荒川区荒川・浄正寺と忘れてはならない大事故。( ˘ω˘ ) | 千葉の歴史、名所、旧跡アドバイザー・尼木のブログ

千葉の歴史、名所、旧跡アドバイザー・尼木のブログ

魅力満載、千葉の見どころをナビゲートします。

荒川区荒川に建つ浄正寺を参拝致しました。

室町時代の文亀3年(1503)の創建と伝わり

古い歴史を持ちます。江戸時代には3,500坪の

寺域を有していたとのことです。

境内には室町時代の文安6年(1449年)銘の板碑や

江戸時代の寛文6年(1666年)銘の庚申待供養碑など

多くの石仏・石碑が境内に見られます。( ˘ω˘ )

本堂前には三河島観音が建立されております。

こちらは昭和37年(1962年)5月3日に起こった

国鉄五大事故のひとつである三河島事故の犠牲者を

供養するために建立されました。

三河島事故は貨物列車が赤信号を見落とし安全線側で

脱線し常磐線下り電車が衝突し更にその6分から7分後

上野行上り電車が線路上を歩いていた乗客を跳ねて

脱線していた下り電車に衝突・線路から築堤下に転落し

犠牲者160名・負傷者296名を出す大惨事となりました。

この事故がきっかけで昭和43年(1968年)三河島と言う

町名が無くなりました。戦国時代以来の地名だったようです。

現在鉄道はATSなどの安全性が整備され・高速化が進んで

おりますが過去の大事故を忘れることなくより一層の

安全性を追求して頂きたいと思います。

昭和2年(1927年)12月30日に開業した東京地下鉄道

(現在の東京メトロ銀座線)には開業当初からATSが設置

されておりました。この時代に自動列車停止装置があった

ことは素晴らしいことだと思います。

自動車も安全運転を心掛ける・あまきオフィス

https://www.amaki-office.com