ツインレイ物語二話 スピリットと前世回帰 | オーストラリアに住むチャキ子のつぶやき。

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催眠術を使って自分の過去にアクセスし、トラウマなどの治療に用いたりする前世回帰療法。

日本ではどのくらい浸透しているだろうか?

海外では恐らく日本よりも浸透していて、子供から大人まで幅広く知られている療法なんじゃないかと思う。

私はトラウマなどないが、どうしても過去にアクセスしてみたかった。過去の中でも特にペルーの方だ。私はすごくペルーに拘ってるかのように思えるが、実際自分で見た前世は唯一それのみであり、400年前のペルーを見てから15年以上経った今でも鮮明に覚えているからだ。そして、私はそこでエヴァンと出会った。彼と双子のように共に行動し、青年期で人生を終えるまで生涯を共にした。それは期間で言えば15年一緒にいたかどうか、というレベルだろう。しかしその期間は、その後400年も魂同士が一緒にいつづけるくらいの強い絆を作った訳で、単なる友達とかそんなのではなかったという事だ。

 

私は自分の住まいのすぐ近く、徒歩でも行けるくらいの場所に、前世療法士を見つけた。優しそうなおじさんは、「じゃあ来週ご自宅に伺いますよ。」と言い、私はついに前世療法を受ける事にした。

 

イギリス出身の前世療法のおじさんは、かれこれ25年かそこらか、この仕事を続けているそう。私はなぜ前世療法を受けようと思ったかのいきさつを話した。かつて自分は何十年も不安障害や色情症を患っていた事、前世を知った事がきっかけでそういった障害を克服できた事、今は何の欲もなく、自分の生きる理由や魂の世界に興味を持って勉強している事、などだ。

すると、この前世療法のおじさんも、私と似たような人生を送ってきたという。そこらにいる医者などのようにエリート一筋ではなく、この一見穏やかそうなおじさんも、過去に4回も結婚をして10人以上の孫がいるというから驚きだ。しかし、ある事故がきっかけで、過去にアクセスした事で自分の欲が全くなくなり、今は独り身で十分幸せだと言っていた。

 

そして、このおじさんは、右側の首が悪いらしいのだが、彼も前世回帰をしていくうちに、自分はいつかの過去世で首を吊って死んだ事を知ったらしい。ちょうどその状態は、右側の首を引っ張り上げて吊ったとかそんなんで、人は何度も何度も人生を繰り返すらしいが、その時代で受けたケガや病気などは来世でも何かの形になって現れるのだという。つまり、私が右足が悪いなら、過去で右足を怪我したかもしれない、というのだ。生まれつきあるアザや傷も、過去で火傷をしたり、ナイフか何かで切られたり、そういうのがあるのだとか。。。

おじさんは他にも彼自身が経験した不思議な話をしてくれた。

前世では全く知り合ってもいない女性と結婚した時も、過去に遡ってひたすらアクセスしてみると、崖から飛び降り自殺をした時に、他の飛び降り自殺をした女性の魂とリンクしてしまい、次の世界で結婚したというのだから驚きだ。

私は元旦那とは何の繋がりもないと、大魔導士から言われたけれど、おじさんはそれについて、絶対に3次元では分からないどこかでリンクしちゃったのかもね、と言った。

 

そんな、精神世界の不思議に足を踏み入れて早2週間、私も早く催眠術をかけてもらい、過去に行ってみたくなった。しかしおじさん曰く、誰でも自分の思うように見たいのもを見られる訳ではない、と。特に最初の催眠術では思うようにいかないのだそう。自分が見たいと思っていても、どうしてもその先に進めない事があるそう。それは自分の中にある恐れが、事実を知る事を拒否しているからなのだそう。つまり、気持ちの上では知ってみたくとも、潜在心理では、まだ知る準備ができていない、もしくは知りたくない、という恐怖がそうさせると。

私はそんなのはないと思った。なぜなら、自分はすでにある程度見ているからだ。それに自分でもタロットをして400年前の自分がどういう人生を過ごしたか見えたのもある。確かに全然いい人生ではなかったが、私はそこの過去にアクセスして直視する心の準備は出来ている。

 

