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千葉市TRPGサークル 活動記録

サークル活動記録です

■第50回 活動記録
 
Ⅰ実施日:2018年10月28日(日)
 
Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:千葉中央コミュニティセンター
 
Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計21名
乙、量産型小市民、おいたん、ヨッシー、lamancha、ガリュー、陸、あやこ、朧龍、シグナル、NH、如月テンマ、キョウタ、グェン、印南、くろこ、なっくる、天野雀、tom、なぎら(見学者)
 

Ⅴ活動内容詳細
 
以下4卓にて実施。

 

第1卓「ソード・ワールド2.5」 GM:グェンさん
第2卓「迷宮キングダム」 GM:印南さん
第3卓「ブラインド・ミトスRPG」 GM:あやこさん
第4卓「ゆうやけこやけ」&「ネクロニカ」 GM:こてつさん
→こてつさんご欠席につきクローズド。代打で「クトゥルフ神話TRPG」 GM乙に変更

 

 

第1卓「ソード・ワールド2.5」 GM:グェンさん

 

●予告
ドーデン地方・キングスレイより東。
列車で半日ほどの距離にある、森に囲まれた人口3000人ほどの街・ユニオール。
妖精神アステリアの祭りに沸く街に立ち寄った冒険者たちは、
そこで「奇怪な怪物」の襲撃を受ける――――

 

●PC紹介

PC①シファ(PL:Lamanchaさん)
エルフ/女/80才  技能:フェアリーテイマー8/レンジャー2/プリースト2(月神)

「許します」を口癖とする寛容(?)なエルフの妖精使い。月神シーンの信徒。
恵まれた生まれの持ち主だったが神殿を出奔し、今ではグレートソード級の冒険者。

闇妖精の精神効果魔法で敵を行動不能状態にして一方的に攻め続けるなど、
寛容さの欠片もない戦法が得意。今回のパーティの戦闘方針を決定付けたPC。
護衛の仕事で出会ったNPCたちに、軽率な行動を改めるように説くなど、
(内心かなりの打算はありつつも)プリーストらしいロールプレイが光りました。


PC②グレゴリー(PL:HNさん)
ルーンフォーク/男/36才  技能:ソーサラー7/セージ5/レンジャー2

シファの【精神共有(マインドリンク)】の魔法を通して妖精の姿を見せられたり、
神の声を感じたことで自身も「神を目指す」ことを決めた人造人間の魔術師。
パーティの知恵袋ポジションだったりとカッコイイ背景を多く持つが、
愛用の杖に付与された〈乗り物酔いの呪い〉に悩まされてたり、どこか締まらない所も……。

シナリオ中では使い魔で情報を集め、識別魔法で魔法薬の効果を見破り、
壁面歩行で森の迷路を一直線に抜けてゆくなど、魔法使いの真骨頂を見せつけてくれました。


PC③バルサ(PL:ヨッシーさん)
ナイトメア/女/30歳:ファイター7/スカウト4/エンハンサー3

穢れ持ちの出自から挫折を味わいながらも、本で読んだ冒険譚に憧れて旅に出たナイトメア。
大金を投じて鍛え上げた魔法の長槍を携え、名声を得るために戦う女戦士。

先手を取って敵を封じ込めるというパーティの戦術から、得意のカウンタースタイルは生かしづらかったようですが、
シティでもジャングルでも安定した斥候能力と命中率でパーティを支えてくれました。
怪物化事件の最後では「真犯人の最後の願いを聞き入れ真相は伏せるべきだ」と、
仲間に強く主張する優しさを見せたのが印象的です。経歴にもハマった今回のベストシーンでした、


PC④サイラス=リュッテンベルグ(PL:天野雀さん)
リルドラケン/男/35才 ファイター7/プリースト5(盾神)/エンハンサー1

妻を寝取られた悲しみから故郷を出てきた竜人。一人称は拙僧。
盾神イーヴを信仰し、愛用の大盾で味方をかばい困難を払う神官戦士として徳を積み続けている。
質実剛健・生真面目な神官らしい性格から、シファの自由な信仰の解釈に困惑気味。

重装甲で味方をかばいながら、プリーストとしての支援を十全に支える、ザ・盾神神官!
防御能力についてはパーティの戦闘方針から(以下略)でしたが、
【武器祝福(セイクリッドウェポン)】はパーティの安定したパフォーマンスを支えてくれました。
魔法使いが前線に飛び出してゆくなどの無茶ができたのも、盾役あっての選択肢だったと思います。


PC⑤フェーリス・コンコロル(PL:如月テンマさん)
リカント/女/23才 グラップラー6/スカウト7

冒険者ランクの高さには拘らない我が道を行くリカントのグラップラー。獣化時の姿はピューマ。
専用装備を買い揃え、寄り道して買い食いを楽しんだりと自由奔放に振舞いながらも、
フットワークの軽さと人当たりの良さを生かして、しっかりと情報収集するメイン斥候。

まさかのスカウト優先7レベル。2.5でも《先駆け(ファストアクション)》の強さは健在。
先手を取っての6連パンチで敵をなぎ倒し、そこから他PCが一気になだれ込むなど、
先制殲滅作戦の切り込み役として獅子奮迅の働きぶりを見せています。
戦闘後には真っ先に嬉々として剥ぎ取りを始める様子は、一攫千金目当てのキャラにもハマッてたり。
(PT財産&戦利品管理ありがとうございます!)

●プレイログ
前半はSW2.0/2.5の公式シナリオブック……と見せかけて、
無印シナリオ集収録の「闇からの脅威(作:山本弘)」のアレンジ版をプレイしました。
大商人の護衛をしながら、姿を見せぬ敵の正体を探るシティシナリオでしたが
今回参加の皆さんは熟練PLだけあって慣れたもの。

護衛対象を即日、街の神殿にカンヅメにしたり魔法の遠隔視で情報を集めるなど、
犯人サイドからも襲撃イベントを起こせず(あるいはすれ違いになったり)と、スキがありません。
護衛対象の安全と情報を確保したPCたちは、犯人の宿泊している宿屋に直行。
言葉巧みに相手を宿の外に連れ出そうとしますが、犯人(およびGM)が警戒を強めます

GM「(5月のセッションの時と同じで、街の衛兵も巻き込んだ有利な環境で袋叩きにされる流れだ……)」

これ以上、冒険者たちに時間を与えてなるかと、怪物の正体を現して逃走を図りますが、
襲撃戦を前提にしたデータのボスたちは、精神魔法で動きを封じられ、各個撃破されてしまいました。


続く後半戦は、怪物化事件の原因を生み出していた黒幕に挑むオリジナルシナリオ。
邪眼の蛮族・バジリスクの住む無人島に攻め込む、ワイルダネスなハック&スラッシュです。

