修業時代 第22話 ベーカーに立候補 | シェトミタカ通信

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patisserie opened in beppu in 1997



私の修業時代 第22話 ベーカーに立候補 



あらすじ

1987年昭和62年に高校を卒業した私は、横浜の調理師学校へ入学し、スペイン料理店でアルバイトをしながら少しずつ新生活になれて来た頃には就職活動。不採用になったりいろいろ経験し無事に就職先も決定したのでした。
そして入社式の日を迎え、新社会人への第一歩を踏み出しました。


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入社式の総料理長の話を聞いて


ベーカー部門(菓子部門)の配属に立候補しました。


ベーカーとはパン屋さんのベーカリーから由来してる名称です。一般的にホテルには

ベーカー=パン部門
ペストリー=菓子部門が設けられています。


サテライトホテルでは、パン部門もペストリー部門も合わせてベーカーと呼んでいました。が、サテライトホテルではパンは焼かず、パン屋さんから仕入れていました。規模も小さくパンまでは手が回らない状況でした。


ホテル内のケーキショップやレストランのデザート、宴会や結婚式のウェディングケーキやデセールを作る部門がペストリー部門。
パンを焼いていないのに昔はベーカーと呼ばれていました。大きなホテルではベーカー部門とペストリー部門が分かれていたりします。


サテライトホテル横浜のベーカー部門の配属を希望した私は、早速ベーカーさんの仕事場へ案内されました。


ベーカー部門では自己紹介からはじまりました。

永江チーフは北海道出身で口数はあまり多くなく、あまり感情を表に出さないタイプの菓子職人でした。しかし、急に話し出したりする面もあり、実は話好きなのかも?ベーカーみんなを気にかける真面目なチーフでした。


浜田さんは伊勢出身のちょっと口の悪い?レストランから手伝いに来てるコック志望の先輩です。永江チーフの下のセカンドチーフ的なポジションです。


草刈さんは新入社員で横須賀出身。二年制の製菓学校卒の男性です。製菓の理論や流行りの菓子にも詳しいです。既婚者だったと思います。


伊南さんも新入社員で栄養士の短大か大卒だったと思います。調理部紅一点の女性で、調理部全体から可愛がられてました。


そして私が加わり、私が仕事に慣れたら浜田さんがレストランに戻れる予定みたいです。


簡単な自己紹介が終わり、、ベーカーの仕事を遂に教えてもらえるか!と思ったら、もうランチタイムに行って来いとの指令です。


新入社員の私、草刈さん、伊南さんは仕事場を後にしました。。




本日は総支配人と新入社員が親睦を深めるため、宴会場での新入社員歓迎昼食会でした。