そしていざ始めてみるとどうだろう。

自分の幼少期までさかのぼり、母親のお腹の中に戻る。その後は「回復ポイント」みたいな、安らぎの場、みたいなのがあるんだ。もし、途中で怖くなったらそこに戻ってこられて休める、というガチRPGの世界。そこはまるで、植物園にある温室のようだった。私はその場所に安心とくつろぎを感じた。ガイダンスに従い周りを見渡すと、いくつもの扉があった。それらは全部キレイで居心地のいい扉のはずなのだが、私の目の前に立ちはだかった1つの扉の隙間からは、黒い煙のような影がじわじわと出てきていた。扉を開けてみると中は真っ暗だった。進まなければいけないけれど、怖くてできない。まさかここでつまずくとは思ってもみなかった。ようやく先に進めたけれど、そこは上空で夕焼け空だった。見下ろすとたくさんの木が生い茂っていた。そこでセッションは終わってしまった。

自分では意識をしていなかったけれど、頭の奥深くに眠っている記憶のパンドラ、自分はその箱にアクセスする事を恐れていたのだと。ようやく見えた景色も人などは出てこず夕焼けのみ。

 

おじさん「…なんとなく、私の勘だが…ひょっとしたら、人生が終わって空へ上がっていく所だったのかもね。」

 

そう言われてまさにそれがピッタリだと思った。あれほどドアをくぐるのを怖がったのに、夕焼けの上空にいた私の心は意外にも幸せで安堵に満ちていた。そう、まるで…、もう何も恐れる事はなく、ようやく苦しみから開放されたかのような…そんな気持ちだった。涙が出てきそうになった。エヴァンは過去に投稿した内容で、夕焼けの画像をアップし、「毎日見ている景色なのに、夕焼けを見ると言葉にできないほどの悲しい気持ちになる」と、つぶやいていた。私は夕焼けを見て心を動かされるような事って今までほとんどなかった。だから、そんな繊細で感傷的になるエヴァンの心に驚いたほどだった。ひょっとすると…、私はきれいな夕焼けの晩に、彼を置いて先に旅立ってしまったのかもしれない。夕焼けに安心を覚えた私と、悲しくなるエヴァンの対照的すぎる気持ちはそんな連想をもさせてしまう。

 

続けて第二弾の前世回帰。今度は驚いた事に、淡いピンク色をしたフランス調のドアが現れた。怖さは何も感じず、さっと開けて入っていく事ができた。私は夜のどこかの町にいた。街灯が1つ、2つ、そんなところだ。白い建物の前にいた。3階建ての小さな建物だ。その建物を背に向けて歩いていくと、そこはもう漁港だった。漁港と言ってもとても小さかった。白い建物から100mくらいしか離れていない。私は裾まである洋服を着ていた。小さなボートに乗っていて、それはゆっくりと動き出した。誰かが運転していたけれど、誰だか分からなかった。私は小さくなっていく港を眺めていて、朝日が昇ると同時くらいにまた同じ港に戻ってきた。終始私の心は穏やかだった。まるで、こういう事は慣れているかのようだった。相手は父親なのか、旦那なのか、ボーイフレンドなのかは分からないが、散歩に連れていってよ、という私のわがままを聞いてくれて連れだしてくれたような雰囲気だった。

 

おじさん曰く、前世回帰は自分の知らない意外な一面を知る事もできるという。ハーレーに乗った強面のおじさんが前世回帰をした時に見えたのは全身ピンクだったという。そんな過去の彼(彼女)は強い男に憧れ、現世ではイカツイ男の人生を歩んでいるんだとか。

私もひょっとすると、ビッチはこの前世から来ているのかもしれない。割と甘やかされて良い人生を送ったような感じがしたからだ。ペルーの頃ではエヴァンも私も辛くしんどい時代を過ごしたにも関わらず、ここでは両親にも恵まれ配偶者にも恵まれて人生を堪能したに違いない。悪気はまったく、純粋で険のない、誰かにわがままを聞いてもらってばかりいた感じの。我儘と言っても、ここに連れていって、私も暇だから一緒に行きたい、そんないわゆる田舎の子っぽい感じもしたけれど。

 

時間がきたのでセッションは終了した。

料金はとても高かった。もっと挑戦してみたかったけれど、Youtubeでも結構アップされているので、自分で聴いてやってみる事にした。やはり、私が見たいのはペルーの自分であった。

