母の星花火 まかろんバッグふたりの絆 | あとりえまかろん まかろんのへや

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ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



母の星花火



水色をふかめながら



ちいさな王子のちいさな庭のそこかしこ



水色の星と花火を



散らしはじめてる



母のさいごをともにしてくれた花


星と花火 母と娘の好きなもの

水色 王子の色



母と娘のやくそく



王子と母のやくそく



まかちゃんと王子のやくそく



  とてもとてもとてもおだやかな数日
  ふかくふかいおだやかさのなかにいた数日

  ただ愛おしさだけにつつまれていた
  ふしぎな感覚の数日 

     2023.5.12〜2023.5.15



いつもの道を歩き

お庭の家とベランダのの家を往復した

 ‥そうあの場所もかわりなく歩いた

 恐怖も哀しみも辛さもなにもなく

 ただ「ふたりの道、いつもの道」を歩いた


お城にもあいにいき

 いつものお城んぽをしたかったのだけれど

 そこは、かすかに現実的な理性がとめた

 快晴青空の気温がしんぱい



駅前で王子のあわあわを買って
 



ほっこりしたり



文字どおりかたときもはなれずにいた



ことばにならないことばをかわしていた つもり






ときどき、ちいさな手をそっとにぎった

やわらかな肉球がぷにぷに、してた

  からだは硬くなっても、肉球はぷにぷに、のまま



水やりをしながら



ベランダから王子の寝顔をちらちらみてるのも

あの日までとおなじだった



  あの日5.11は躁的防衛状態だったのだろうと

  のちにドクターにいわれたけれど‥

  たしかに、すごいハイテンションで

  「はしゃいでる」感さえあった

  その翌日から、なにか、がすとんと消えた


しずかなおだやかな

しんしんとふかくひたすらおだやかな

この社会から世界から隔絶されたような

そんなせかい、にいた


哀しみをかんじることなどまるきりなく

まして涙の一粒もこぼれることなどなく

 唯一、一瞬とてつもない怒りと絶望を感じた、

 5.13の、サイバンを決めた瞬間以外、負の感情は皆無

 いえ、プラスの感情も皆無

ただ


「いま、王子がそばにいてくれる」

そのことだけを、こころから愛しく抱きとめていた


予約した個別火葬の日時まで

"とてもとてもとてもかぎられた" 時間とわかってるのに

それをせつないとも、悔しいとも、止めたいともおもわず

そんな感覚or感情さえなかった



それは、きっとあの朝 2023.5.11 夜明け直後



王子があの瞳を贈ってくれたから なのかもしれない


  この数日があまりにふかく

  しずかにおだやかであったことも

  おおきな理由のひとつ

  この数日のしめくくりとして

  人生でも最大といえる決定をした‥

  サイバンよりもはるかにおおきな決定



12時間懸命につなぎつづけた手足



14年と三ヶ月と十日
たえずねえねとともに歩んできてくれた手足

父をおくり母をおくり家族をおくり
そのたびごとに
ねえねをささえつづけてきてくれた最愛の存在



そんな王子とのやくそく
まかちゃんはまもりました
いまもまもっています



ママにも胸を張っていえます

まかちゃんは使命を果たしてきたし

果たしてゆく、と 


そしてもちろん

王子も


ママとのやくそくをたがえることはなかった

あの事件で非道にぶち破られたようにみえたけれど

それでも、王子はママとのやくそくをまもりつづけてきてくれた

いまも、まもりつづけてくれている




母はきっといちばんわかっているはず

     母とのやくそくをまもれなかったのは

     娘のねえね、だけ



ボクね

このバッグにいると、とってもあんしん

宇宙一、あんしんあんぜんなばしょ


ママが、すこし遠い日、ねえねを叱りつけたように‥

ママとまかろんにヤキモチやいて、まかろんバッグ投げたねえねを、ママがすごくすごくつよく凛と叱りつけたように‥

 不自由になってからは娘を叱ることがなかった母 

 そんな母が不自由ななかで、ただ一回だけ

 娘を真剣に叱ってくれた 

 このバッグは、あなたとまかろんの絆でしょ

 そんなたいせつなバッグを!

 ことばのわからないこの子の前で投げるなんて!

 ぜったい絶対しちゃいけないことよ!!

 と


このバッグ、まかろんバッグは

 「ふたりの絆」

 代替わりはなんどもしても、かわらない

 「ふたりの絆」



ボクはそのことをしんじてきた

    すくなくともあの瞬間まで



ここにいると、おかあさんのおなかのなか、みたいだ

ここにいると、ねえねと一心同体、だとかんじる

それは、ボクもねえねも、たがいに



ボクはうらぎられたのだろうか

ねえねに

そして、このバッグに


このバッグのなかにいたのに

  こ ろ さ れ た



いまのねえねは、このバッグにいるボクをころさせた

ボクをまもれなかった

ボクをうらぎってしまった


と、そのことをなによりなにより絶望してる


ひょっとしたら、ボクがしんだことより

絶望してる


だからといって

ねえねは、このバッグをいまでも

最愛のたからもののひとつ、とおもってる


あの道が怖い場所などではなく

いまも、ふたりの道、愛おしい道であるように


このバッグも、愛しすぎるたからもの


洗わなかったのは、けっきょく

証拠どうのこうの、なんて話じゃない

王子のにおい、王子の血

王子がねえねのかたわらで生きてくれていた証‥

それを洗い流すことなんかできないから だ


王子の爪も毛も歯もできるかぎり手元においてきたのと、おなじ理由



まかろんバッグのかなしみ
まかろんバッグの愛

かなしみのまかろんバッグ
愛のまかろんバッグ

いつか
あなたがもいちど、まかろんバッグを信じなおしてくれますように
そんな叶わぬ願いと祈りを、たえず捧げつづけてる

まかろんバッグ=ふたりの絆&信頼 

もいちど
どうかもいちど



    ℒ  ℴ  ѵ  ℯ


       to wa ni



        2023.5.10 9:30〜

           at 姫路ばら園



この薔薇の園は、あるお父さまが私費で

いたましい事故で早逝された息子さんのためにつくられたもの

一本一本の薔薇に、お父さまの想いをこめて

丹精されていたのが、はじまり

そのお姿をおぼえてる


ちいさなちいさなねえねに、薔薇を切ってくださったやさしいお顔と

薔薇に黙々とむきあわれている、しずかな背中を

いまもおぼえてる

  父のお友達でらっしゃいました


    ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝


 🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾


あけがたうつらうつらの夢

クマがたくさんおそってくる

黒いクマ、白いクマ、茶色いクマ、おっきいのやちいさいの

必死で母や父、くまこを守ろうとしてる夢


かすかな雨音の夜明け

ではじまった一日