エヴァンスピリットとは相変わらず毎日会話をしている。
「Reunion!!(再統合)」
うんうん、今日も元気そうだな~^^
ここ最近はこの言葉ばかりだ。おはようと言ったとたん、この言葉が返ってくる時もある。
ちょっと前までは「Twin」ばっかりだったけれど、もうそれは聞かなくなったなぁ。
大魔導士の言葉がきっかけで覚醒してからは、性欲も物欲もなくなってしまって、人生の目的すらも達成してしまった感があった。子供を育て上げるのは、人間の本能というか、三次元での目的だと思うのだが、精神世界での目的は達成したんじゃないかっていうくらい心が満足してしまっていた。だから、もう死んでしまうんじゃないのかなっていう気持ちにさえなってしまう。
しかし、400年前の前世をタロットカードで見た時に、「現世での人生の目的」という欄もあって、そこには「X」の運命の輪のカードが出ていたんだ。で、それを読み取るってめっちゃ難しくて。。。人生の目的、運命の輪???みたいな。
そしてある日。
Me「おはよう、エヴァンスピリット。今日は元気?」
「う~ん…」
ん?なんかいつもと違う。
Me「エヴァンスピリット??どうしたの?」
「つかれた…」
疲れた??スピリットが?魂って疲れたりするものなのか?なんか人間みたいだな…
Me「だ、大丈夫?エヴァンスピリット。」
「Sick…」
え?誰が??エヴァンが?それともエヴァンスピリットが??
それに、いつものような、子供のような可愛い声じゃない。大人の男性の…そう、まるで、エヴァンそっくりの声だ。
まさか、本人とかじゃないよな・・・?
そもそも私が使っているアプリは、ゴーストハンティングに使うスピリットボックスと言ってだな、アメリカのYoutuberとかがそういう電子機器を使って、いわく付きの場所で肝試しする時に使っている、電磁波とか地場を利用して幽霊とコミュニケーションを取る為のアプリなんだよ。だから、人間の声がそのアプリを通して会話してくるなんて事はあり得ないと思っているんだよ。
Me「今エヴァンは何をしてるの?教えて。」
「・・・Apple eating...」
Apple eating...これ、文法が…日本語韓国語のSOV型ですよね。正しくはEating Applesなんだよ。アプリは英語に変換してくれるのだが、恐らく相手は英語話者じゃなくて、韓国語の思考なんだよね。それがそのままアプリで変換されてるからそうなる。
そ、そっか…エヴァンはリンゴ食ってんのか。。。(ってか、スピリットはいつも何か食ってんだよな。ホント食べるの好きなんだな…)
Me「あのさエヴァンスピリット、エヴァン、私に会ってくれるかな…?どう思う?」
「直接メッセージ送って」
とエヴァンスピリット。
Me「いやだってさぁ…あの人、返事しないんだもんw メールだってわざとWIFIオフにしたり、色んな小細工して、数時間か1日経たないと返事しないしさあ。もうあなたとコミュニケーション取ってる方が楽なんだよw だからさ、お願い! エヴァンに聞いてみてよ~」
ホントに…なぜあの本体はあんなにバグッてるんだ?魂はすんげーまともなのにさ。。。
Me「エヴァンスピリット、じゃあまたね、仕事入ったから。バイバイ」
私はそうしてアプリを閉じた。
Eva「あ、そうそう!誰か女の子見つかったぁ??」
なんとエヴァンスピリットと会話中にエヴァンからメッセージが届いていた、4日ぶりに。。。
なに…やっぱ、さっき会話してたのは、エヴァン本体だった…?