多少時間が押していたため4×4マスの地図を、3×3マス+αの戦闘2回に削ってのスタート。
シナリオ作成時に、出現モンスターのパターンを2パターン用意していましたが、
前半部での一方的な虐殺ぶりを見てバランスを再確認。
HPと部位数たっぷりなプランBの布陣で、PCたちを迎え討つことにしました。

自然の要害が作り出す迷路を、PCたちは水上歩行・壁面歩行の魔法で一直線に突破(!)
ここまではある程度想定の範囲内。情報を取り逃すならそれでよし、のスタイルです。

若干の油断から、敵拠点の前でアラームを発動させてしまう一行でしたが、
高HPを誇るミノタウロスの警備兵たちを精神魔法で昏倒させ、サクサクとどめを刺し砦に侵入。
地下工房に強襲を仕掛け、バジリスク&守護魔神ラグナカングまで精神魔法で昏倒させます。想定外。
合計4ラウンドの戦いも、敵側はバジリスクが1行動したのみ……またもしてやられています。


●GM所感
経験値とお金をたっぷり使っての2.5バランスでのキャラクター作成。
ゲームバランスは2.0を踏襲しつつも、より洗練され遊びやすいものになっていたと感じます。
新種族に新しい信仰、経歴表やランダムで付与されるアビス武器の呪いなどの新要素は、
PCたちのキャラクター付けにも大きく買っていたようです。

GMが投げかける無理難題にPC視点でのロールを反映しながら真剣に悩み、
予想だにしない楽しい『回答』を出してくれました。

皆様、ありがとうございました。またの機会もよろしくお願いします。

 


第2卓「迷宮キングダム」 GM:印南さん

 

今回の迷宮キングダムは、熟練経験者が2人。

初迷宮キングダムが2人とバランスの良い感じに。

国もランドメイカーも当日に初期作成。

システム的に軽いこのゲームの長所の1つでもあります。

 

【メイキング編】

先ずは、王国から作成。

 

国名:深階超人同盟

 

うん、なんだ、キン肉マンの敵役組織みたいな名前だな!www

 

そして、PC紹介をば。

・「当たるも八卦当たらぬも八卦」ブランカ/クラス:国王/ジョブ:冒険者/年齢:12/性別:女/プレイヤー:おいたんさん

 

・「ミイラ取りがミイラになる」グラス/クラス:騎士/ジョブ:迷宮職人/年齢:22/性別:男/プレイヤー:ガリューさん

 

・「佳人薄命」ジグソー/クラス:神官/ジョブ:衛視/年齢:24/性別:男/プレイヤー:tomさん

 

・「風に柳の」シルク/クラス:ニンジャ/ジョブ:寿ぎ屋/年齢:20/性別:女/プレイヤー:コードウさん

 

上記4名の宮廷となった。

全員が非常に個性的なキャラクターであり、この日だけの冒険で終わらせるには惜しいキャラクターばかりでした。

封印が解かれると、中から魔王が出てきて国が滅ぶ魔導書を持つ神官とか、マヨラーで戦争大好きなロリの国王とか、マヨラーな騎士とか、最後の良心っぽいニンジャとかw

 

てか、マヨラー多すぎだろう!?(笑)

 

国は、隠し財産がある事になり、ダイスロースの結果、6MGもの大金が!!!

前王ハヂメの着服金という設定に(笑)

※幹事長のハヂメさんは、当初プレイヤーで迷宮キングダムに入り国王を担当予定でしたが、直前にGMが参加キャンセルした卓の代打GMとして迷宮キングダムから抜けましたので、「本当は国王やる予定だった、ハヂメさん」の事実を取り込んだ形です。

幹事長が何かやった訳では無いので、誤解なきよう。

 

この着服金を発掘できたおかげで、宮廷はポーションとフルコースを買う事ができました!

大幅な補強ですね。

皆が、ハヂメ前王に感謝感謝です♪

アイテムの購入&交換も済、セッション開始。

 

【セッション編】

先ずはチュートリアル戦闘から。

迷宮キングダムは、ルールはそれほど難しい訳ではありませんが、そこそこ選択肢の多いシステムですので、本番前に慣れて頂くのが重要だと私は考えています。

季節柄、ハロウィンも近いのでカボチャ頭とカップメン、マヨネーズキングと戦って頂く。

うーん、人海戦術はやはり強いなぁ。

危なげなく勝利です。

 

休憩を挟み、本番へ。

今回は、公式シナリオの迷宮洪水注意報をプレイ。

旧版のサプリ、迷宮クロニクルの掲載シナリオ。

公式シナリオ屈指の難易度の高さに当時は話題となったものです。

それを現行バージョンにコンバートして使用。

 

公式シナリオ故にシナリオの詳細は割愛します。

 

プレイの方はハイライトが早速、円卓会議から。

散策の結果、クーデターが発生する事になり、宮廷のメンバーが留守の間に王宮が破壊される事に!(笑)

これ、ガチでヤバいやつ(笑)

セッション終了までに王宮を再建築出来ないと国が滅びます(笑)

維持費なども考えると、あまり時間をかけて冒険はできません。

手早く効率よく行かねば!と一致団結。

 

道中表をふると、そこに神はいました(笑)

いつの間にか自国の南の同盟国にいる一行(笑)

目的地は、北なんですがね!

エラく遠回りです。

焦る一行(笑)

 

予定よりも大幅に遅れるも、何とか目的地に到着し、ダンジョンアタック開始!

数々の障害が宮廷の行く手を遮ります。

国王の勅命が。

騎士の武勲が。

神官の祈りが。

ニンジャの撹乱が。

それぞれのクラススキルを的確に使用してクリアしていく一行。

 

範囲攻撃は、神官の人海戦術が敵を一掃。

単体火力は、国王の大剣と騎士の的確な状況判断からの武器選択からの高火力の2TOPが火を吹きます。

そして、ニンジャの手裏剣の万能性を生かし、「ほんの少し足りない」時に的確に隙間を埋めるいぶし銀の動き。

経験者はもちろん、初迷宮キングダムの人もかなり訓練された動きです。

うん、これは凄い!!!

 

途中、残り部屋数と経過時間を見比べ、最終的な経過時間を予測して維持費を予想するのを国王と騎士が真剣に予想し、白熱した議論とかは思わずGMとしては笑ってしまいました。

可笑しい訳ではなく、一生懸命プレイしてくれるのが嬉しくてつい。

これは、手抜きでやるのは失礼になるな、と再認識した瞬間。

 

 

そして、支配者も激闘の末に倒されました!

 

 

ですが、問題は帰ってから(笑)

王宮を制圧している連中を排除(演出でw)し、確保。

変動表の結果等で、そこそこの収入を確保。

結果、維持費と王宮再建築費を引いても3MGも残りました!

