どこを使っているかをはっきり認識するようにしよう | ヴァイオリニスト 山崎千晶 

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ヴァイオリニスト、作曲家  千晶のブログ。
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いろいろな演奏家との出会い、演奏者の面からの感想、
今までのコンサートの思い出など、
音楽シーン盛りだくさんの内容でお届けします。

 しばらく教えてみての

印象。

 

ヴァイオリンの

テクニックというのは、

どこを使っているかを

はっきりと認識する

必要があります。

 

弾けないときに

その場所を漫然と何回も

繰り返していても

本質的にテクニックを

ものにすることは

出来ません。

 

また、痛みや問題が

ある場合も、どこを

使えばいいかはっきり

理解していないことが

原因だとわかりました。

 

右手も左手も、

まず覚えておいて

もらいたいのは、

こんな場所。

 

ひじの関節、

肩の後ろ、

肩のつけね、

前腕、

手首、

親指、

指の第2関節、

第1関節。

 

 

これらをうまく

動かしたり、

動かさなかったりする

ことでいろんなことを

行います。

 

例えば

左手は腕全体が

うまい具合に

力が抜けていないと、

ラクに音を取れません。

 

だいたいにおいて、

みなさん気づいてない

ですが、

手首がガッチガチに

ブロックされている場合が

ほとんどです。

 

これは絶対にダメ!

バイオリンはふんわりと、

アゴと、親指の

つけねでひっかけて

いるだけなんです。

 

その感覚をぜひ

覚えてもらいたい。

 

どうやるかというと、

ハヴァス女史の

「あがりを克服する」

 

 

という本の、P60-62
をよく読んで、この画像のとうり、

右指でちょんちょんと

親指のつけねや、

手首をつつくといいです。

 

とにかく実行あるのみ。

たった3秒です。

これぐらいは毎度の練習で

出来るでしょう。

 

演奏は、よろしいですか、

 

 

微差が大差

 

です。

 

微差が大差。

 

この3秒がやると

やらないでどれだけ

違うか。

 

それから、最終的には

人差し指のつけねは

離れます。

 

あるいはさわっていても

いいですが、薄い紙一枚

はさんであるような、

スキマが必要です。

 

とにかくここがビっと

ネックにひっついていると

手の動きが悪くなりますから、

注意してください。

少しずつ、

どこの関節を使うと

どうなるか、というような

考え方になるべく多くの

弦楽器奏者に

慣れていって

ほしいと思います!

 

 

写真:チェコのイースター市

 

 

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4月12日(火)午後6時半~8時半

場所:芸術家の家スタジオ

セミナー料金 8千円

<キッズコース>

4月12日(火)午後4時~4、50分(様子みて)

対象年齢:5歳~12歳

セミナー料金 3千円

お申込みは

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