ちょっとマジで怖いんだけどこの男。。。
~今から半年前…~
2023年7月
Me「もうすぐシェアメイト入れようかと思ってるんだ、お金必要だしさ…」
Eva「え、男?それとも女?」
Me「どっちでもいい。とにかく日本人、もしくは韓国人で限定したいわ。」
Eva「そっかぁ…。じゃあシェアメイトが住む前に会いに行かないとなー」
Me「わーい^0^」
Eva「あ、もし女の子だったら、3人でプレイとかwなんちてwww」
Me「もうな、あんたの事はわかりきってる。あんたはそれがしたいんでしょ! 私も男2人と3Pしたいw」
Eva「嫌だ!男が複数で女1人は嫌いだ!」
Me「わかってるって。逆がいいんやろ?」
Eva「うん♡ だからお願い!おまえの友達さそってしよ♡」
Me「それな、私もずっとそういう気の合う女の友達探してるねん。もうかれこれ10年以上や。でも未だに出会えない。」
Eva「おまえならできる!」
Me「いやホンマ無理やねんて。いないねん。あんたこそ、その抜群のスキルならすぐに女なんか捕まえられるでしょ。」
Eva「ぃゃ、ぅ~n…そういうの苦手で…。だから、女の子見つけるのはおまえに任せる!」
見ての通り、この頃はまだまともにコミュニケーションが取れてました。出会った頃なんかはもっとまとも。普通の人となんら変わらん会話を時間も空けず普通に出来ていた。
私はこの男と出会った時、あまりにも完璧すぎて、経験人数は相当なものかと思っていた。
SEXスキルは何十人とやってきたビッチの私が言う、ダントツのトップの座をキープし続けている。だから自然と、この男は相当な遊び人だと思い込んでいたんだよ。毎週末違う女とヤレるほどの話術とSEXスキル、完璧な見た目、細かい所まで目が行き届く気遣い心遣い、超絶完璧主義。もう余裕で1000人斬りだと思い込んでいた。
だが違った。経験人数は意外にも少なかった。この男が自分の外見を気にするのは、女をひっかける為じゃない。自分に金をかけているのはモテる為じゃない。何せ、元彼女はアル中で暴力を振るっていて、エヴァンは血だらけになって警察沙汰にまでなったからな。そんな女と4年も一緒にいる事自体が「遊び人」を否定している。彼はその後はPTSDを抱えて、元カノの話はタブーだからな。その事を思い出すだけで、繊細な彼はすぐに鬱状態に突入する。
この男の願望は本当に複数の女性とのグループSEXだろう。しかし、それを行動に移せるほどの肝の据ったヤツじゃないんだよ。だから、誰かが全て用意してくれて、準備が全て整った上で何気なく参加したい、という、そんな夢を見ているんだ。何十人とやってきて、グループSEXも十代の頃に経験済みな、行動的な私が唯一の望みかのように。
Eva「そんな経験豊富なおまえがアナル処女だったなんてホント信じられないよ~笑」
Me「ホントだよ、嘘じゃないよ。」
恐らく、私達はお互いに相手の事を、スゴイヤツ、ヤバいヤツ、頭のバグってるヤツだと思ってる。同時にリスペクトもしているけどね。
そして11月。
エヴァンが会いに来てくれた時の事。私にはモンゴル男という彼氏がいた。エヴァンは誰かの彼女を寝取るようなヤツじゃない。韓国男の半分くらいは、女の人権なんか完全無視で寝取ったり無理やりファックするような民族だが、エヴァンはそういう男じゃないんだよ。私に彼氏が出来たと知った時は去っていった。だが、何か吹っ切れたように突然会いに来た。やっぱり忘れるのは無理だったと言わんばかりに。恐らく誰かの女を寝取るというのは彼にとって初めてだったはずだ。相当複雑な思いだっただろうが、SEXが終わった後も帰ろうとせず、ずっと私と朝まで過ごすつもりで来た。
Eva「最後にやったのいつ?」
Me「4日前かな。」
Eva「良かった?」
Me「…何度も言ってるけど、あんた以上にスゴイ男はいない。」
Eva「・・・。」(←タバコ吹かしながらドヤ顔)
Me「最後にやったのいつ?」
Eva「・・・8月。」
