お盆休暇スタートですね
外観に合わせて
シックなケーキを並べてみました
お中元の発送も
無事終了しました!
焼き菓子まだまだ人気です。。
シェトミタカは
8月も月火曜のみ定休日です
高校時代 第8話 巻き網船実習と免許取得
この話は1984年に高校に入学した40年前の昭和の頃の話しです。私の修業時代の夏休み限定企画です
いろいろ体験した高1の夏休みも終わり
9月に新学期がはじまると
まずは巻き網船実習へ
水産高校は水産業に関するエキスパートを育てる学校!なので実習が多い。私達が所属する漁業科クラスは遠洋(漁業)コースと沿岸(漁業)コースがあり私達は沿岸コース。
遠洋、沿岸コース共、
実習に参加しないと卒業出来ません。
県南部の鶴見町は巻き網漁が盛んでした
(昭和5.60年代)
巻き網船実習とは、
鶴見町の巻き網漁をされてるお宅へ
約1週間の泊り込み!
巻き網船に乗船し一緒に漁に出て
巻き網漁を体験する実習です。
巻き網漁とは、、
※漁師JPより引用
鶴見町の漁師さん宅に住み込みで
1週間を過ごすんですが、
当然、食事やお風呂、巻き網漁、私生活も密着の七日間は家族同然!お客様なのは最初の半日程です。その後は漁師さんのパシリとなり、世話を焼いたり、焼かれたり、、晩酌には漁長にビールを注いだり、、。
先ずは
深夜の1時か2時前に巻き網船に乗り込み漁場へ出航!1時間程で漁場に到着するのですが、2回、3回4回?と網を仕掛け巻き上げるのを繰り返します。
大型の機械で網を巻き上げるのですが、
その網を引き上げながら網に異常は無いかなどチェックしたり、、。獲物はイワシや小魚が主で、それは機械で巻き上げる仕組みです。
巻き上げた後は、
また網を仕掛ける!
機械で網をどんどん放り投げながら巻き網を仕掛けるが絡まらない様にチェックするのが主な仕事。
網を放り投げる時に特に注意が必要で、
自分達に網が絡まったら、、
真夜中の漆黒の海に引き込まれ、、アウト!
実際そんな事故も多く、船同士に挟まれたり不慮の事故が稀に有ります。
実習と言いながら、、
実習の域を越えた気を抜けない漁本番です。
その網を投げ込む時間帯が
特に眠気のピークで3時4時!
ちょっと眠そうにしてると、
私達だろうが若い漁師だろうが
諸先輩漁師から怒号が飛んできます!!
一晩の漁が終わり撮った魚を水揚げし、
仕事が終わるのが朝の7時8時。全ての時間はその日の漁により多少変わってきます。。
漁が終わり
朝焼けの中を帰港する時は
なんと美しい景色!
当然荒れて厳しい日も有りました。
その後朝食を食べ
昼過ぎか夕方までが睡眠(自由)時間です。。
夕方頃起き出し
ご飯を食べて野球中継のナイターを観ながら
漁師の親方とまったり過ごしたり、、。
いやぁこの生活大変だなぁ、、と思いながら、
2日3日と続けると自衛隊の体験入隊と同じ様に、慣れてくるから不思議です。
その頃には
巻き網漁で一緒に働いてる同世代の兄ちゃん達が
魚港や波止場でたむろしてる場所へ呼び出されます。
同世代の兄ちゃん達は、
『その辺の会社に就職するより、漁師は給料いいぞ!◯◯万貰ったよ』とか、私達実習生を退屈させない様にもてなしてくれるのです。リラックスさせて仲良くしたいんですよね、こっちは眠たくてツライんですが笑
その頃の巻き網漁は景気も良く、
実際に良いお給料だったようです。
文字通り当たれば一攫千金だったのかも…。
巻き網船実習の1週間が終わり
臼杵の下宿に戻る頃は
朝晩は涼しくなりはじめてました。
巻き網実習で学んだ事は、、
水産業の大変さでした。
秋になり
部活動のボートは暗くなるまで艇を漕ぎ、
シーズンオフの季節に入りました。
大会が終わってシーズンオフになっても、
部活にオフは無く
来年に向けての体力作りがスタートです。
そうそう
夏休みは試験シーズンでも有りました。
危険物、ボイラー、小型船舶、、。
高校時代の夏休みは部活もしながら、
免許取得の試験も受験していました。
高校を卒業するまでに
何かを掴み取らないと!
何が自分に向いてるいるのか、、、。
受験出来るものは何でも受けてました
地震が全国で多発しています
備えあれば憂え無しですが、
気持ちだけでも
備えておこうと思います
ヨット部も1週間急遽休みになりました