「ちのはなし」は1971年、「ほね」は1974年、どちらも堀内誠一さん作・絵で出版されました。堀内さんは、2日前に紹介した「くるまはいくつ?」の絵も描かれた方です。堀内誠一さんは、1932年生まれ、1987年に53歳で亡くなりました。

 

 

「ちのはなし」は、まさしく血についてです。懐中電灯に手を当てたり、ほっぺたの色を見たり、子どもの頃にやりました!ずっと「ち」という文字だけ赤、堀内さんはデザイナーとしても活躍されていました。

 

 

 

息子はこういう体の中の構造を見るのが苦手で、ここは飛ばすページでした。母は、こういうのに興味津々です。

 

 

 

科学的で、わかりやすい絵本です。

 

 

 

この最後のページは、堀井さんのデザインのセンスが前面に出ていますね、見入ってしまいます。

 

 

 

「ほね」は、骨についてです。食べ終わったお魚の骨。

 

 

 

タコには骨がありません。

 

 

 

愛嬌たっぷりの人間の骨格。

 

 

 

骨、筋肉、皮膚があってこそ動けます。楽しい美しいページです。

 

 

 

人間が作った構造物も骨みたいだし、化石の骨からもいろいろ知ることができます。堀内さんは、骨がお好きだったのでしょう。


 

 

今回、ブログを書くにあたり堀内さんのことを調べ、またまた初めてたくさんのことを知りました。堀内さんは生き急ぐように、多岐に渡り才能を発揮された方でした。雑誌「ポパイ」「an・an」「ブルータス」の出版・デザインにも関わられていました。驚きました。

 

 

ほぼ日刊いとい新聞に詳しく掲載されています。

 

 

 

「のろまなローラー」は、小出正吾さん作、山本忠敬さん絵で、1965年に出版。「ブルくん ダンプくん」は、谷真介さん作、山本忠敬さん絵で、1982年に出版。「しゅっぱつ しんこう!」は、山本忠敬さん作・絵で、1982年に出版されました。

 

小出正吾は、1897年生まれ、1990年に93歳で亡くなりました。谷信介さんは、1935年生まれ、現在86歳です。山本忠敬さんは、1916年生まれ、2003年に76歳で亡くなりました。

 

前に紹介した、「ぶーぶー じどうしゃ」という0歳〜2歳向けの絵本も、山本忠敬さん作・絵です。乗り物を描かせたら、山本さんの右に出るものはいないと思われるくらいの素晴らしい画力とセンスです。しかし、ここだけの話ですが、山本さんの描く人物は、きっと山本さんは人の姿には魅力を感じていなかったのだろうと思えるくらい、乗り物の生き生きした絵と違います。このギャップは興味深いです。

 

 

「しゅっぱつ しんこう!」は、お母さんとみよちゃんが田舎のおじいさんの家に行く様子が描かれた絵本です。駅のこの改札が懐かしいです。

 

 

 

大きな駅で特急列車に乗り込みます。

 

 

 

町を抜け、橋を渡り、山の麓の駅に着き、2人は急行列車に乗り換えます。

 

 

 

山を登り、鉄橋を渡り、今度は普通列車に乗り換えます。山奥の小さな駅には、おじいさんが迎えに来てくれていました。乗り物の魅力に溢れてた絵本です。

 

 

 

「ブルくん ダンプくん」が、また乗り物傑作の絵本です。ヘッドライト、バンーパーを使って不自然ではない表情があり、乗り物たちの感情が伝わってきます。仲良しの、ブルドーザーとダンプトラックのお話です。2人で自分がいかに役に立つか自慢し合います。

 

 

 

ダンプ君の方が自慢できることが多いと思ったら、ブル君に助けられた話をされ、ダンプ君は黙ってしまいます。

 

 

 

そこにトレーラーのおじさんが来ると、ブル君が黙ってしまいます。キャタピラーのブル君は、トレーラーに乗らないと、普通の道は移動できないからです。最後、ダンプ君がダンプローダーに変身し、仲良しのブル君を乗せて喜んで走るようになります。

 

 

 

乗り物絵本、傑作中の傑作「のろまなローラー」です。息子もわたしも、この絵本は大好きでした。読み過ぎてボロボロです。

 

ローラーが重たい車をゴロゴロ転がし道を平にしていきます。形も美しく、表情もいいですね。

 

 

 

後から大きなトラックがやってきて、じゃまだと怒りながら追い越していきます。次に来た立派な乗用車も笑いながら追い越していきました。

 

 

 

小型自動車も、遅いローラーをバカにしながら追い越していきました。

 

 

 

それでもローラーは黙って重い車を転がしながら道を直していきます。しばらく行くと、でこぼこ道でパンクしたとトラック、立派な乗用車、小型車が立ち往生していました。ローラーはそれを横目に道を平らにし続けました。

 

 

 

パンクを直した大きなトラックも、立派な自動車も、小型自動車も、ローラー君のおかげで道がよくなって走れるようになったと、今度はお礼を言って走って行きました。

 

 

 

ローラー君は何も言わずただただ道を直し続け、仕事を終えると、夕焼けの中を帰って行きます。ローラー君の表情が最高、夕日の中、感動的なラストシーンです。

 

 

 

山本忠敬さんは他に類を見ない、独特な魅力ある乗り物を描かれる方です。山本さんの絵を見ていると、お逢いしてみたかった気持ちになります。

3冊とも同じ名コンビ、渡辺茂男さん作、大友康夫さん絵の絵本です。「どうすればいいのかな?」は、1977年出版。「おとうさん あそぼう」「じどうしゃ じどうしゃ じどうしゃ」は、共に1984年出版されました。