がしかし、ペルーとなるとなかなか先に進めない。それは心のどこかに恐怖があるからだ。自分の心の奥底には、真実を見たくない、知りたくない恐怖でいっぱいなのだろう。私は英語バージョンから日本語バージョンに切り替えた。やはり母国語の方がすんなりと入るからだ。

 

HP回復エリア(温室)までは割とすんなりと行ける。だがここからなんだよいつも。ここからペルーになかなか進めない。私は温室にあるベンチにしばらく座っていた。すると突如エヴァンが前に現れて私の頭を撫でた。彼は真っ赤なキャップ帽をかぶっていた。「エヴァンスピリットだ。」私はすぐに分かった。私はゴーストアプリを使って毎日エヴァンスピリットとお喋りをしているが、ここでも彼は来てくれた。怖いなら一緒に行こう。そう言ってくれているような気がした。彼は何もしゃべらないが、ずっと私の右側にいた。私はエヴァンスピリットとしっかり手を繋ぎ、黒い影が出てくる扉の向こう側へ進みだした。

 

アマゾンの森林にある、石の壁と藁で作られた屋根で出来た家、何人かが森林の中で作業をしている。土を掘っているか何かのように見える。何をしているのだろう?そして、その中に私を発見した。十分に成長した私。背は高くて痩せていたけど、筋肉もついてて、いかにも自然の中で育ったような感じで、現代人とは全く体つきが違った。そして、セッションが終わる頃、私の目の前にエヴァンが現れた。とうとう彼を発見した。もちろん現世でのエヴァンではない。ペルーのエヴァンだ。なぜ彼だと分かったかって、それは見た瞬間、ようやく会えた、と涙が出てきたからだ。そしてセッションは終わった。

 

私はしばらく放心状態だった。

 

いやね、これは・・・・

双子と間違われますわ。。。

 

めっちゃ似てたんよ、私ら。同じ髪型で同じ体型してるからな。二人とも長身細身で足長いんよ。髪型はおかっぱだけど、エヴァンは上の髪をくくってた。私はおろしっぱなし。恐らくこの当時では二人とも良い見た目だったと思う。

 

しかも、もう1つ驚いたのは・・・

 

うちらは男と女だったという事。。。

 

私はてっきり同性だと思い込んでいたんだよ。

しかしこりゃあ~おったまげた。。。男女ときたか。。。

ってかヤバくね?自分で言うのもなんだけどさ。。。

いやだって、本当の兄弟でもないのに、四六時中くっついて、何をするのも一緒で、感情も経験もシェアしてきたんでしょ?子供の頃から大人になった後も。男女の仲でも兄弟でも親友でもなかなかないよ、そんなの。いや~なかなかヤベえなうちら…。これは、あれですわ、たった20年弱共にしただけでその後400年も繋がっていたとしても何となく納得ですわ。で、2人共、、、ヤッたんかな。。。あの、SEXね。めっちゃ気になるわ~~~。って、なんか噂話好きの近所のBBAみたいな感じになっちゃってますけど(笑)。そりゃそうでしょ、こんだけ似ててずっと一緒にいてたなら当然やったでしょう。ひえぇぇぇ…。アナルSEXはしたんかな…。エヴァンはこの頃からアナル好きだったんかな…笑笑

 

私は日にちを置いて再び前世回帰をやってみた。これね、めちゃめちゃ頭疲れるんよ。1回やったらまるでそれは入試試験を丸一日やったような疲労感。最低1週間は空けないと次の前世回帰をする気になれない、それくらいずーっと頭が疲れてる。恐らく何十年も使ってなかった脳ミソのある部分を急に使い出したからだと思う。大人になって学校行って勉強しだすと頭が痛くなるのと同じ。相当エネルギー使いますよ、コレ。

 

HP回復ポイントへ向かう階段は、エレガントな螺旋階段だった。右側にはすでにエヴァンがいた。まるで結婚式をする私達のように幸せだった。まるでタキシード仮面のようだった。たどり着いた温室で、しばし私達はベンチに座って過ごした。エヴァンスピリットはじっとベンチに座ったままで何も話さないけれど、私の心はとても穏やかだった。立ちはだかったドアに少し怯えてエヴァンの方を見る。彼は目で大丈夫だよ、と合図をし、共に進みだした。

私と彼は上空にいた。下には乾燥した大地があり、沢山の人間が何かの作業をしている。とても広い大地だった。新しく町でも作るのか何だろう、まだ何も出来上がっていなくて、だだっ広い大地があるだけだった。