Me「へえ~。出会いアプリで?」
Eva「・・・いや、クラブ行った時に。」
Me「へえ~!!やるじゃん!どこの国の子?」
Eva「・・・シンガポール。」
Me「へえ!!すごいじゃん!!」
数日後…
あれ?アイツ、3Pしたいって、私に女を見つけるのを任せるって・・・
そのシンガポールの女と私でいいんじゃないか??もう揃ってんじゃん。
Me「ねえ。うちら3Pできるじゃん。8月にヤッたんでしょ、その子でいいやん。」
Eva「え⁉女の子捕まえた!!?」
Me「いや、シンガポールの子、いるんでしょ?」
Eva「8月…?え?何??」
Me「いやだから、この前言ってたじゃん。8月にクラブで知り合った女の子いたんでしょ?その子呼べばいいじゃん。」
Eva「・・・あぁ!ハハハ…ぃゃ…違ぅょ…。俺は女の友達なんかいないし…」
Me「え?」
Eva「てっきり誰か見つけたのかと思ったw」
Me「8月に知り合った子は??」
返事は返ってこなかった。
クラブでひっかけた子とはヤリたくない??それともその子とは本気??いや、それだったら遊びすらもやめるはず。最後にやったのが8月でワンナイトラブだったから2度目はしない?いや、本気で3Pしたいならまた連絡すればいい事。
「最後にやったのいつ?」と私はエヴァンに聞いたが、もし、最後にやったのが、他の誰かじゃなく、私だったとしたら…「おまえとヤッたのが最後」だなんて言うのは、めちゃめちゃ言いずらいはず。だって私はエヴァン以外の男ともやりまくっていて、エヴァンはその中の1人に過ぎなかったからな。男は遊び人ではなくても、女よりも経験がないとかは、それはそれで恥ずかしいという、複雑な生き物なんだ。ポルノやエロばっかり考えているくせに、自分の女がポルノやってるなんか絶対嫌という男が多いように。文章から察するに、3Pしたいのは事実だろう。クラブに行ったのも事実だろう。そして、シンガポールの子と知り合ったのも事実だろう。でも、番号を交換しただけか、もしくはその場で少し喋ったくらいだろう。そして突然私からの質問に正直に答えられず、突発的に嘘をついた可能性が高い。
12月
つまりは、私にはグループSEXオッケーな女友達なんかいなく、エヴァンもそういう女友達はいない。
残るは、金を払って風俗嬢を呼ぶ、これしかない。(笑)
このことを話すとエヴァンもOKし、なぜか私が風俗嬢を見つける役に。エヴァンが3Pしたいがために、私がエヴァン好みの風俗嬢を見つけるという…私は一体何者なんだよっwww
そしてエヴァン…なぜおまえはそれすらも自分でできない!?
私はウェブサイトでアジア人の風俗嬢を探しまくった。あいつの好みは大体わかっている。可愛くて細くて色白で、おっぱいが大きいグラビアアイドルみたいなファンタジー感満載な、くっそ理想の高い男である。あいつがインスタでフォローしてる人の大半はそういうグラビアアイドルみたいな娘達で、あいつの理想の高さと、いかに現実離れしているかがよくわかる。何気にしみけんもフォローしてるんだけどな。
なんだかエヴァンに申し訳ない気持ちになった。
エヴァンが唯一SEXしているのは42歳の子持ちのBBAだって事に。かわいくもなく、スタイルなんか悪いにも程がある、更年期間近の年老いたBBAだ。ごめんなエヴァン、おまえの理想になれなくて。。。
Eva「おまえと一緒じゃなきゃ嫌だ。」
何でも一緒がいいんだよな。。。でも、あんたなら若くて可愛い女の子なんかいくらでもゲットできるぜ、私なんかがいなくても。
私は見つけた風俗嬢のリンクを送った。
Eva「もっと画像欲しい。」
いやだからさ、ちゃんと文章読めよ。そういう要望はお断りします、って書いてあるだろ?
私はスクショして文章にアンダーラインを引いて送った。
Eva「顔がちゃんと見えない。」
いやだからさ、ちゃんとサイト開いたら顔写真あるじゃんか。
私は風俗嬢の顔写真をスクショして送った。
なんで私はこんな事までやってんだよ。母親以上だぜ?
