こんにちは!
最近は演奏活動も戻ってきて
コンサートが目白押しです。
さて、バイオリンの難しさのひとつに、
「肩当てをするかしないか」
「自分に合った肩当てはを選ぶ」
ということがあります。
バイオリンの下につける肩当てが
合っていないと、自動的に左手で楽器を支えて
しまいます。そうすると→左手がこわばる。→
ポジション移動も、左手の動きも悪くなる。
という悪循環になってしまいます。
私自身もとてもここは悩みました。
日本では、肩当てをまったくしないでやってみたり
するケースもよく見かけますが
チェコでは基本皆
KUNやブリッジ型の肩当てが基本です。
先生方もみなKUNがほとんどでした。
私は、日本の先生のところではKUNやブリッジ型は
楽器の響きを制限するから絶対ダメ!と
禁止でしたが
左手のポジション移動は当時
まったくうまく出来ていなかったと思います。
ブリッジ型の肩当ては、私も使ってみた時期も
ありますが
私の結論から言うと、ウィルティオーゾ的な、
いきなりハイポジションに行く曲が多い場合は
ちょっと行きにくい印象です。
しかし、ブリッジ型はやせ型の体系の人や、
最初の段階で顎でバイオリンを支える感覚を
養うときや
オーケストラで長時間楽器を支える場合、
あるいは人それぞれその時に抱えてる問題によって
違うのですが、それはそれで
うまく利用することが出来ます。
私は今は結局自分でお手製の肩当てをつくっていて
それに落ち着いています。
すべるのが一番ダメなので
100均で滑り止めの布が売っているので、
それをお手製の枕に巻いて縫い付けると
動かなくなって問題解決。
生徒には、人によって変えています。
5歳の子が最近来たのですが、
肩当ては私と同じお手製&滑り止め、
でブリッジはすすめていません。
他の生徒は基本ブリッジで安定感を得られるので
そうしています。
肩当てがまったくなくて力を入れずに問題なく弾ける
というのは今まで見てきたところ
私はほぼ不可能だと思っています。
ポジション移動と左手の動きに
問題が出てくる方がほとんど。
ソリストの方で肩当なしで演奏している人も
いますが、それはそうとう高レベルで、
どこの部分がどういう力の状態
になっているか客観的に感じられる状態なのだと
思います。
そういうソリストは
楽器を自由に操る感覚を知っているので
もし自分の左肩が上がっていて、首がちぢみ、
左肩で楽器を支えてる状態になったら
おそらく即座にわかって修正をかけることが
出来ます。
しかし、一般的にはそのような状態が
わかる人の方が少ないと思います。
あまり参考にならない意見かもしれませんが
1.どのような場合でも左肩が上がらないで
楽器を持てること。
特にポジション移動する場合に楽器がズレそうに
なったら肩当ては研究するべきです。
2.かまえたときに
「楽かどうか」という「自分の感覚」を
たよりに良い状態を探してみてください。
3.楽器がすぐに下がってしまう場合も
合っていないので
肩当てをお手製にするとかをおすすめします。
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写真:11月、12月のコンサートの模様です💛
チェコ・ウィルティオーゾ管弦楽団&
フジコヘミングさんのツアー。
11月後半から西日本をまわっていました。
ずっと長年共演していた彼らが来てくれて嬉しい。
リバチェコのクリスマスミサコンサート。
12月17日に本番でした。
手前の素敵な小型オルガンに注目。
指揮者は日本在住のチェコ人
アントニン・キューネル先生。
80歳は過ぎておられます。
そして私が主宰するNPO法人音めぐりの
クリスマスコンサートが22日にありました。
プラハウィルティオーゾ管弦楽団から
入手したチェコのクリスマス曲なども演奏しました
この曲はヨーロッパではとーっても
有名な曲です😊💕
クリスマスによく演奏されます。
この編成の編曲は私やりました。🙂
それでは良いクリスマスとお年をお迎えください。