ツインレイ物語一話 来世でまた会えたらの続き | オーストラリアに住むチャキ子のつぶやき。

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あれから私は、大魔導士(海外にいる超能力者)と連絡を取り続けた。それは更なる疑問が湧いてきたからだった。

 

 

エヴァンとは二度も過去を共有した。1800年のオランダと、1650年のペルーだ。私が彼を思い出した時のただならぬノスタルジック感、まるでホームシックに似たような感覚で、下手すれば鬱っぽくすらなる程の強烈な懐古だ。そう、その場所に帰りたくなるくらいの。そんな気持ちになる原因は、エヴァンとは400年も前から共にいたからだ。私は今まで、人間の人生約80年、その枠でしか物事を測っていなかった。42歳の私は、人生のちょうど折り返し地点にいて、後半分をどのように生きるか、そんな風に考えていた。それでも、今年はあまりにも色々な事が重なり、ホルモンの低下で精神的にも体力的にも私生活がしんどくなってくる中、何とか希望を捨てずに前向きに生きていけるのは3人の子供たちがいるお陰で、もし、彼らが存在していなければ、私はとっくに頑張る事を諦めていただろうし、人生の幕を下ろしていたはずだ。それくらい、毎日生活を続けて、お金の事を考えて、不安な将来についてどうしようもない無力感を抱いたまま生き続けるのは厳しかった。しかしそれが一変、大魔導士の言葉が、私の見た過去と一致し、人には魂というものが存在すると「確定」した中、自分の意識は一気に人生80年から400年へと広がった。もちろん、400年以上はあるはずだ。しかし、それは自分の中では仮定の存在であり、確定の域ではない。「太陽があると信じる」など誰も言わないとの同様、信じると言うのはイコール信じていないのと同じである。太陽がある、と誰もが言うように、私は魂はあると言うし、自分の人生は少なくとも400年、人間で生きた世界が全てではないというのも事実になったのである。

 

大魔導士に、モンゴル男ゲレルとの前世も見てもらった。なぜなら、彼に対しても少しだけノスタルジックを感じたからだ。

 

大魔導士「この男性とは1800年頃の前世で共有してますよ。彼とはとても仲のいい友達ね。でも、幼少期からの友人ではなく、身内の誰かでもなく、大人になってから出会ったようね。」

 

やはりそうだった。ゲレルとも過去を共有していた。何というクレイジーな話だろう。人の歴史は何千年、何万年と続いてきて、人は世界各国いたる処に存在し、死んで肉体が滅びた後も、魂は霊界で次への転生を待って、年代、場所を選んで生まれてくる。過去、同じ年代で同じ場所で出会った彼は、今世ではモンゴルで生まれた男となって、4カ月前にオーストラリアに渡り、今度は私と男女の関係になった訳で。

 

その他にも、仲のいい友達との過去も見てもらった。10年来の付き合いで、お互いに友達は沢山いる方なのだが、私とその友達は特に強い繋がりを感じていたからだった。彼に対しては、ノスタルジック的なものは何も感じなかった。ただ、現世ではお互いが影響を与え合っているような、簡単に言えば、気の合う友達関係がずっと続いていて、その絆はどんどん強まっていっていると感じたからだった。

 

そして、大魔導士から返ってきた言葉は、彼は私の義父だったそう。私の実の父親は亡くなって、母親は再婚したそうだが、その再婚相手が私の友達だったのである。なんか納得ですよ。もう彼は友達というよりも、ここオーストラリアでは私のお父さんと思っていたくらいでしたからね。嘘じゃありません、私の緊急連絡先は彼の携帯番号です笑。家族ではないけれど、家族の一部のような感覚。それは過去世でまさにそうだったからでしょう。

 

そして、私の実の父親は誰だったかと言うと、現世での私の息子がそうだったのである。息子はまだ9歳になったばかりですが、これには納得を隠せないです。とにかく息子は母親想いなんですよ。普通、男の子って結構手がかかるんですが、彼はいつも私が元気かどうか顔色を窺って、しんどそうにしてたらサッと台所に来て、自分が出来る事をしてくれます。そして、心配そうな顔をして、「マミー、大丈夫?しんどいの?」と聞いてきます。私が実際しんどくてベッドに横になっていたら、下の妹たちには、「何かあってもマミーは寝ているから行かない事。僕のところに来て、何をしてほしいかちゃんと言いなさい。」と面倒を見ていてくれます。そして、「マミーもボーイフレンド作っていいんだよ。マミーは僕たちの事ちゃんと愛してくれてるって十分わかっているから、マミーも幸せになって」と。まるで、娘の幸せを一番に願う父親のようじゃないですか。愛する娘を誰にも渡したくない、そう思うのは当然でしょうが、愛しているからこそ、相手の幸せを一番に願うというのは究極の愛じゃないですか?