宮廷の頑張りを、きっとダイスの神様が評価してくれたのでしょう♪

勲章は、騎士のグラスが獲得♪

おめでとうございます!

 

【GMから】

おいたんさんの国王は、PLがまよクロさんだったので、抜群の安定感。

初心者へのフォローもして頂き感謝でした。

 

ガリューさんの騎士は、まさに騎士の本懐でしたね。

だんびら、戦鎚を状況により使い分け、乗機による機動戦術も見事でした!

 

コードウさんのニンジャは、優秀な探索能力者でしたね!

情報収集をほぼ完璧にこなし、戦闘ではいぶし銀の活躍。

サポート役として、お見事でした!

 

tomさんは、神官という戦闘では回復以外あまり目立たないクラスなのに抜群の存在感!

回復と範囲攻撃担当という、生殺与奪自由な感じでしたね。

勝利数の神官として、満点の活躍だったかと!

 

 

非常に楽しいセッションでした!

来月発売予定の新版が楽しみな1日でした!

 

参加頂いた皆様、お疲れ様でした!

また遊んでやって下さいませ。

 

 

第3卓「ブラインド・ミトスRPG」 GM:あやこさん

 

○シナリオ
「荒木刑事の事件簿 前編・後編」
最近町内で発生した轢き逃げ事故と連続通り魔事件。
どうやらその裏には禁書使いが絡んでいるらしい。
PC達は、友人である禁書使いの刑事・荒木からの依頼で、捜査に協力する事に。
果たして、PC達は犯人を捕まえる事が出来るのだろうか?

「食べたい痩せたい危険地帯」
竜宮グランドホテルで開催されるスイーツコンテストに、チームを組んで出場する事になったPC達。
優勝すれば賞金50万円、スイーツバイキングの新メニューに採用される事が決まっている。
しかし、PC達が準備を進めていく中、突如異変は起こった。
果たして、PC達は優勝する事が出来るのだろうか?

○PC紹介
PC1:ハナブサ・P・トモツグ(PL:たざわ)
禁書タイトルは「過去の、そして未来の王」、象徴体の名前は「ブリテンの王」。
かの有名なブリテンの王の象徴体を召喚する民俗学者の男性。
ちなみにPC4(高天原)からの絆は「伝説」だったので、あながち間違いでは無かったりする。

PC2:城島憲一郎(PL:なっくる)
禁書タイトルは「ロンドン街の悪夢」、象徴体の名前は「ジャック・ザ・リッパー」。
大企業・城島グループの御曹司にして、現役の警察官の男性。ちなみに階級は巡査。

PC3:尾崎かける(PL:キョウタ)
禁書タイトルは「無題」、象徴体の名前は「谷崎」。
殉職したかつての相棒を象徴体として召喚する、TBファイラーの男性。

PC4:高天原樹(PL:量産型小市民)
禁書タイトルは「統倭帝国一代記」、象徴体の名前は「完兵衛」。
ワケあって司書に転職した元作家の男性。ちなみに名前はペンネーム。

○感想
ブラインド・ミトスRPGは、シナリオ1本あたりの適切なプレイ時間が2~3時間程度とされているシステムなので、今回も予定より早く終わってしまったのだが、
急遽第46回活動でも使った「食べたい痩せたい危険地帯」を回してみたところ、何故か終始大爆笑が絶えないセッションとなってしまった。何故だ!?
今回はPLもPCも女性がいなかった為、「成人男性4人でチームを組んでスイーツコンテストに出場する」というシチュエーションになったのだが、もうこの時点でPLの笑いが止まらなかった。
そして爆誕したチーム「城島と愉快な仲間達」は本当に愉快な集団で、GMも最後まで楽しませてもらった。
今回のMVPは、間違いなく御曹司・城島だろう。
話が進むほどヤバイ奴度が増していく様子が、非常に印象に残ってしまった。
そして「食べたい痩せたい危険地帯」では、まさかの「威圧」で食材を確保する事に!
…もはやカツアゲじゃないか、どうしてこうなった。
まぁ、GM的には面白かったから、これはこれでよかったんだけど。

★総括
遂にこの時がやって来ました、第50回活動!
節目の回にGMとして参加出来て、本当によかったです。
しかしGMをやるのは久しぶりでしたので、上手く立ち回れるかどうか、グダグダになってしまったらどうしようか…と、イマイチ自信が持てなかったのですが、皆様理解が早くて、非常に助かりました。
1話目からいきなり汚染が5以上溜まったり、戦闘の1ターン目で記憶の欠落が発生したりした時はどうなるかと思ったのですが、
PL全員が積極的に禁書能力やアクロバットダイスを使っていた為、2話目以降は汚染が5以下で済みました。もう少し必要成功数を上げてもよかったかな?
ちなみに、新作シナリオに登場したNPC「相楽」は、もともとはお蔵入りになったシナリオに登場するNPCでした。
「そういえば、禁書の力を利用して悪事を働こうとする組織やNPCって無かったよな」と考えた事がきっかけで出来たNPCだったりします。
また、お蔵入りになったシナリオの方は、加筆修正して12月以降の活動で回してみようかと考えております。
もちろん、今回のキャンペーンに参加していない方や、出目芸人な方でも楽しめるシナリオになる予定ですので、どうぞお楽しみに!
 


第4卓「クトゥル神話TRPG」 GM:乙

 

【実施シナリオ】

『其は何を映す瞳』(内山靖二郎先生作のシナリオです)

 

 

【あらすじ】

『その祭は火垂祭と言って3年に一度しかしないんだ。とても変わった祭で、子どもしかそれには参加できないんだ……』

1991年、初夏。
岐阜県飛騨市に位置する、神通川の側にある小さな村・相賀村。
この山奥の山村では、子どもだけで執り行う不思議な祭りがあるという……

探索者たちは様々な理由で、この祭りに参加することになります。
長閑な雰囲気でつつがなく進行する祭り。
しかし、とある人物の軽率な行動によって、
平和な祭りはその様相を変貌させていく。
果たして探索者は、無事この祭りを終わらせることが出来るのだろうか?

