Professional Sake College 2016 | 阿部ちあきオフィシャルブログ「Cheerful days」Powered by Ameba

Professional Sake College 2016


先日、東京農大のグリーンアカデミーで開催された、蔵元さんや流通関係、酒販店さんなどの業界関係者向けの
日本酒の勉強会に参加させていただきました。

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主催は世田谷区赤堤にある朝日屋酒店さん。

会場には46社の酒蔵から1本ずつ提供されたお酒がずらりと並んでいました。

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まずは、ブラインドでテイスティングし、一つずつ評価していきました。

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黙々と試飲。

制限時間は2時間だったのですがギリギリでした。

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用意されていたお水は各蔵の仕込み水で、お水のティスティングも面白かったです。


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点数での評価のほか、「色で表現すると?」とのテーマでお酒をイメージで色分けする調査も。

深く考えると悩んでしまうのでインスピレーションで貼っていきましたが、
この調査によって出た結果でお酒のラベルの色合いに生かせるのではとのお話しで、興味深かったです。


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その後、数岡准教授から出品酒の成分値の傾向や、
香気成分や有機酸成分の分析や測定方法についての講義を受け、

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ポイント順のランキングが発表され、公開された分析値を見ながら再試飲


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その後は懇親会へ


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この日集まった蔵の皆さん

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一番点数が高かったのは茨城の「武勇 和 純米吟醸」、酒米は雄町でした。


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途中、農大アカペラ部の皆さんによるステージがありましたが、とてもレベルが高かったですキラキラ


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しかも、その中心となって挨拶をしていたのは、北海道の栗山町の小林酒造の息子さん米秋くん。
先日札幌での「若手の夜明け」でお会いしたばかりだったので、思いがけない再会に驚きました。

今、醸造科学科に在学中なのですが、醸造の勉強を頑張っているようで、今後の小林酒造のお酒が楽しみですお酒

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お昼から夜までずっと日本酒と共に過ごした一日でしたが、とても充実した時間でした。

公開された分析値の中に様々な香気成分や有機酸成分の細かな数値を見ることができ、
さらにその場で試飲もできるのは、なかなか無い機会。

少し専門的な話になりますが、今回、講義のなかでピルビン酸というオフフレーバー
(化学変化や劣化によって現れる変質臭)の元になる成分のレクチャーがあり、
その数値も公開されていたのはとても参考になりましたメモ


ここ数年、日本酒の勉強を深めるにつれ化学の世界へと繋がっていきますが、
学生時代苦手だった分野も、大人になって興味がある世界のこととなると面白く感じ・・・

といっても、奥深~い微生物と化学の世界はかなり難しく、日々勉強ですが・・・あせる


途中、少しだけ構内を散策しましたが、一瞬だけ大学生に戻った・・・・ような気分に・・・??


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朝日屋酒店の皆さん、東京農大の皆さん、蔵元の皆さん、ご一緒させていただいた皆さん、
大変有意義な時間をありがとうございましたキラキラ