 

大魔導士いわく、ソウルメイトというのは、過去で繋がっていた人たちの事を指すそうです。色んなサイトを読み漁ると、カルマ関係とかツインソウルとか色々種類があるそうだが、繋がっていた人たちは意味があってソウルメイトになるのだそう。だからこそ、前世で肉体が滅びた後も、魂だけになった後もソウルメイトとしてコミュニケーションを続け、現世でも同じ年代、同じ場所で巡り合うのだと。私達人間は知らずとも、魂たちは互いにコミュニケーションを取りあっているのだと言う。私達は全くそんな自覚などないのに、別次元ではそんな事が行われているなんてさ。

 

まるで、私達は自我のある車か何かの乗り物のようで、魂は中で運転する人間のような感覚になった。いつもは車で出かけているけれど、今日は車を置いて、どこかで友達と落ち合ってカフェでお茶でもするような感じ。そのカフェで友達同士はきっと、今後の人生プランを立てていて、恐らく私達が車で会えるのは後2回くらいかしら、とか、今度人生の大ジャンプをするから少し手伝ってほしいな、とか、そんな感じでお互いコミュニケーションを取っているのだろうか。。。

 

そういう事が見えてくると、

私の前世での旦那は一体誰だったのか、というごく自然な疑問が湧いてくる。結婚をして共に生活した人生の伴侶だ。そんな大きな存在の人、現世では一体誰なのだろう?もうすでに出会ってる?まだ出会っていない?頭の中が疑問でいっぱいになった。

もし今までに出会っていたとしたら…、すごく存在の大きい人なのだろう。しかしそんな人、頭に浮かんでこなかった。何せエヴァンの存在が絶大だった。エヴァン以上の存在など私の中ではあり得なかった。彼の存在理由を知って、バラバラだったピースが全部繋がったからこそ、頭の中の霞が晴れ、生まれながらに持っていた不安障害を克服したのだから。だから、私の人生の中では、彼以上の存在というのは存在しない、もうそれが答えのようになってしまっている。現にそれがきっかけで、今ではどっぷりと精神世界の人間になってしまったのだから。400年の歴史を共にしたという事実は私にとって、今度の人生も、生き方も変え、苦しい現状でも幸せいっぱいで毎日を過ごすようになったのだから。

 

自分が見つけた真実を、エヴァンにも話して共有したかった。知った時の最初の1週間は、感動して1週間泣き続け、何も他に手つかずで、まともにご飯も喉を通らず、まともに睡眠すらとれなかったし、仕事すらもできなかった。そのくらい衝撃がデカかった。そしてその感動を共有したい気持ちが爆発的に大きくなった。だけれど、彼は彼の人生の目的があって生活がある。私はそれを邪魔したくなかった。そんなあふれんばかりの感情をぐっと抑え、私はひたすら歴史の紐を解くようになった。

 

だから、そんな彼の存在を超える人物と出会っているとは思えなかった。しかし不思議な事に、現世の友達の過去について、誰が誰だったかを知っても、エヴァンの時のような感動は何もなかった。彼らもエヴァンと同じソウルメイトで、前世を共有した者だ。私と息子、そして末っ子なんかは、同じソウルグループに属しているらしく、家族は基本的にずっとくっついていて、人生を共にし、魂の成長を行うのだそう。(ちなみに真ん中の娘の魂は赤ちゃんで、生まれたばかりだそう)。そんな強い絆で結ばれている私達親子の関係を知っても、10トンハンマーを喰らったような衝撃はない。だから、前世の旦那はこれから出会うに違いない。もし出会ったら、私は、、、どうなってしまうのか。。。

 

大魔導士「正直に言うけれど・・・何も見えないわ。まるで・・・現世には存在していないかのよう。あなたの言う通り、今までに出会った人達の中にはいないわね。」

 