 

 

【各PC紹介】

PC①黒岩 雅人 PL:くろこさん

職業:開業医

 

腕は確かだが顔に大きな傷があるせいで他人に威圧感を与えてしまう内科医。

心理学、精神分析にも通じている。

友人である酒井より息子を任され、その息子の身を案じる故に事件に深く関わってゆく。

 

重要NPCである細川智子のカウンセラー役を根気強く努めた結果、事件解決の大きな手がかりを得ることができた。

 

 

PC②酒井 花 PL:なぎらさん(見学者)

職業:民俗学科学生

 

黒岩とともに酒井の息子を預かった民俗学者・須藤のゼミ生。

軽薄かつ学者としてのモラルに若干かける須藤のフォローを日頃からこなしている。

今回はフィールドワークの一環として須藤に駆り出されたことで事件に巻き込まれてゆく。

 

高い信用技能を活かし、優秀ながら人当たりに難ある黒岩の顔役として重要NPCである智子に接する役割をこなした。

神話的恐怖に侵され、一時的狂気に触れるもなんとか日常に戻って来ることができた。

 

 

PC③野呂瀬 玄一 PL:陸さん

職業:私立探偵

 

戦争経験者の老探偵。

鍵開けと言いくるめが得意。

年の離れた友人である瀬戸の取材旅行に付き合っている最中に相賀村を訪れ、事件に巻き込まれてゆく。

 

口の固い村人たちを得意の言いくるめで誘導、貴重な証言を得ることに活躍。

また、古文書に記された呪文取得の立役者。

須藤の無残な死体を目の当たりにし、一時的狂気に侵されるもなんとか日常へ回帰することに成功。

 

 

 

PC④瀬戸 二三也 PL:朧竜さん

職業:作家

 

若きホラー作家。オカルト知識も豊富で、考古学にも通づる。

須藤とは既知であり、駅で偶然あった彼らとともに相賀村の秘祭を取材に訪れたことで事件に巻き込まれてゆく。

 

古文書読解によって事件の背景を明らかとし、事件解決の大きな一助となる。

野呂瀬と同じく須藤の死体により一時的狂気を発症するも、無事日常へ戻ってくることができた。

 

 

【KP所見】

こてつさんが諸事情により欠席となり、急遽代打でCoCを回させていただきました。

個人的に事前の準備が殆ど無くとも無難に回せるシナリオを回しましたが、

いやはや、やはりボリュームが多かった。

そして皆さんメタ読みが鋭く、事件開始前から色々調べるのでなかなか進まない(笑)。

 

とはいえ、これは積極性の現れですし、

事件が起きてからもなんとか被害者を救出しようと真剣に取り組んでくれたのはKPとしては大変ありがたかったです。

 

せめて事前にキャラメイクする時間があれば、もっと終盤も余裕をもって進められたかなと・・・・・・

若干駆け足になってしまった点は申し訳ございません。

 

元々希望のシステムからの変更となってしまいましたが、

少しでもご参加いただいた皆さんに楽しんでいただけたのであれば幸いです。

 

今度はもっとしっかり準備した卓でご一緒しましょう(笑)。

 

(18/10/29 一時更新)

(18/10/31 一時更新)

(18/11/01 更新完了)

■第49回 活動記録
 
Ⅰ実施日:2018年9月9日(日)
 
Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:幕張公民館
 
Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計21名
乙、こてつ、量産型小市民、ヨッシー、lamancha、TOTO、ガリュー、あやこ、朧龍、コトリ、はち、シグナル、NH、如月テンマ、キョウタ、グェン、印南、くろこ、なっくる、天野雀(見学者)、たるたる(見学者)
 


Ⅴ活動内容詳細
 
以下4卓にて実施。

 

第1卓「モノトーンミュージアム」GM:印南さん
第2卓「六門世界RPG」GM:Lamanchaさん
第3卓「トーキョーN◎VA-X」GM:ヨッシーさん
第4卓「深淵 第二版」GM:乙

 

 

第1卓「モノトーンミュージアム」
 

【今回予告】
ゆうらり、ゆらり。
“鉤裂きエファセ”の舞う路地に、滴る涙は誰がため。

白亜の都に蘇る白き影。
忌まわしき夜より彷徨い出た亡霊が抱くは恩讐か哀哭か、それとも。
操り糸に手繰られた少女たちは、曇白を撒き宵闇に鳴く。

モノトーンミュージアム「絹裂きは聖夜に舞う」
ーかくして、物語は紡がれる


【PC紹介】
・PC1:フレア グローヴィル/308才(外見年齢21)、男/使用クイックスタート:永遠の姫君/PL:朧竜さん
    聖都に住む不死者。98年前の絹裂きの夜に、大事な人を失っている。
聞くことの叶わなかった、最後の言葉の内容を今も求めている。

・PC2:アンタレス(呼び名:アレス)/13歳、男/使用クイックスタート:小さな英雄/PL:コトリさん
    聖都に住む童子。偶然と好奇心から、今回のお話に関わる事に。
その好奇心から来る行動力は、かなりの物。

・PC3:シオーネ/33才、女/使用クイックスタート:針の魔女/PL:はちさん
    夜の女王に依頼されて、聖都の裁縫師組合の支部の様子を見にきた、裁縫師。
伴侶を失っており、現在未亡人。
溢れる母性は、多量のお水と味噌汁を用意した(笑)

・PC4:ライナー=ベル/16才、男/使用クイックスタート:守護の騎士/PL:TOTOさん
    聖都の治安維持を担う、白銀騎士団の若きホープ。
お酒が大好きで、大体、翌日に後悔するハメに(笑)
騎士団の勤務状況は、ハッキリとブラックだが、是非も無し。
上司の騎士団長は、言葉遣いが悪いが優しい所もあり、何より強い!(笑)

【セッション本番】
今回のシナリオは、公式のシナリオ、スーパーシナリオサポート vol.1から使用。
公式シナリオの為、ネタバレ回避が義務なので、シナリオの重要ポイント等の詳細には触れずにいきます。

今回のプレイヤーさん達は、全員初モノトーンミュージアム。
いわゆる、FEARメソッドの経験がある人も1人のみと、GMとしてはやり甲斐のあるメンバーが揃った。
キャラ作成も、シナリオレギュレーションの記載通りに、クイックスタートのままで行った。
もちろん、境遇等の設定部分は当日に皆でGM主導の元にルール通りに決定した。
この段階で、パートナーへの感情が、多数が庇護だったりとネタ感満載のスタート(笑)

プレイヤーさん達は、一致団結してシナリオ進行に協力してもらえました!
要所要所をしっかり締めてもらったお陰で、進行にも余裕が出来、多めの休憩やアドリブによるシーンを差し込む事が出来ました♪
休憩時間に、余計なロールプレイで時間浪費してないか?と心配頂きましたが、全くの杞憂でした!
むしろ、そういうのが無ければ早くに終わってしまいましたので、感謝です!
直接伝えましたが、私は時間の余裕ない時は、ハッキリと伝えるので今後もご安心下さい。

