看護士さんとの馴れ合いの果て | 与太郎の一歩

与太郎の一歩

ちーばくんの(千葉県)口元辺りに住んでいます。
『学び合い』のことや、その他教育関係の学び、私生活などについて書きます。
メールアドレスはhinachokoreitoと@gmail.comを繋げてください。メッセージ頂けたら幸いです。お気軽にどうぞ!

思えば10月30日。
文化祭の合唱が終わり、午後のプログラム・・・の途中で早退。もう体が動かなかった。
病院へ直行。そして緊急入院へ。
この日の先々週、先週と2週連続で救急外来にかかっていた。

先々週、先週、早退した日に撮ったレントゲン写真を見て、
「なぜ先々週のレントゲンを確認した時点で緊急入院させなかったのだ。担当者は誰だったんだ。この病状で帰らせたのは問題だ。」などとカンファレンスで話になったそうです。

緊急手術や、開腹手術の説明も受けたけれども、2時間以上の内科処置術を3度繰り返すことで、開腹せずに済みました。術後、採血に来た助手ドクター?いわく、「ひーさんも大変だったと思いますが、先生方もとっても大変でしたよ」といわれました。鎮西剤を打たれていたので記憶にありません。

鎮静剤って麻酔ですね。これ打たれるとき、いつもサバンナのライオンを想像します。
生態系の研究のため麻酔銃で打たれて、朦朧としてるうちに識別番号とかGPSとか付けられちゃうヤツ。あぁ、不意に鎮静剤打たれたライオンの気分ってこんななんだろうなーと思いながらいつも意識を失います。

うっすらとした記憶では、処置術の直後、女性ドクターに「もう大丈夫ですよ!よかったですね!」と言われて、「ありがとうございます!」と抱きついたような・・・気がしないでもない。
あと、病棟のベットに移されるときに、看護士さんたちを無視してアザラシのように勝手に移動して看護士さんに笑われた気が・・・しないでもない。

腸閉塞が5つあったそうです。
2週間ほど絶食。点滴で過ごしました。
なんと点滴で3キロほど太るという奇跡が起こる。
そのうち栄養剤摂取が始まり、点滴と栄養剤だけでトータル6キロ太るとおうバチカンもビックリの奇跡が起こる。
看護士さんもビックリしてました。

近々2度目の入院ということもあり、看護士さんたちとも仲良くなりました。
看護士さんの名前、全部言えるようになりました。
病室で読んでる本とか、お見舞いとかで、教員だとバレたせいか、看護実習生の担当患者になることをお願いされました。
実習とくれば、断るはずは無く。ほら教員だって受け入れてもらってなんぼじゃないですか。
お互い様ということで受け入れる。21歳キャピピチの看護生が来る。
病院いるのに、生徒の対応してるみたいな感じになってちょっと疲れましたw

退院の前々日、病院のクリスマスイベントで木に付ける飾りに、絵を書く仕事を看護士さんからお願いされる。絵が得意でも無いのにお願いされた。そしてなんとか書いた。
それはこんな状況だった。

三分粥が始まった日の午後・・・

(お昼寝しようかな・・・もぞもぞ)
看護士さん「コンコン。ひーさん、今暇ですか?」
ひー「・・・ひ、ひまになりましょう!!」
看護士さん「よかった!ひょっとして・・・絵とか得意ですか?」
ひー「と・・・得意になりましょう!」
看護士さん「よかったぁ!クリスマスのイベントで使う飾りに絵を描いてほしいんです!あ、ひーさん先生なんですよね?地図とか書いてくださいw」
ひー「・・・はは」
(ベルみたいな形で書きづらい。道具はポスカか・・・)
看護士さん「あ、ひーさん・・・飾りは一個でいいですか?一個だけですか?」
ひー「え?あ・・・・もう一個くらい書きたくなっちゃったかもしれないなー!」
看護士さん「良かった!今、隣の病室のおばぁちゃんに断られてシュンとしてたんです!はい!二つ!」
ひー「・・・(俺、絵で褒められたことなんか無いぜ。授業でも下手すぎてネタにしてるのに)」

取り組み始める。
看護学生襲来。

学生「ひーさん、入ってよろしいですか?あの、看護士さんにひーさんと一緒に飾りを作るように言われましたwご一緒してよろしいですか?w」
ひー「あーwはいww(そこまで言われて、よろしゅーもなにもあるかww看護士さんに代わって面倒見させられてる俺w実習やること無いのかwww)」

チーバ君とふなっしーを書きました。
あと生徒たちから大人気の私が考えたオリジナルキャラも書きました。
ついでに「健康第一」という言葉も書き加えました。
病院のクリスマスツリーに飾られること考えたら、ちょっとシュールにしたかったのです。

そしたら、この絵も文字も大変上手く書けてしまいまして、えー。
完成品をナースステーションに持って行ったら、看護士さん、ドクター、事務さん、ボランティアさんみんな集まってきちゃって、凄い凄い欲しい欲しいひーさんに頼んでよかったのオンパレード。
最初は自慢してんですが、あまりに人が集まってきて、褒めるから恥ずかしくなって病室に逃げ込みました。
看護士さんたちは若くて可愛いのが問題です。

看護士長までお礼&絵を褒めに病室まできた。
「レタリングか何か習われてるんですか?」
習ってませーんw致しませーんww

その後ももうひーさん凄い凄いで、看護士さんたちから声がかかるかかる。
奇跡だ・・・
絵が上手いなんて言われたことが無いのに。でも正直、超上手くいったのは事実ww


退院の日、担当看護士さんに挨拶し、帰ろうとする。
するとナースステーションから看護士、ドクター、事務さん、ボランティアさんが手を振って見送ってくれました。嬉しかった。照れたwww

ドクターの最後の言葉
「もう来ないでください」
あ、はい。近々二度目ですもんね。なんか刑期を終えて出所した人にかける言葉みたいじゃないですかww

はい。

ということで、まるまるの一ヶ月の入院でした。
秋を病院で過ごしました。
旬の秋刀魚を七輪で焼くことができませんでした。
看護士さんから「大丈夫です、今年は誰も秋を味わってません。もう冬です」と言われたのが救いなのか。
いきなりルレクチェの季節です。病院のベットの上で注文してました。

そして、看護士さんたちとは超、仲良くなったのに、連絡先を交換しませんでした。
偉い!
数年前の私なら、連絡先書いた紙渡してた。
合コンしようって越えかけてた。
それもこれも看護士さんが若くて可愛いのが問題だ。みんな私と同い年くらい。
看護士さんと仲良くなった果ては、何も無かった。

しょうゆう(醤油)ことです。
入院生活は塩分を控えめに。
おあとがよろしいようで。