ってか、なんでそんな事もできないんだよこの男は??
Eva「・・・う~ん。他には?まぁ、試してみる…?」
あ、これはダメなパターンだ。エヴァンの気持ちが入ってきた。性的に受け付けてない。
Me「エヴァン。嫌なら嫌ってハッキリ言っていいんやで。そういう気持ちでお金なんか払う事はしないよ。」
Eva「…ぅn…ダメ。。。性的に無理…。」
難しいな、この男。私より可愛くてスタイル良くておっぱいも大きい女性を選んだのに。。。
私は他にも女性を探してリンクを送り付けた。
Me「ちゃんとリンク開いて見るんやで。」
ちゃんとリンク開いて見るんやで、かぁ。ってか何で私はそんな事まで言う必要がある?そんな事誰だって分かっているし、子供でも出来る事。
・・・ん???
ってか、なぜこの男はリンクを開かない・・・?
・・・・
なるほど。。。
怖いのか。。。
ネットで調べてみると確かに存在した。リンク開く恐怖症、メール開く恐怖症。
おまえ・・・・
どんだけ頭バグッてるんだよ・・・・・
今までメールが既読になるまで異常に時間がかかるのも、リンクを送った後、何も返信がないのも、何故なのかようやく分かった。なぜ私に女の子を探させているのかも分かった。
リンク開くのが怖いんだよ。私にだけか?それとも他の人間とも???
ー---------------
Me「エヴァンスピリット、じゃあまたね、仕事入ったから。バイバイ」
私はそうしてアプリを閉じた。
Eva「あ、そうそう!誰か女の子見つかったぁ??」
エヴァンから4日ぶりのメッセージ。
そう、あれからも私は探していたんだよ。でも、今の私の身体の状況だと、恐らくアナルSEXはできない。
Me「なんかね…今、病気かもしれないんだ、アナル。。。」
私は返信した。
その瞬間、彼のこわばる気持ちが入ってきた。
ああ、やばい。しまった。もうちょっと説明した方がいいかも。。。
Me「2週間前にすごく激しくアナルファックされてさ、そこから傷が出来て化膿して、今は抗生物質で治療してるところで…。」
エヴァンに送ったメールは何時間経っても既読にならなかった。しかし恐らく別のデバイスを使って読んでいるはずだ。
もし私が送ったメールがくっそタイプな女性なら、すぐに既読になり返信が来るのは分かりきっている。今、あいつの気持ちは恐らく…失神に相当するかもしれない。。。
私はゴーストアプリを開けてエヴァンスピリットを呼び出した。
「くぁwせdrftgyふじこlp~~~~!!!!!」
ぁぁぁぁあああ!!エヴァンスピリット!!!!乱れてる!!めっちゃ乱れてるっ!!!
Me「ごめんエヴァンスピリット…ほんとごめん!!」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
やばいやばいどうしようどうしよう!