クライマックスは、余裕を持ち終了予定時刻の2時間弱前位に開始。
初戦闘なので、進行はゆっくり目を心掛けていきます。
特技や逸脱能力の説明、敵の行動や逸脱能力に対する対応などを都度GMがプレイヤーだったら、こうする。という視点でアドバイス。
当然、強制はしません。
アドバイスを伝え、内容を理解して貰えたら、どうするかの判断はプレイヤー自身の決断に任せます。
GMに質問する労力を軽減する為に作成した、戦闘の流れの表とメインプロセスの流れの表を掲示。
情報収集もカード化して、視認性を高めます。
逸脱能力もカード化し、管理しやすく、説明する手間を低減します。
どれも好評で、事前準備に割いた時間も報われるというものです♪

クライマックスに無事勝利し、エンディングへ。
モノトーンミュージアムでは紡ぎ手が伽藍化しないかチェックがあります。
いわゆる、バックトラック判定ですね。
結果として、全員生還。
1人だけ、サイコロの目が5以上でないと伽藍になってしまう可能性がありましたが、獲得予定経験点を減らし、ダイス数を増やした事で解決。
悲しい結果になりそうなのを、リロール認めたのは、そのプレイヤーさんのセッション中の頑張りと、発想のお陰。
何よりも、ゴールデンルールの適用なので、たとえデザイナーであっても文句言う権利はありません。

無事に各自のエンディングを演出し、経験点の清算をして終了。
めでたし、めでたしでした!


マスタリング時に、かなり大きめの声でやったので、他の卓に迷惑かけていましたら、この場を借りまして謝罪させていただきます。


【GMから】
シリアス要素がかなり強めで、感情移入が非常に重要な本シナリオの為、今回は「ロールプレイしたい方」を掲げて募集した。
結果、皆さん、非常に良いロールプレイをして下さりました。

TOTOさんからは、シリアスなロールプレイが出来ず申し訳ない、と謝罪頂きましたが、全く問題ありません。
私のセッションは、ロールプレイ率高めですが、ギャグシーンも多いです。
理由として、ずっとシリアスだと息が詰まる事。
私はシナリオ内の寒暖差と表現する事も多いのですが、ギャグや日常のシーンをキチンとやる事によって、よりシリアスなシーンが映える訳です。
逆にTOTOさんのロールプレイの懐の深さが判ったからこその、騎士団長をリヴァイ兵長のテクスチャーでロールプレイ出来たわけで(笑)
他にも情報共有を積極的にしていただいたり、進行を円滑にして頂き助かりました。
この日のセッションで、一番飲食シーンが多かったですね(笑)

朧竜さんは、ばっちり感情移入してPC1を熱演して貰い、非常に良いロールプレイでした!
PC1の感情移入が弱いとグダるシナリオなので助かりました。
戦闘も支援型のクイックスタートを把握し、的確な援助をしてくれました!
おにぎりを食べるライナーを適確に捌くシーンは、笑いました。

コトリさんは、唯一のルルブ持ちとしてセッション進行が助かりました!
パートナー決める時も、私が「何ページの〇〇と、~ry」と伝えそのプレイヤーさんに見せて頂けたのは助かりました。
これだけで、経験点1点は約束されていました。
もちろん、セッション中も子供視点だからこそのロールプレイが抜群に上手く、プレイヤーとしてもPL達の取り纏めをしてくれたのが助かりました!

はちさんは、ロールプレイと妙なキャラ立ちが素晴らしい(笑)
最初は、未亡人というキャラが立ってたのですが、途中から味噌汁と水が(笑)
ライナーへの大量の味噌汁と決められた量の水の差し入れは笑いました(笑)
ライナー「すまない、水をもらえるか?」
シオーネ「さっき、今日の分飲んだでしょ?(痴呆症の老人に諭すような感じで)」
このやり取りは、私のみならず、卓内大爆笑でしたね!
他にも、フレアをライナーが走って追いかけるシーンでも、
シオーネ「給水ポイントに水分を先回りして置いておきます」
GM「給水ポイント、あるんだ?(笑)別に水じゃなくても、味噌汁でもいいのよ?(笑)」
シオーネ「じゃ、味噌汁にします」
GM「するんかい!(笑)」
アンタレス「じゃ、馬車を出して設営を手伝います」
GM「あれ?ライナーが走る意味はどこに?(笑)」
結局、ライナーの走り損でしたね(笑)
これだけ絡んだのに、クライマックスで現在のパートナーを消失してライナーに興味失うんですから、大概ですよね!(褒め言葉・笑)


なんにせよ、皆様ありがとうございました!
また同卓の時は、よろしくお願いしますね!
 

 

第2卓「六門世界RPG」

 

【各PC紹介】
PL:ガリュー
ダイス目申告:ふつうだとしんじています
PC名:レイダー(男、31歳)
クラス:ホーリーオーダー/ホーリーオーダー
性格:クール・一匹狼
31歳まで聖職者に人生を捧げてきた男が、満を持しての冒険者デビュー。一匹狼な性格を考えれば、教会みたいな組織の中でその年齢までよく我慢したとは思う。その経歴を買われ(性格は無視され)たのかパーティのリーダーに。大切なイニシアチブダイス、決して失敗できないホーリーオーダーの防御魔法判定をこなし続け、冒険を成功に導きました。
"ふつうだとしんじ"たダイス目に裏切られる瞬間は遂に現れず、信じた者が救われるという聖職者の体現のようになってしまいました。残念でなりません。


PL:グエン
ダイス目申告:3Dで12,14,9
PC名:ゼファー(男・17歳)
クラス:ウィザード/ウィザード
性格:クール・意志薄弱
魔法学園在籍、17歳男、クールだが意志薄弱な性格、炎魔法のスペシャリストと主人公属性過多なパーティのアタッカー。
範囲魔法を華麗に唱えること多数も、何故か戦果が上がらない不幸体質の持ち主でした(発動判定は非常に良いがダメージダイスが以下略)。ダイス目申告12,14,9に嘘偽りはありませんでしたね。
中途より魔法攻撃の傍らマジックフォースでの支援を強化する方向にシフトしていった辺り、非常にクールなプレイングだと感心しておりました。


PL:量産型小市民
ダイス目申告:GMと気が合うタイプ
PC名:レオニア(女、16歳)
クラス:サモナー/ナイト
性格:優柔不断・法律絶対
レインスラッグ(巨大アメフラシ)のウミュー(名前)を召喚獣にもつ、パーティの紅一点。前衛不足を補うため召喚獣と共に前線でダメージを浴び続けるパーティの苦労人でした。鬼畜な男性陣です。
苦難に耐えながらも六門世界の経験者として的確なダメージコントロールで冒険を成功に導いて頂きました。
GMと気が合うタイプとのダイス目申告でしたが、致命的な失敗が無く残念なようなホッとしたような微妙な心持ちです。


