修業時代 第50話 再就職決定 | シェトミタカ通信

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patisserie opened in beppu in 1997


本日も名人戦スイーツが直ぐに売り切れました。週末にもご注文をいくつも頂いております。


『名人戦、残念でしたね、、。』と今日は何度もお客様から言われました。 

皆さん気にしてくれてたのですね!

パンフレットに載っただけラッキーでした!と、答えております〜笑




私の修業時代 第50話 再就職決定


ここまでのあらすじ

1987年昭和62年に高校を卒業した私は、横浜の調理師学校へ入学し、スペイン料理店でアルバイトをしながら少しずつ新生活になれて来た頃には就職活動。不採用になったりいろいろ経験し無事に就職先も決定したのでした。
横浜のホテルの菓子部門に新入社員で入社したのが1年弱で退社し、神戸に放浪の旅に出たのでした。



神戸の旅から帰宅した日、
横浜のアパートに電話を頂きました。


「パティスリー銀座レカンのマネージャーの川野ですが、冨高君?」

「来週からお店に来れるかなぁ。じゃあ宜しくなぁ!」


実を言うと、、

サテライトホテルを退社した後《パティスリー ド銀座レカン》に面接を受けに行きました。



数ヶ月前、

スペイン料理店のコックさんの先輩の土岐さん宅にアルバイト情報誌が置いてありました。


アルバイト情報誌を何気に見ながら土岐さんと話していました。


「どこか有名なお店の求人とか出てないですかねぇ、土岐さん。」


「有名な店かぁ…。マキシム ド パリとか銀座レカンは今、日本でもトップクラスだろうなぁ。滅茶苦茶厳しいだろうなぁ…。でも社員は募集してねぇぞ。販売員とかバイトの求人だぞ、冨高。」


アルバイト情報誌に、東京にある有名レストラン《マキシム ド パリ》と東京銀座にある《銀座レカン》のアルバイトの求人が載っていました。


その頃の銀座レカンのケーキ店《パティスリー銀座レカン》はフランス人シェフパティシエの巨匠ジャン ミエ氏が監修するフランス菓子が評判で、菓子業界では超有名店だったようです。が、私はそんな有名店だとは知りませんでした。


サテライトホテルを退社後、《銀座レカン》のアルバイト情報が載っているのを発見し、どんなお店か興味も有り連絡してみました。


「ホテルで洋菓子職人の経験が有りますが、菓子製造の募集はしてないでしょうか。」と尋ね面接のお願いをしました。

ダメもとで頼んでみたら《銀座レカン》さんが、面接をしますから来て下さいと返事を頂いたのでした。


面接ではやはり有名店ですね。厨房で働くのは順番があり、10人以上の順番待ちがあると聞かされました。順番待ちは半年から2年待ちらしい…。


銀座レカンは銀座四丁目交差点にフランス料理のレストランが有り、私が希望するパティスリー=菓子部門は有楽町に有り、新宿三越に支店、銀座の三越、日本橋高島屋に販売店が有りました。
レストランの姉妹店のボンボワザンやプティボワザンが九段下や都内にあり、コック志望や菓子職人志望は系列のレストランやパティスリーで給仕係(ギャルソン)をしながら順番待ちをするシステムのようです。

面接をして頂いた川野マネージャーから、

「今すぐは必要ないから、採用だったらまた連絡するよ。」と言われましたので、多分不採用だろうなぁ…と思って忘れていました。


神戸から帰宅した日、《銀座レカン》から採用の電話が!


おお神様!

なんてGOODタイミングでしょう!!