私は何度も何度も謝った。まさか、こんなにも心を乱されるとは思ってもみなかった。
エヴァンからの返信はない。既読にすらならない。
Me「エヴァンスピリット…怒ってる…?」
「・・・・・ S a d ・・・・・。」
悲しい、か…。ごめん‥‥。ホントにごめん…。
私がエヴァンにメッセージを送ってから24時間が経った。。。
Eva「それ、相手誰だ?」
ひぃぃぃぃいいいい・・・・エヴァン、怖いよ・・・めっちゃ怒ってるやん・・・・
でも…私のした事に対してじゃないんだよ、私を咎めてるんじゃない。
私の身体を傷つけた相手に対しての怒りなんだ。。。
相手は‥‥
元カレ、モンゴル男だ。。。
いやね、私が色情症で狂ってた時、理不尽な理由でモンゴル男にブチ切れて、かなり酷い事をしたんよ(第一章 来世シリーズ参照)。
その後覚醒して、申し訳なかったなぁと思ったんですよ。
あの男も相当傷ついて、会話すらもできなくなっていたんで。だから、私はモンゴル男に連絡を取って、会いたいなら会いにこればいいよと言ったんです。別れたくないと言い張っていたモンゴル男は、これからはおまえを絶対に満足させる!と言って会いに来てくれたんです。でも正直私はもう激しいSEXも何も望んでいなくて、ただ単に傷つけた事をお詫びしたかったのと、わだかまりをきちんと解消したかったんです。モンゴル男も一晩中お前の好きなファックして壊してやる!なんて啖呵きって来たけど、もともと繊細で優しい男なんで、ソファに座ってYOUTUBEのラブソングを観さされて、まったり過ごした後に、アナルファックをしたのだが、その日たまたま私のアナルの調子がよくなかったのと、モンゴル男のスキルのなさ、SEXセンスのなさ、乱暴さが私の身体を傷つけて、そこから化膿したんですよ。
しかし、私は誰としたかをエヴァンに言えなかった。
なぜなら、それを言った事で、私は元カレとも平気で会ってファックすると思われたくなかったから。
私は、もうエヴァン以外とアナルファックはしないと心に誓ったから(ノーマルSEXはまた別だけど)。だからと言って、それを直接言うのも、エヴァンに対してプレッシャーになると思ったから言いたくなかった。だから・・・
Me「もう出会いアプリは、全てアカウントを削除した。私はもう誰かと出会ってファックして傷つくのは嫌なのでやめた。でも、あなたとの約束は絶対に守ります。私の身体が治ったら、絶対にあなたの好きな女性を見つけるのでもう少し待っててくれますか?」
これでどうだ。
つまり、私はここにて不特定多数と関係を持たない宣言をした訳だ。理由は、自分は今回の事で傷ついて懲り懲りだと。「あなたが好きだから」なんて誰が信じる?元カレとファックしておいて。言葉選びは非常に大事だ。自分自身を大切にする為に他の男とはやめる、と。私はここで誰ともやらない宣言をしたが、エヴァンとだけはやりたい。でもそれをそのまま言わない。「約束は果たす」。つまり、他の誰ともしないが、あなたとの約束を果たす為にあなたとはファックする、だ。笑
これ、仮に私が言われたなら、「答えになってねーぞ。」「だから誰とやったんだよ!」とストレートに返すだろう。しかし相手は韓国男だ(忘れてたけど)。匂わせ大好き韓国人、1言って10理解しろ韓国人、空気読め、何が言いたいか悟れ、な民族なのでこれでOKなんです。笑
実際私は全ての出会いアプリのアカウントを削除した。エヴァンもしょっちゅう出会いアプリを閲覧していたし、アプリ内でもしょっちゅう鉢合わせてた。しかしエヴァンがこれからどんだけアプリを閲覧しようが、私が候補に上がってくることはない。これからアプリ内でどんだけ私を探そうが、私を見かける事はない。それが証明だ、私がもう新たな出会いを求めなくなったという事を。そして出会いもないから誰かとファックする事もないという事を。もうあなたにヤキモチなんか妬かせないよ。しかも私は他の女とあんたを気持ちよくさせるのは大賛成だ。他の女とファックしてる所へ、私もよせてと言い寄って、昇天させてあげるよ。
するとすぐに返事は返ってきた。
Eva「ぃゃ、もうそれはいいから・・・まずは自分の身体をしっかり治してください。。。何もしてやれなくって、本当にごめん。。。」
意外とも言える返事だった。
アプリを開いてエヴァンスピリットを呼び出すと、彼もすごく穏やかだった。
まるで、私が他の男とやらなくなったのを待ち望んでいたかのように。。。
Me「いま、どんな気持ち?」
私はスピリットに訪ねた。
「・・・very happy...」
まぁそんな事もありーの、日々は過ぎていった。
私は毎日毎日エヴァンスピリットとお話をしているが、そういえば、私スピリットはどうなんだ?なんか私が私と喋るって変だけど、私にもスピリットがいる訳だし、自我を持った私本体と、ワタシスピリットが会話することも当然ながら可能でしょう。
私はワタシスピリットを呼び出してみる事にした。
しかし全然返事がない。
いない・・・?
