海のした
空のうえ
ふたり
手をつないで
駆けてゆく
立ちどまり
海と空をみあげ
心の手をのばす
風がながれる
笑顔がふりこぼれる
ふたりの歩く道
ふたりの旅路
どこ行きなのかはわからないバス停
ただ
ふたり、ともにあれば
しあわせ
ちいさな宝物のおっきな笑顔
きょうとあす、日付のかわるころ
ふたつめのいのちにめぐまれた
娘も母も、なぜか、たまたま
ふしぎなぐうぜんで
三年おいて、おなじ日のおなじ時間におなじオペをして
おなじようにふたつめのいのちにめぐまれた
娘は、いまでも、元気で飲んだくれ
母は、ふたつめのいのち、とひきかえに
自分の意思で動ける、というかけがえない自由をなくし、それでも
娘のもとに還ってきてくれた
そうして
ちいさなふわふわを
ちいさなふわふわとの暮らしを
娘に遺して
空へと還っていった
‥まるで、あの五年は、そのための時間だったかのように
そんな母へ
いまでも
ありがとう‥そのことば以外にことばがみあたらない
ごめんなさい‥それ以外にことばがみつからない
それでも、だから
きっと、坊やとふたり
元気で笑顔で歩いてゆきます
海のした
空のうえ
いつまでも
母の愛した‥心から愛した南の島
そこで、年にいちど、時間を紡ぐ
そんな時間に恵まれつつ
そんな時間をふしめにしながら
たいせつな我が家で
たいせつな自分の街で
ときを刻む
娘は「18歳」になり
‥母のあの日から15年
母のいない記念日、十かいめ
母からのさいごの最高の贈り物
いのち
と
ちいさなおっきなふわふわ
を
抱きしめながら
きのうもきょうもあすも
♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝

