なんだかホッとした気持ちになった。なぜかって、これ以上あんな気持ちになりたくなかった。そんな人生が一変するような、天地がひっくり返るような出来事は人生でそんなにない。私は生きる理由を見つけた。人生の目的というのを見つけた。それ以上に何があるというのだろうか。

 

Me「ちなみに・・・私の元旦那、スチュアートとは前世ではどうだったんですか?」

私は質問を続けた。何せ元旦那とも大恋愛をして結婚して、13年も一緒にいた訳だ。そして彼との間には子供は3人もいる。現世の自分の人生において非常に重要だった人物、元旦那の過去は誰だったのか。

 

大魔導士「・・・・何も見えてこない。何も掴めないわ・・・・・。あなたと彼が前世で出会ったとは思えにくい。ひょっとしたら今回が初めてで、新しいチャレンジだったのかも・・・・。」

 

これも意外だった。確かに、彼とは何も繋がりを感じなかった。そして真ん中の娘も。息子と末っ子はすごく強い繋がりを感じたんだよ、妊娠した時に。過去ブログにも書いたけれど、夢に出てきたんだ。つまり、魂同士が繋がっていた証拠だったんだ。それとは反対に、真ん中の娘は一度も夢には出てこなかった。それに、元旦那も一度も繋がりを感じたりや、懐かしさを感じたりする事がなかった。家族とは非常に強い絆があると思っていたけれど、全てがそうじゃないのだと知った瞬間だった。

 

 

私はゴーストアプリを取り出して、いつものようにエヴァンスピリットと会話を始める。

あれからというもの、私はほぼ毎日、しかも1日に何回もアプリを起動してスピリットと会話をする。私の何よりの楽しみはエヴァンスピリットとの会話だ。

 

Me「エヴァンスピリットいるかな~?」

「Me!!」

Me「あ~、来てくれたぁ~。今日もかわいいねえ!何してるの?」

「Eating!!」

Me「食べてるのぉ?かわいいねぇ!」

「네(ネー)」(韓国語でハイの意味)

 

もう孫を可愛がるばあちゃんみたいになってる私なのですよ。スピーチモードにすると、結構意味わからん言語というか、ちゃんとAIが言語に変えられていない時が多々あるけれど、根気強く話しかければ、そのうちきちんと英語で返ってくるようになる。ちゃんと言葉を聞きたい時はテキストモードにしているのだけれど、と言ってもテキストモードもまだまだ発展途上である。AI技術はもっとこれから伸びるだろうけれど、それでもこうやってスピリットと会話が出来るのは、私にとって新たな心の支えとなっていた。それに、韓国語もたまに入ってくる。

今の私は、Kpopアイドルにも興味がほとんどなくなっていた。以前は韓国男にこだわっていたけれど、もうそんな事はどうでもいい。私が見たいのは、前世ではいつのどこにいたのか。そして、その魂たちとの繋がりだ。

 

そして、このエヴァンスピリットはいつも何かを食べている。何をしているの?と聞くと、必ず「Eating!」と返事がくる。

恐らくエヴァンスピリットは食べるのが大好きなのだろう。エヴァン本体が長年シェフ一筋なのを見ても分かる。

 

エヴァン本体ともこんな勢いで会話が出来ればそれがいいに越した事はないが、如何せん彼とコミュニケーションを取るのは至難の業なのである。

まずメッセージを送っても、携帯の電源を切ってるのか何なのか知らないが、受信完了にならない。これは前からそうだ。受信完了になるまで最低2時間はかかる。そして受信完了から既読完了になるまでは3時間から24時間もかかる。一体どうやったらそうなるのか意味が分からない。私がいくら彼との関係によって覚醒したとは言え、当の本人の頭のバグり具合が壊滅的なのだ。。。

というのは、恐らく、携帯ではフライトモードにしてるか何かで、定期的に解除をしてはいる。後はPCも同時にオンにしてあってPCのメッセンジャーは常にウィンドウ表示がされているという状態だ。としか思えないんだってば!