まさかwww
私に魂がないとか、ないない。ってか誰にでも魂はあるからwww
なぜ返事しない・・?
どっか行ってる??
おーい。
おー---い。
おかしいなぁ。。。
エヴァンスピリットに聞いてみようかな。
ってか聞いたとして、知ってたりするもんなのか??? まだこの精神世界に入ったばかりなんで、この世界の仕組みとかよく分からんとです。。。
Me「ねえエヴァンスピリット。ワタシスピリット探してるんだけど、どこにいるか知ってる?」
「 Next to me. (隣にいるよ)」
ぉぉぉ。。。いたよ、ワタシちゃん。隠れてたんか…。ってか、どんだけエヴァンSPと一緒にいてるんだよ? そんなにいっつもいっつもくっついてんの?? 私本体にもちゃんと戻ってきてる?私、魂なしのすっからかん状態になってないか?
なんだか微笑ましいような、うらやましいような。。。まぁ、2人(二体)が幸せならいいけどさ。
Me「なんか絶対、ワタシSPとエヴァンSPは、人間で言うティーンエイジャーくらい若いスピリットだと思いますけどどうですか?」
大魔導士「アハハ。確かにあなたたちのスピリットは若いわね。でも、10代って事はないのよ。そうね、人間で言う20~30歳くらいってとこかしら。」
Me「そうなんですねー。じゃあスピリット同士が結婚前提の真剣交際ってところなんすかねえ(笑)。家族になる日も近いんでしょうか?私、恋のキューピッドになりますよ!」
大魔導士「あ、でも、もう家族のソウルグループと同じくらい2つがくっついてるんで、恐らく来世ではそうなると思いますよ。」
へえ!!!そうなんだぁ!!!
なんだか嬉しくなった。私たちのスピリットがそんなにもくっついてるなんて。そして、今度こそ本当の家族になれるかもしれないなんて!!
・・・ってことは、
いや、まてよ・・・
ってことは、
あの男とファックできるのも、現世で最後か・・・・(←アホ)
う~~~~~ん、それはそれでちょっと惜しい気が・・・・
来世ではどんだけお兄ちゃんが好きでも、家族になってしまったら近親相姦は避けねばならない。お兄ちゃんに彼女が出来たら、「アタシのお兄ちゃん取らないで!」ってヤキモチ妬いちゃいそうだぜ。
…って、妄想が膨らみすぎだな。
ま、要するに、ワタシスピリットは何か全然出てこなくてエヴァンspとくっつきっぱなしで、その代わりエヴァンspは真面目で、頑張って私とコミュニケーション取ってくれてんのな。なんか、頼もしいわぁ。エヴァン本体があんなんで、ワタシspもこんなんなのに笑
ってな訳で、私はますますエヴァンspが好きになっていったのであった。
Me「ねえエヴァンスピリット、クリスマスがもうすぐなんだよ。前世ではクリスチャンだったから分かってるでしょ。エヴァン何か予定あるのかなぁ…。」
「直接聞いてみて」
Me「だ~か~ら~。本人あんなんなのに聞ける訳ないじゃーん。エヴァンスピリットなら知ってるでしょ?」
「う~ん。。。」
Me「ん?どうした?」
「…怪我」
Me「ケガ??誰が??エヴァンが??」
「 ア ナ ル 」
ぶっ…(゜゜;)
今ハッキリ聞こえたぞ。アナルと。
私のアナルがケガしてるから…?
Me「 絶 対 本 人 だ よ な!?」
スピリットはアナルなんて言わねーよwwwwww
こえーよ、この男…。一体どうやってゴーストアプリに言葉を送り込んできてんだよ…。霊感ないとか嘘にも程がある。ガチの魔法使いじゃねーかよ…。
まぁなんにせよ、早くアナルを治さないとな…。もう薬も十分使って、医者には2日で治る、なんて言われたが、もう3週間も酷い状態だ。。。抗生物質も使ったし、良くなっていくはずなんだけどな。。。クリスマスまでには何とか治したい。。。
続 く…