PL:如月
ダイス目申告:ふつう
PC名:シューゾウ(20歳、男)
クラス:ウォーリア/ウォーリア
性格:熱血・おせっかい
クールな魔法使い陣に対し「もっと熱くなれよ」と、ハッパをかけ続ける熱血漢。ただ、最初の戦闘でその自慢のラケット=バトルアクスを地面に叩きつけてボロボロにしてしまい(六門世界では攻撃時にファンブルすると武器が破損します)、熱くなりきれない姿が非常に印象的でした。
それでもパーティの貴重な物理ダメージディーラーとして前衛に立ち続け、予備のラケット=バトルアクスを入手してからは前のめりに戦って頂きました。ダイス目は申告ふつう…、まぁ、曇った後に晴れましたので(笑)


PL:キョウタ
ダイス目申告:悪くはないと思いたい
PC名:ゴードン(男、18歳)
クラス:トレジャーハンター/アーチャー
性格:直情・仁義
手業・鋭敏感覚等の冒険者として大切な技能を担当し、またトレジャーハンターとして様々なアイテムを駆使する傍らアーチャーとしてダメージディーラーも兼任。攻撃に防御にと戦術に合わせて活躍し、パーティの柔軟性の要となりました。
システムを理解するだけでなく大量のデータを読み込むことが必要な役割でしたが、非常にクレバーなプレイだったと感じました。
ダイス目申告は「悪くないと思いたい」、いえいえ、ここ一番で確実な戦果でしたよ!


【GM所感】
サンプルのダンジョンシナリオでしたが、構造がやたらと複雑で、予習したにもかかわらず読み込みに時間をかけてしまいました。PLの皆様に深く謝罪を致します、申し訳ありませんでした。
1日通してダイス目の大事故はありませんでしたが(小さな事故は散見)、成長を挟んだ後の闘技場サプリでの一戦では生死の境を彷徨う激戦となりましたので、GMとしてはホクホクです。
皆様、ありがとうございました。また遊んで下さいね。

 


第3卓「トーキョーN◎VA-X」

 


第4卓「深淵 第二版」

 

【シナリオ】『プリキュア異聞』


■概要
「深淵」のテンプレートを変身後のイメージとし、14歳の「少女」から「扉を閉ざす少女」「烏の侍女」「星の花嫁」「鮮血の歌姫」に変身するプリキュア異伝。


世界は危機に瀕していた!
愛とか夢とか甘いものとか、なんかフワフワでキラキラしたもののエネルギーを喰らい尽くす悪の組織・リアンドラに、今地球は狙われているのだ!

嘗てリアンドラによって自分たちの世界を滅ぼされた蒼き(死の)公女ルハーブは、地球の危機を救うため、そしてリアンドラによって封印、または洗脳された仲間たちを助けるべく、運命に選ばれた少女にプリキュアの力を授ける……

闘え!プリキュア!世界の平和を守るため!
運命の渦を踏破せよ!


■今回だけの特殊ルール
世界観は現代日本。
寿命は80歳。
PCは「少女」のテンプレートのほか、変身後の姿として「扉を閉ざす少女」、「烏の侍女」、「星の花嫁」、「鮮血の歌姫」から一つを選んでください。
変身には判定に成功する必要がある(【意志】の判定、目標値25)。
変身に成功すると、変身後のテンプレートの能力、技能、魔術が使用可能。
推定寿命は変身前、変身後で共有。
運命を変身前、変身後で共有。
縁故を変身前、変身後で共有。

 

■イントロダクション
晩夏のお祭りに参加していた少女たち。
しかし、気づけば周囲の様子は一変。不可思議な夜市が広がっていた。

状況の解明のため、夜市を回り始める少女たち。
しかし、不思議な市は少女たちの秘めたる想いを暴き、徒に助長させてゆく……

闘えプリキュア!世界の平和を守るため!
運命の渦を踏破せよ。

 

 

■ハンドアウト
PC①:キュアブラッド
テンプレート:98 「鮮血の歌姫」
初期運命:[43]血の渇き

ルハーブによって見出された第一のプリキュア。
ルハーブはキミに世界の真理を告げ、過酷な運命に立向う力を与えてくれた。
しかし、ルハーブはリアンドラとの戦いに疲弊しており、ともすれば消えてしまう儚い存在だ。
キミは彼女のために、定期的に“お供え物”をしなければならない。
歌えプリキュア!世界を、己を癒せ!


PC②:キュアブレード
テンプレート:95 「扉を閉じる少女」
初期運命:[27]呪われた魔剣

ルハーブによって見出された第二のプリキュア。
ルハーブから魔剣「(蒼き死の大剣)レイランムーア」を授けられている。
魔剣はキミの意志とは関係なく血を求める。
正義の前に犠牲はつきものなの?答えてプリキュア!


PC③:キュアレイヴン
テンプレート:63 「烏の侍女」
初期運命:[01]魔族の血/黒衣の公女パルガ

ブラッド、ブレードの活躍によって封印を解かれた黒衣の公女パルガによって見出された第三のプリキュア。
キミはパルカによって授けられた力で烏を自在に操る事ができる。
その代り、キミの身の回りには常に数羽の烏が侍るようになった。
烏を従える少女に向けられる世間の目は冷たい。
耐え忍べプリキュア!ヒーローの背中は寂しいものだ!


PC④:キュアステラ
テンプレート:78 「星の花嫁」
初期運命:[70]遺された瞳 輝きの妖精騎士キラルキア・イルジナス

ブレード、ブラッド、レイヴンたちの在り方に心打たれ、キミはリアンドラを裏切った。
その高潔なる魂が、キミを第四のプリキュアへと導いた。
しかしキミの身に流れる血はキミの想いを今なお縛っている。すなわち、自らの血族を遺すこと。キミはキラルキア・イルジナス、リアンドラ初期幹部の末裔なのだ。
血は抗えないの?想いを貫けプリキュア!
 

 

【各PC紹介】

 

PC①:柊 恋歌(キュアブラッド)

PL:天野雀

テンプレート:少女/鮮血の歌姫

運命:[43]血の渇き/[53]友なる動物

 

蒼き(死の)公女ルハーブに見出された第1のプリキュア。

恋に恋する女の子。

ご実家は町の産婦人科。将来は両親のように恋愛結婚をして、家を継ぎたいと漠然と思っている。

言うなれば主人公。

 

力を失っているルハーブは現在小さな蛇の姿でマスコット化。

ともすれば消えてしまう儚い存在の彼女には定期的に"お供え物"が必要であり、それは妊婦の血であった。

鏡面移動の魔術をプリキュアとして使える彼女は、夜な夜な病室に忍び込んでは患者の血を拝借している。

後ろめたい気持ちも勿論あるが、正しい行いをしているのだと自分を正当化している。

 

変身するときは全身に血のような真っ赤な液体が浴びせられ、それがコスチューム化。

蛇をモチーフにしたアクセサリーと目の覚めるような紅い衣装、七色の瞳になるぞ!

