自分が最後に観劇することを
マイ千穐楽→略してマイ楽というみたいですね
娘の春休みの終わり、
最後の「レ・ミゼラブル」を観劇して参りました。
当初、博多まで行く予定なかったのですが
帝劇を観劇し終わった後、娘がどうしても
吉原バルジャン×伊礼ジャベの組み合わせが観たいと
わがままを言いまして
(梅田は小野田ジャベール予定だったので)
なんとか策を弄してチケットを取り
(これについては別記事で)
高い交通費を払って、はるばるやってまいりました(推し活!)
前回の観劇では雨だったので
晴れて写真が撮りやすい博多座!
前回の博多座レミゼ↓
この時はマチネ公演中。
開場時間前だと人が溢れていますが、公演中に訪れると写真撮りやすくてよき
キャストの顔写真付きパネルもありました
<本日のキャスト>
以下、長文の感想となりますのでご容赦ください
吉原バルジャンと伊礼ジャベール
やっぱり吉原バルジャン×伊礼ジャベの組み合わせは
緊迫感があってヒリヒリした~
特に注目していたシーンは
①市長(バルジャン)が荷馬車の下敷きになった老人を助けた後、
ジャベールが「ジャン・バルジャンという男が捕まった」と市長に告げる場面
②ファンティーヌが亡くなった直後の対決
③砦でバルジャンがジャベールを開放する場面
の3つです。
①のシーンは、伊礼さん自身が
その日によってバルジャンを疑っていたり、信じていたりと違う心の動きをする、と仰っていたので気になっていました。
帝劇で見たジャベールは市長を疑っている雰囲気がしました。
(梅田での小野田ジャベールは、市長を信用している感じがしました。
まっすぐな小野田ジャベールらしい感じ)
この日のジャベールは、市長をあまり疑っていない感じでしたね。
②の対決シーンは、やっぱり本気の戦いという感じで
ハラハラドキドキします。
吉原さんが本気で逃げようとしている気合を感じます
③のシーンは、私達が観劇した当日に伊礼さんご自身がXに投稿されていました。
ものすごくあっさりジャベールは去って行ったのですが、
バルジャンに打ちのめされ、なす術なしという感じだったそうです。
しかしこの日のジャベールはものすごく悔しそうで、
怒りながら去って行きました
この、その日によって違うバルジャンとジャベールの関係性が
すごくナマモノ感があっていいですね~。
伊礼さんのジャベールは狂気性があります
吉原さんは今期が最後と仰っているので、目に耳に焼き付けました。
清水美依紗さんのエポニーヌ
梅田で見た時は「歌は上手いけど演技はこれから?(←何目線)」
という感じがしたのですが、今回すごく良かったです。
舞台が近くて、表情がよく見えたからかもしれません。
山田健登さんのマリウス
山田さん、正直「こんなにうまかったっけ?」と
帝劇ではあまり印象に残らなかったのですが
どんどん進化したんですね~。
今回特に注目したシーンは、
砦でバルジャンが「彼を帰して」を歌うシーン。
バルジャンの足元で眠っているマリウスが、
歌の切れ目で姿勢を変えるんですよね。
三浦マリウスはその動きがなかったので
これはマリウスとして決まった動きではないのだな、
それとも、ただ体勢が悪かったので変えただけ?
と気になって今回注目して見ていたら、
山田マリウスはやっぱり姿勢を変えました。
私の解釈では、
「マリウスは眠っているけれど、遠い意識の中でバルジャンの歌声は聞こえている」
ということを動きで表現したのかな~、と思いました。
他にも細かな動きなど、山田さんのマリウスを演じるこだわりがいろいろ見られました。
岩橋大さんのアンジョルラス
岩橋大さんのアンジョルラス、よかったです!
アンジョルラスはトリプルキャスト全員見ることができましたが、
私個人の感想ですが、「アンジョルラスらしさ」を感じました。
リーダーっぽい力強さと、華があるんですよね。
アンジョルラスの注目点は、
ABCカフェでマリウスが自分の恋について歌った後、
「マリウス、わかるけど~♪」
と言う時の、言い方。
木内アンジョは寄り添った言い方、
小林アンジョは結構、冷たい
岩橋アンジョはその中間で、リーダーとしての言い方でした。
それぞれ個性があって面白いです
木下晴香さんファンティーヌ
木下さんは「アナスタシア」でも拝見していましたが
意外と声が低めでびっくり。
娘は「よかった」と言ってましたが、私は昆ちゃんファンなので、、、
ファンティーヌが息を引き取るシーンで感情移入は今一つでした
斎藤司さんと森公美子さん
斎藤司さんのテナルディエ、
前回見た時よりもテナルディエになっていて感心。
歌に深みも出た感じ。
森公美子さんは、ザ・マダムテナルディエなのですが
存在がなんか気になり過ぎる
その他、、、
アンサンブルでは、
「ミス・サイゴン」より推し始めたコンプフェール伊藤広祥さん、
安定的にかっこよくて歌がうまいフイイ杉浦奎介さん、
グランテールから工場長に変わっても、存在感ある丹宗立峰さん。
そして帝劇で注目した、アーミーオフィサー。
今回、帝劇と同じレーグル藤岡義樹さんで、やっぱりうまかった!
初めて、アーミーオフィサーの声に注目しましたよ。
他にも、いろんなシーンについて
あーだーこーだと娘といろいろ語り合って。
博多座で買ったお弁当を
ホテルで食べながら。
まだまだ幕間に食事する余裕はありませんが
お弁当を先に買う余裕は出て来ました
前回はコロナ禍だったので
売店やカフェなども縮小されていましたが
今回はとても賑わっていて嬉しかったです。
店員さん達も、気さくで接客が素晴らしいんですよねー。
有名なきんつば。
1個幕間に食べました。
あんこってパワー出るわー
何度も見たくなるレミゼですが、
今回博多座でこの公演を見られて
ものすごく気が済んだ、やりきった感じです
キャストが素晴らしかったし、
劇場が素晴らしい。
音響も、お客様も、賑わいも。
博多まで行くのはなかなかお金もかかるし
スケジュールも大変ですが
違う劇場で3公演も見られて幸せでした