修業時代 第58話 新宿で働く | シェトミタカ通信

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patisserie opened in beppu in 1997



私の修業時代 第58話 新宿で働く


ここまでのあらすじ

1987年昭和62年に高校を卒業した私は、横浜の調理師学校へ入学し、スペイン料理店でアルバイトをしながら少しずつ新生活になれて来た頃には就職活動。不採用になったりいろいろ経験し無事に就職先も決定したのでした。
横浜のホテルの菓子部門に新入社員で入社し1年弱で退社、神戸に放浪の旅に出た後、憧れの銀座のパティスリーへ再就職を果たしたのでした。



銀座のパティスリー ド レカンで働きだして1ヶ月余り。次の勤務地に言われたパティスリードレカン新宿三越店へ翌日から向かいました。


新宿駅東口から徒歩5分程にある新宿三越内には、パティスリー ド レカンのショップやサロンが各階に有り、ケーキを製造する厨房までありました。

姉妹店のフレンチレストラン《ル コフレ》も有りましたから、今思えば新宿三越はレカングループの一大拠点だったのかも知れません。


【※新宿三越は2012年に閉館し新宿三越の歴史は終わりました。現在は新しいショッピングビルに代わっています。】


私が勤務する事になったのは、
新宿三越の3階にあるパティスリー ド レカンは、サロンが主体の営業形態でした。


十数席のカフェスペースがあり、ローストビーフサンドやクロックムュッシュなどの軽食や、デザートにはアメ細工の籠を飾ったタンバルエリーゼなどがありました。

ローストビーフサンドもクロックムュッシュも、従業員であるギャルソンがサロンに併設した厨房で手作りで製造していました。
アメ細工のタンバルエリーゼやサロンで販売するケーキは、新宿三越内にあるパティスリード レカンの厨房で作っていました。

本店のパティスリード銀座レカンと、
パティスリード銀座レカン新宿三越店は、
製造しているケーキの種類も多少違いが有り、それもまた興味深く、新宿店に益々興味が湧いてきました。

兎に角、
何でもチャレンジして全て乗り越えてやる!と。
九州の大分から出てきて、横浜のサテライトホテルも退社してもう後戻りもできませんしね。。


 

ダンバル・エリーゼ