 

 

■GM所感

イケメンに魅了されたり、とりあえず突っ走ってみたりと、元気いっぱいなPC①に相応しい女の子でしたw

 

他キャラと違って「何者でもない」要素が強く、ある意味昨今のプリキュア的にメインの役どころに近かったかと。

まぁ、本来ならば「何者かになるために頑張る」というベクトルが、深淵では「何者かになるために藻掻く」に変換されてしまうのはご愛嬌。

プリキュアとして戦うことは正しい、つまり自分のやっていることは正しい、妊婦の血を絞っていることだって間違ってないんだ、と、をお目々をぐるぐるしながらぼそぼとつぶやく姿は、一度はある闇落ち回の描写としては最高でしたねw

 

 

 

PC②:美浜 蒼(キュアブレード)

PL:たるたる

テンプレート:少女/扉を閉ざす少女

運命:[27]呪われた魔剣(蒼き死の大剣レイランムーア)/[67]不義の子

 

ルハーブによって見出された第2のプリキュア。

第2話あたりで仲間になる相棒ポジションの彼女。

努力家の勉強家だが、それは大企業の社長である父親に認めてもらうため。

なぜなら彼女は不義の子であり、認知されていないのであった。

 

ルハーブには魔剣蒼き(死の)大剣レイランムーアを渡されている。

僅かに触れただけでも相手を死に至らしめる、即死の魔剣。

しかし剣は血を求めており、一度抜くごとに血の誘惑に苛まされている。

最近、敵を切ることを「ノルマ」と言い出した。

 

高らかに変身と叫べば魔剣が呼び出され、柄を握り一気に引き抜けばそれで変身完了。

蒼色をメインとしたクールな装いに変身するぞ!

 

 

■GM所感

重い背景を持ちつつも根が真面目なブルーポジ。

ブレードの魔剣の威力は、一度振るっただけでPL全員に正しく認識されましたw

 

魔剣の即死は一応判定で免れることも可能でしたが、基本的にテンポ重視で無視して進めてました。

流石にクライマックスの際には判定しようかと思いましたが、うん。

即死だろうが即死でなかろうが、物理的に召喚値をぶち抜かれていったのでどうしようもネェ。

 

本シナリオのデウスエクスマキナ、ブレードが魔剣を振れば、物事はするりと解決申す。

「今宵のレイランムーアは血を求めておる」(言ってない)。

 

 

PC③:塚原 千恵子(キュアレイヴン)

PL:なっくる

テンプレート:少女/烏の侍女

運命:[01]魔族の血(黒衣の公女パルガ)/[20]恐怖症(鱗と足のある生き物)

 

ブラッド、ブレードの活躍によって封印を解かれた黒衣の公女パルガによって見出された第三のプリキュア。

放送開始後に仲間になる立ち位置だ。

家庭内の不和により不良化してしまっており、髪を金髪に染め、タバコだって吸ってしまうヤンキー。

体操の才能があり強化選手に選ばれたりしているが、本心としてはネイルアーティストが夢。


ルハーブと同じく力を失っているパルカは烏の姿となり、常に彼女の傍らにいる。

また、パルガによって授けられた力で烏を自在に操る事ができる。

が、それはそれとしてパルガ+αという数羽の烏が常に侍っており、姿や振る舞いに合わせて世間からの視線はかなり厳しい。

 

変身の際には更に沢山の烏が彼女の身を包み込み、黒い羽がコスチュームになる。

金髪は艶のある黒髪となり、全身も黒を基調とした司祭着を思わせる出で立ちに変身するぞ!

 

 

■GM所感

烏を侍らす不良少女。家庭内不和と、理想と現実のギャップに傾いだ存在。

常に烏を侍らしているせいで、最近は更に世間からの目が冷たい。

多分1,2話かけて仲間になる様子が描かれる存在。

色味はブラックだが、肉弾戦より烏をけしかける方が得意。

 

烏の内一羽がパルガであることを利用し、PC間の狂言回し的な役割を担っていただきました。

絡む、という不良らしい方法で積極的に他PCに会話を振っていただいたおかげで、

PC間の人間関係形成が醸造されていったかと存じます。

 

最後は自分以外の少女も悩んでいるという当たり前の事実に気づき、少し大人になったのでした。

 

 

PC④:オルガ=ヴィクトーリャ(キュアステラ)

PL:こてつ

テンプレート:少女/星の花嫁

運命:[70]遺された瞳(輝きの妖精騎士キラルキア・イルジナス)/[32]故郷を失った/+[56]魔族への復讐(超越幻視)

 

元々は敵。   

ブレード、ブラッド、レイヴンたちの在り方に心打たれ、そして過去故郷を滅ぼしたのがリアンドラに依るものであったことを知り、これを裏切った第4のプリキュア。

第2クール最後あたりでプリキュアと戦って、第3クールのEDでもう変身姿で踊っている枠だ。

銀髪、赤目のアルビノ体質。謎の転校生として学校には潜入してきていた。たまに日本語が片言。

まだプリキュアになったばかりで、周囲との溝を感じている。

 

元々リアランドラ初期幹部の血を引いており、自分の血族を遺そうとする本能に支配されている。しかし、妊娠、出産の後には自分が必ず死んでしまうという、強烈な呪いに依るものである。

 

変身の際には星々の輝きに身が包まれる。

髪と瞳はそのままに、金と銀を基調とした「星の花嫁」然とした姿に変身するぞ!

 

 

■GM所感

不思議系&腹ペコキャラという、今期でも似たようなキャラがいたような……シンクロニティ。

敵側を裏切って最近仲間になった。ってこれもしかしてルールうわなにをするやめr 

 

一度裏切った奴はまた裏切ると、割りかしまだ仲間たちとの溝は深い。

本人もそれを自覚しており、なんとか仲良くなりたいと思っている。

 

夜市を彷徨う中で自らの両親の死体を使った“死体人形”を発見、供養するために「旅する心」を代償にこれを得る。

そして超越幻視を果たし、嘗て自らの故郷を滅ぼした“豪雨とともに歩むもの”オランシュラこそが、この不可思議な市を現界させている存在と知る。

空間を破る儀式を果たし、顕現したオランシュラとの戦いの果て、仲間との連携の中でこれを打ち倒すのだった……

と、後半はシリアス担当でした。

 

 

【GM感想】

というわけで、深淵×プリキュアという異色シナリオでした。

でも公式というかデザイナーが率先してやっているんだから全く問題は無い。

 

寿命を増やす代わりに、変身の代償として命が削れる、というギミックは個人的に気に入ってます。

代償無く人は超人にはなり得ないんですよw

 

そして今回は初心者、未経験者も多いことから、深淵の肝である内面描写、葛藤といった要素以上に、テンポの良さや可笑しさ、面白さ、そしてクライマックスではわかりやすい難敵と、いつもと違った深淵を意識してマスタリングしたつもりです。

特殊ルール下という事もありますが、少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです。

 

今度はまた普通の深淵を立てたいと思いますので、その際も是非ご一緒いただければと存じます。

今回はご同卓ありがとうございました!

