という本に出会った。
どんな咬み犬でも「なおせる」ではなく「しあわせになれる」
というのがとても素敵だと思い手に取った。
筆者のポチパパさんは「保護犬の楽園」を作り、
犬の問題行動を直すサポートをされている。
収益をすべて、犬たちのために使っておられるという
youtubeのチャンネルも見てみた。
保健所から「咬むから首輪がつけられない」と頼まれて
野犬に首輪をつけておられる動画だった。
猛獣のようにガウガウ言っていた子は本にも出てきたねねちゃん。
次の動画ではすっかり落ち着いて可愛くなっていてうれしかった。
ポチパパさんは、犬と心を通わせること、トレーニングでなく道徳のようにしつけをすることで
信頼関係が大切だと語られている。
『互いを理解し、信頼関係を結んでから「これをしてくれないか」と
指示を出せば納得して従ってくれます』(本書より)
本の最後に「保護犬と暮らすという選択肢」という章があり、
わたしなんかは「ぜひぜひ保護犬を迎えてください!」と言いたくなるが
「犬を飼うときは保護犬も検討していただけるとうれしいですが、
よく確認してから迎えてくださいね」と書かれている。
『「保護犬がかわいそう」と感情的に迎えたり、ドラマチックなストーリーをつくったりしないでほしいのです。過去を引きずっていては「かわいそうな保護犬」のままで「かわいい愛犬」になれない気がします。迎えた段階で過去を断ち切って、現在の犬を見てあげてください。』(本書より)
なんだか、とても納得。
そして、わたしは、ファルを、ポノを、ちゃんと「かわいい愛犬」にしてやれたかなと
我が身を振り返った。
ひとに迷惑をかけず、いっしょに暮らして楽しいわんこに
育てていきたいとあらためて思った。
今日もありがとうございました。