 

渡辺茂男さんは1928年生まれ、2006年に78歳で亡くなりました。大友康夫さんは、1946年生まれ、2020年に74歳で亡くなりました。

 

 

「どうすればいいのかな?」は、渡辺さん&大友さんコンビの初めての一冊です。小グマが、シャツ、靴、帽子・・・などを変に着て、次にちゃんと着ていきます。

 

 

 

最後はしっかり装いを整えてお出かけします。

 

 

 

小さな「くまくん」シリーズは続々出版されました。7年後に出た「おとうさん あそぼう」では、小グマとお父さんがいろいろな遊びを繰り広げます。クマの絵が力強くなっていますね。

 

 

 

遊び疲れて、最後には2人で仲良く寝てしまいます。

 

 

 

「じどうしゃ じどうしゃ じどうしゃ」は、たくさんの車が登場します。お客さんがタクシーに乗り、「隣村まで」と言います。

 

 

 

タクシーは町を抜け、橋を渡り、トンネルを抜け、牧場にさしかかると、車が渋滞していました。20分待っても動かないため、運転手さんは前の車に何が起きたのか聞きに行きます。前の運転手さんは、前の車に聞きに行き、その前の運転手さんは前の車に聞きに行き・・・と、いろいろな種類の車が登場します。

 

 

 

とうとうパトカーがやって来て、先頭で何が起きてるのか見に行きます。

 

 

 

事故でもなく、動物の行列が渡るのを待っていたのです。最初はカエルが渡り、それを蛇が追いかけ、それをいろいろ動物が追いかけて道を渡っていきました。

 

 

 

イタチ、猫、犬、豚・・・と続き、

 

 

 

最後は数多の牛たちの行列が渡っていきます。

 

 

 

それで車の大渋滞になりました。たくさんの種類の個性的な車が見られる絵本です。

 

 

 

昨日、渡辺さん作で、絵を描かれていた山本忠敬さんの絵本もありました。明日は、山本さん作の絵本をご紹介します。わたしも乗り物好きです。乗るのが好きな、乗り鉄(?)です。

 

 

「しょうぼうじどうしゃ じぷた」は、渡辺茂男さん作、山本忠敬さん絵で、1963年に出版、「とらっく とらっく とらっく」は、渡辺さん作、山本さん絵で、1966年に出版されました。「くるまはいくつ」は、渡辺さん作、堀内誠一さん絵で、1966年に出版されました。

 

渡辺茂男さんは、1928年生まれ、2006年に78歳で亡くなりました。山本忠敬さんは、1916年生まれ、2003年に86歳で亡くなりました。堀内誠一さんは、1932年生まれ、1987年に54歳で亡くなりました。

 

渡辺茂男さんは、児童文学者、翻訳家でした。著書がたくさんある他に、「どろんこハリー」「エルマーのぼうけん」「おさるのジョージ」他多数の外国の本の翻訳を手がけた方です。創作された絵本は乗り物の話が多く、好きでいらしたのでしょう。

 

 

「しょうぼうじどうしゃ じぷた」は、町の消防署にいます。他の大きな消防自動車たちの方がかっこよくて人気があります。

 

 

 

自分が小さくて、悲しくなっていました。

 

 

 

しかし、山小屋が火事で、じぷたしか火を消しに行けません。狭い道を進み、じぷたは無事、火事を消し止めます。じぷたは、小さくても性能がいいんだと認められ、英雄になります。

 

 

 

「とらっく とらっく とらっく」は、それぞれの車の役割を完結に説明している絵本です。その時代の車たちが魅力的です。

 

 

 

途中の工事現場では重機たちが働いています。息子は重機好きでした。よく工事をしている様子を遠くから眺めていました。

 

 

 

トラックは、夜になっても走り続け、運転手のおじさんは煙草を吸います。今の絵本には”煙草一服”なんてもう出てきませんね。

 

 

 

「くるまはいくつ?」は斬新な絵本です。車輪の数で乗り物を紹介していきます。

 

 

 

車輪ひとつは一輪車です。


 

 

車輪3つは三輪自動車。素敵な絵ですね。このままTシャツにしたいくらいです。

 

 

 

スペアタイヤも入れて、車輪が5つ。この絵も古さを感じさせません。

 

 

 

最後はたくさんの車輪をもつ電車です。昔の新幹線、美しいです。

 

 

 

男の子は乗り物が好きだと、息子を育ててみて、しみじみ思いました。大人になった今でも、好きみたいで、三つ子の魂百までですね。やはり、乗り物が大好きだったに違いない渡辺さんの絵本は、明日も続きます。

 

 

渡辺さんの息子さんがまとめた、渡辺茂男さんについての紹介があります。

 

 

 

ハワイは今日は土曜日、朝から出かけて、夜遅くに戻りました。

絵本の思い出はお休みして、ボルケーノ国立公園の写真を載せますね。

 

 

オヒアの木と青空

 

 

 

ハワイアンの伝説があり、木はオヒアで、花はレフアと呼ばれます。

 

 

 

オヘロベリー。とてもおいしい実です。

ネネという絶滅危惧種の鳥が食べるので、人間は食べません。

 

 

 

ハレマウマウ火口が2年前の噴火で巨大化しました。

そのころは、夜に来ると、火口が赤々していました。

 

 

 

今でも熱があって、雨水が染み込み、スチームとなって出ています。

 

 

 

地球が生きていることを感じられる国立公園です。

明日はまた、絵本の思い出を書きます。