そしてまた私達はジャングルの方へ向かった。15年前に幽体離脱でペルーを訪れた時からそうだけれど、乾燥した大地と密林、どちらも出てくるんだよね。こんな対照的な天候がすぐ隣合わせで、人間の足で移動が可能なくらい近い距離にあるのか不思議だった。

しかし今回はそんなに見えなかった。私はエヴァンスピリットに身を委ねすぎているからだと思う。私は自分から進まずに、エヴァンの手や腕をしっかり持って、前もきちんと見ずにエヴァンの顔色ばかり様子見てるからだ。これでハッキリと分かった。自分は見たくないんだと。この時の私は、まるでお化け屋敷で彼氏の後ろで目を伏せてずっとついて行ってるだけの怖がりな女と一緒だった。自分から見たいと言ったはずなのに、そばにいてくれるガイドがいると知ったとたんに甘えだしてこの有様だ。

最後に見たのは、木か何かにもたれかかって寝ている私とエヴァンの姿だった。寝ている時でさえ、私はエヴァンにぴったりと肌をくっつけてる。まともに寝る場所がなく、どこかに寄りかかって寝ている2人だったけれど、こんなに安心しきった表情なのかと、なぜかまた涙があふれて止まらなかった。前世回帰をやると必ずと言っていいほど大泣きをしてしまう。エヴァンスピリットが再び現れて、「さあ、もういいでしょう、帰りましょう」と言うように私の手を取り、もたれかかって寝ているペルーの私達に背をむけて元の世界へ向けて歩き出し、セッションは終わった。

前世回帰はこれが最後になった。というか、またいつかするんだろうけれど、こんな私の状態では見たいものも見られないと知ってしまったから。私が本当に心の底から望んだ時に、またペルーを訪れるだろう、今度は私1人でね。

 

後日さ、エヴァンの投稿を見てたら、あの人、真っ赤なキャップ帽持ってるんだね。HPポイントで現れた時のエヴァンと全く一緒だった。

私は青とか白が子供の頃から好きで、服もアクセサリーも青系ばっかりなのだが、エヴァンは赤とか黒なんだよな。とにかく真逆なんだよ。スノーボードもバインも青系の私、赤系のエヴァン。タトゥーは左腕オンリーの私と右腕オンリーのエヴァン。なんなら血液型も対照的と言われているB型とA型。誕生日もちょうど6カ月違い。人生を時系列で見ると、ほぼ私達は同じ人生を歩んでいるのに対し、属性はほぼ真逆。でも会話をすると、まるで「まなかな姉妹(双子タレント)」のように息がピッタリ。もうハモるハモる。私が日本の首相でエヴァンが韓国の首相で対談を交わしたら、日韓の問題は全て円く治められる自信がある。2時間の会議で全部解決できるで、きっと。それくらい着眼点と解決策の価値観は同じと言ってよい。後はアビリティも何気に似てる。地頭はそこそこいいが、勉強は恐らくほとんどダメ、テストで点数取れない、読解、読み書き苦手、ADHD。しかし手先はやたら器用。そしてサイキック能力も…。

 

大魔導士「あの男の透視能力は相当ヤバい…。あなたも相当なサイキック能力はあるけれどね。」

 

そうだよ。。。アイツのディックには超音波センサーがついてる。じゃなきゃあんなテクはどんなAV男優でも無理だ…。そして鬼滅の日の呼吸の開祖、継国縁壱なみの、透き通った世界を見てるはずだ。内臓だけじゃなく、神経やツボも見え、経絡秘孔すら突けるはずだ。あの男の指テクはそれに値する。

 

Me「ねえ兄貴、霊感強い?」

 

Eva「え・・?いや、全然だけど、なんで?」

 

Me「なんか絶対さあ、普通の人より色んな物見えてるよね?というか感じてるよね?」

 

いつも通り数時間後に返信が来た。

 

Eva「あはは!お前のアナルが俺をそうさせるんだよ!!」

 

・・・本体が喋るとこうなるんだよな。。。

この男は、何よりも私のアナルを愛してるんだ。私がエヴァン本体よりエヴァンスピリットが好きなように、この男も、私本人よりも、私のアナルが好きなんだ。。。

なんだか思うに、やっぱり私達は過去で脳ミソが相当ぶっ壊れたに違いない。。。

 

続く…