがめつい直感型探偵。
シナリオにおいては任務に対して淡々と挑む仕事人枠。
マキャベリストでもある支部長・銀子さんと仕事上での相性は良いのか、
お互い利のある取引が出来ましたw
探偵ながら【社会】は低く、情報戦は苦手のようでしたが……
有り余る財産点=金の力で判定を成功させる、意味強みを活かしたムーブが印象的です。
戦闘では、他3名ほどの派手さは無いものの。
《射撃》型アタッカーとして安定した打点をキープし、パーティーの戦線を維持されておりました。
PC3:“飢えし軍略家<インヘイルスイッチ>”幸ヶ原 灰音/PL:美緒
ノイマン UGNエージェント/大食いアイドル Dロイス:起源種
君に命じられた新たな任務。
それは仲間を疑うという仕事だった。
UGNに協力するイリーガルにして、FHへ潜入しているスパイ。
彼には最近、FHからの二重スパイではないかという嫌疑がかかっているらしい。
君の任務は、彼の容疑を明らかにし、結果如何では相応の対応をする事。
全く気が重い任務だが、命令なら仕方がない。君は渋々、気の進まない任務に臨む。
シナリオロイス:“案山子<スケアクロウ>”岡田 道彦
レネゲイドの力で常人を圧倒的に上回る代謝能力を持ち、
その結果不通の人間以上に「腹が減る」事になってしまった彼女。
そんな彼女は、「食う」ことが喜びであり楽しみであり、
それを生業とするべくお大食いアイドルとして活躍しているのだった!
さて、そんなネタを引っさげてきた訳ですが。
シナリオは複雑な感情を向けることになる相手への対応というもの。
ドライながらも情も感じられる、食べてばっかりの様子とはまた異なるアダルトなロールをしてくださいました。
また、判定でも戦闘でも猛威を振るったガチ支援特化。
アタッカー2人とは思えぬ大火力、その全ての原因。コワイ。
PC4:“成功体<ザ・ファーストステップ>”馬酔 要/PL:Lamancha
ブラックドック/バロール UGN支部長/警備員 Dロイス:機械化兵
“阿呆船<シップ・オブ・フールズ>”。FHに潜入したスパイからの報告で、最近の活動性が報告されたセルの名。
君はそのセルの本格的な調査を依頼される。
任務である以上仕事をこなすのは当然だが、今回は私情もあって君は何時になく熱心だ。
あの男が生きている――
UGNに流れる噂に、君の心がざわつく。
確かに君が倒したはずのFHエージェントが、再び阿呆船で暗躍しているというのだ。
君は己の心の平穏の為、魔人を再び討つべく動き始める。
シナリオロイス:“阿呆船<シップ・オブ・フールズ>”
小児白血病を契機に肉体を機会化させた御仁。
後天的」に「人から人でないモノ」になった、という、今回のテーマと好対照な存在であり、
敵側のイデオロギーと真逆の哲学を持った、アンチテーゼとしてのムーブをしっかりこなしてくださいました。
お陰で、「敵はぶっ潰す」という目的から全員の軸がブレること無くセッションを進めることが出来ました。
うむ、チームリーダーにしたのは間違いなかったw
戦闘では、専任タンク。
あまりのダメコン&鉄壁ぶりに、GMの心が先に折れたね!
【所感】
■シナリオに関して:
本作のテーマは、『先天的社会不適合者は、そもそも生まれてきたのが間違いなのか?』
という問いかけでした。
一般社会では決して受け入れられない、逸脱した力や精神構造、欲望といった業。
それらを生まれながらに持ち、人として生きようとも受け入れられなかった存在。
そんな彼らが反逆を起こした時、PCたちはどのように対応するか?
そんな、シナリオメイク時の私の問いかけに対して、
各PC・PLたちが答えをしっかり示してくれたセッションだったと思いいます。
「嫌なら社会か自分を変えろ。社会を変えたいなら手段を考えろ」、と。
とはいえ、盗人にも三分の理、という訳で。
彼らの弁に揺らいでしまう心情を、主人公枠たるPC1には演じてもらえるようなシーンを準備しておきましたが。
見事その心情をロールいただけたと思いますw
■システム面に関して:
エネミー、もっと、だいぶ強化してても良かったな!と。
あそこまでエネミー側が封殺される事態は稀ですよ!w
割りとガチめでバランス調整したつもりでしたが……
ミドルもクライマックスも、兎にも角にも相性が悪すぎた……
100点ボーナス付けて皆様とまた卓を囲む際は、単純な火力やタフネスだけでなく、
様々な嫌味なエフェクト&Eロイスを積んで挑みたいと思いますので
その際は改めてよろしくお願いいたします!
(2016/07/25:更新完了)