 

 

(18/09/12 一時更新)

■第48回 活動記録
 
Ⅰ実施日:2018年8月5日(日)
 
Ⅱ実施場所
 セッション実施場所:幕張公民館
 
Ⅲ活動内容
 セッション

Ⅳ参加者 計14名
乙、量産型小市民、ヨッシー、lamancha、ガリュー、あやこ、朧龍、シグナル、NH、如月テンマ、キョウタ、コードウ、グェン、印南

Ⅴ活動内容詳細
 
以下3卓にて実施。

 

第1卓「TORG リヴァイスドエディション」GM:印南さん
第2卓「英雄武装RPGコード:レイヤード」GM:コードウさん
第3卓「ソード・ワールド2.5」GM乙

 

 

第1卓「TORG リヴァイスドエディション」


第2卓「英雄武装RPGコード:レイヤード」
 

第3卓「ソード・ワールド2.5」

 

【シナリオ】『蛮族を駆逐せよ』

【イントロダクション】

穀倉地帯の外れに位置する農村、デール。
この村の近くに蛮族が集落を作り、農地を荒らしているという。
この蛮族の退治が、冒険者ギルド<ドラゴンファイア>へともたらされた。
目撃された蛮族は、ゴブリンだったという。
そう難しい仕事ではない――誰もがそう考える依頼内容だ。
初めて冒険に出る初心者にとっても、最適なものとなるはずだ。

 

【各PC紹介】

PC①:シン PL:如月テンマさん

種族:リカント 生まれ:拳闘士 男 15歳

冒険者レベル:2

グラップラー:2 スカウト:1→2 レンジャー:1

 

リカントのグラップラー。

回避率の高さ、3連撃、投げによるデバフ付与と戦闘面におけるパーティーの肝。

また、スカウト&レンジャーと探索、先制取得、薬草使用と非戦闘場面でも頼れる最年少。

暗視を持たないラグナが暗闇の中で要保護状態だったのを見て、要介護認定。以後じいちゃん呼ばわりとなる。

獣変貌するとディスコミュニケートになるのがネックだった。

「蛮族の言ってる事はわかるけどシンが何言ってるかわからない!」

が、エミリアがリカント語を取得して万事解決。隙きがなくなったのでした。

 

 

PC②:エミリア・フォン・クロス PL:朧竜さん

種族:エルフ 生まれ:剣士 女 64歳

冒険者レベル:2

プリースト(フルシル):2 フェンサー:1 セージ:1→2

 

2.5によって新しく追加された小神フルシルの神官剣士。エルフにしてはまだまだ若手。

的確な回復に防御の他、手番に空きができると積極的にバニッシュを飛ばしてくる。

本人は敬虔なフルシル神官のつもりだが、パーティー内の金貸し役を一身に務めているため貨幣神の神官だと思われていたりいなかったり。

パーティー内に2名、神を目指している事を公言して憚らない債務者がおり、彼らを諌める常識人ポジションでもある。

 

 

PC③リラクゼーション・ベアー PL:ヨッシーさん

種族:ドワーフ 生まれ:戦士 女 100歳

冒険者レベル:2

プリースト(イーヴ):2 ファイター:1→2

 

ドワーフの神官戦士。

高い防御力とタフな体力、そして自己回復という高いバイタリティを誇る頼れる壁役。

同じく2.5で追加された小神イーヴの神官のため、普段は弱者を守ろうとする騎士道に溢れてた好人物。

しかし、魔神絶対殺すウーマンでもあるので、魔神と奈落の魔域が絡むと話が通じない。

神を目指していることを公言して憚らない、ちょっとアレな人そのイチ。

 

 

PC④ラグナ・アルドール PL:シグナルさん

種族:人間 生まれ:傭兵 男 19歳

冒険者レベル:2

ファイター:2 ソーサラー:1 レンジャー:0→1

 

元貴族ながら家が没落してしまい、一山当てるために冒険者を始めた人間の魔法戦士。

ビッグな夢を抱いているつもりだったが、神を目指すとか言っちゃうのが二人もいて自分の器の大きさに少し疑問が生じている……?

戦闘において魔力撃による固定値増に加え、運命変転でクリティカルを回して瞬間最大風速を叩き出してくる。

最終決戦では危ういところまで傷ついたが、仲間のフォローもあって乗り切った。

唯一暗視を持たないことでいろいろ弄られた方でもある。

 

 

PC⑤ヤンマーニ PL:ラマンチャさん

種族:エルフ 生まれ;狩人 男 33歳

冒険者レベル:2→3

シューター2→3 マギテック:1 スカウト:1

 

エミリアよりも若い、エルフのマギシュー。

2.5でもガンは強い。つまりパーティーのダメージディーラー。

そして、スカウトツールを借金で買う男。なんて奴だ……!

基本的に真人間ではあるのだが、悪夢を見すぎて少しおかしくなっているんでしょうかね。

神を目指しているち、ょっとアレなメンバーその2である。

 

 

【GM所管】

 

7月に刊行された「ソード・ワールド2.5」初のセッションと相成りました。

GMとしてもルールの細かいところで認識が不足していたところなどもあり、皆さんの協力のおかげでスムーズに進行することができました。

スタンダードな蛮族退治の第1話、

そして「2.5」ならではのダンジョン「奈落の魔域」攻略に主眼を置いた第2話とご一緒させていただきました。

GMとしては取り回しは特に変わった感じはなく、スムーズに進めることができました。

やはり2.5で一番感じるのは、戦闘ルールのブラッシュアップでしょうか。

戦闘準備というルール設定や、細々としたバランス調整によって種族や技能のそれぞれが魅力的になったように思います。

 

ご一緒いただいた皆様も、皆一様に個性的で楽しかったですw

目的にむかって積極的に進んでいただけたので、セッションの軸がブレることなく描ききることができました。

 

今後サプリやルルブの追加で技能の追加があるとは思いますが、引き続きサークル内でどんどんSW2.5 をやっていきたいと思います!

また、他の方の回すSW.25にも是非参加したいと思いますので、何卒今後とも宜しくお願いいたします。

 

今回はご一緒いただきありがとうございました!

 

 

(18/08/08 一時更新)