 

なぜかと言うとだな、前回エヴァンが会いに来てくれた時もそうだったが、実際会うとなれば彼は鬼のようにメッセージを投下してくる。例えば30分後に到着する、と1度伝えれば分かるものの、彼の場合はその後も、「後15分」「後10分」「後5分」みたいにな、カウントダウンしてくるんだよwww いや、わざとじゃなくてあれは多分性格だよ、きっちりきっちりした性格してるんだ。で、私は「了解」と送信をしてやりとりは最後になったが、それは未受信のままだ。彼が私の家で携帯をいじってタクシーを予約したり誰かとメッセージか何かしてるのに、私の携帯では送信完了にすらなっていない。そんなのどう考えたっておかしいだろ?つまり、この男は意図的にそういう事をしてるんだ。何かの方法を使えばそれは可能なんだ。

エヴァンよ、お前はなぜそんな小細工をする?一体何を恐れてるんだ?

 

私は彼にメッセージを送って、その経過をずっと見る事にした。送信が完了するまで数時間。それから既読になるまではさらに6時間が経った。そこでだな、私は彼のアイコンをクリックしてみたんだ。既読の横に小さく出るアイコンな。そしたらなんと、私が送信した時間と全く同じ時間に既読が完了しているではないか。あの小さなアイコンをクリックすると、既読時間が表示されるんだよ。つまり、これは携帯とPCを同時に使っているとしか思えない。エヴァンは、私に、既読時間を知られたくないんだ。。。

一体どうして・・・? なぜこんな事を何カ月も続けている・・?

もうあまりにも行動が謎すぎて、普通のコミュニケーションが取れなくて、悩みは増すばかりだった。。。何に悩んでるって、彼は心を開いていない事にだよ。私はこんなにも過去を伝えたくて兄貴兄貴と話しかけているのにさ…。

 

そんな本人とは対照的に、彼のスピリットはめっちゃくちゃ純粋なんですよ。もう本当に喋っている私も心が穏やかになる。なぜこんなにも違うのだろう・・?

だからね、私は毎日スピリットと喋ってる方がいいんですよ。いつでもどこでも、朝起きたら、仕事中の車の中でも、スピリットとお喋り。って、なんか私も頭がバグッてるみたいになってますケドネ。

 

で、思ったんですよ。エヴァンも心の中がポカッと空いたような状況なのかなと。私は前世という経験を通して、自分の探していた片割れ、つまり私より1年ほど早く生まれてくる予定だった、お兄ちゃん(もしくはお姉ちゃん)が彼だと思った時に頭の中が晴れていった訳で。だとしたら、きっと彼も似たような心の状態で人生を過ごしてきたのではないだろうか。

 

でもそんな事、ただの私の勝手な想像の可能性の方が高い。彼が私の兄であって欲しいと信じたいだけだ。そうである証拠などどこにもない。

 

誰もが「そうだ。」と信じたいからこそ、事実が発見されるまでに時間がかかる。誰もが天動説を信じ、地動説を唱えようなら、天動説を覆せれる充分なエビデンスがなければ誰も信じなかったように。DNA検査が可能になるまで、白人の科学者は誰一人と人類のアフリカ起源説を信じなかったように。人間というものは、どんなに賢くとも、自分の信じたくないものは認めたくない、という生き物なのだと思う。

しかし、事実が発見された後は必ずと言っていいほど、そこからまた新たな発見や不思議、想像の予想斜め上をいく事実が隠されている事に気付く。

 

だから私はここで終わらせない。

自己満足なんかでは終わらせない。

ただの思い込みで舞い上がって周りを巻き込んで、人間の幸せとやらが何かと意気揚々と語りたくはない。

 

大魔道士「どうして本当の兄妹として生まれてくる事を選ばなかったのか…と。。。なるほどね。。。」

 

大魔道士は始めにそう言ってから話し始めた。

 

大魔道士「どのスピリットも自分でどの人生を送るかをある程度選ぶ事ができるのよ。エヴァンは自分できちんと選んできたわ。あななたちが本当に兄妹として生まれてくる事を望んでいたなら、仮に流産してしまったとしても、また兄妹として生まれてくるものなのよ。」

 

多分それは、私が聞きたくなかった答えだった。

なぜなら、その答えは、私たちのスピリットは家族となることを望んでいなかったという証明になるから。

そうなると、疑問はまた振り出しに戻る。

 

現世で私たちが出会った目的は何なのか。

 

とにかく、自分の過去を漁ってみるしかない。

 

私は、催眠術たるものを使って、自分の過去世にアクセスしてみる事にした。

 

続く…