母の日‥
去年は
ちいさなちいさなねえね〜生まれたばかりの、「ちいさなさっちゃん」のアルバム
何十年ぶりに、まかろんと開けてみた
写真、一枚一枚、丁寧にレイアウトして、添え書きして
たいせつにしてくれていたひとたちに、ありがとうと
今年は
さらに古いアルバム、母のアルバム、まかろんと開けてみた
ちいさな母が、とびだしてきた
曽祖父のお膝にちょこんと座った、ちいさな赤いベレーの女の子
ちいさなさっちゃんと、おなじ
なんだか、とっても嬉しかった
そして
もう一冊のアルバム
母が娘時代に、手染め、臈纈染で作ったアルバム
これは空っぽ
ずいぶん以前、まだ元気な頃
「あなたの写真、貼るつもりだったのに」
って渡してくれた
このアルバムに、いつか、母とまかろんのツーショットを
そして、母とムスメのツーショットを、貼ろうとおもう
撮られるのがニガテな母だから、ほんの数枚しかないけれど
いつか、貼ろうとおもう
パパもママもいなかった母
だから、カーネーションキライだった
ちいさなさっちゃんが幼稚園で教わったように、カーネーションの造花?を母に差し出したとき
母は、両手をうしろにまわしたまま、困った顔をした
「ごめんね、ママ、カーネーション、キライなの」
両親がいなくて辛いおもいをした母は、カーネーションが大嫌いだった
ちいさなさっちゃんは、ひどくとまどって、でも
「お母さん」にも「かなしいこと」や「つらいこと」があるんだなあと
はじめておもった
そのとき、はじめて
「お母さんをまもりたい」とおもった
それから何十年
不自由になって、ベッドにいる母に
ふと。。
どっかの商店街の通りすがりにもらった、造花のカーネーション、たまたま、ポイッて
ほんと、ポイッて、投げるように渡してみた
そしたら
「ありがと♡」
って、びっくりするくらい、ふつうに喜んでくれた
おっきなやさしい笑顔で
さいごの母の日
母は、さいご、
「お母さんのいない子ども」から
「子どものお母さん」になってたんだなあ
あの日
お友達のブティックへ車椅子押していって
あらかじめ選んでた洋服を、プレゼント
おっきな笑顔
とっても気にいってくれた
綺麗なスカイブルーのカーディガンと、ピンクのビーズのお花のティシャツと
ピンク色もお花柄も、元気なときは、けっして身につけなかったけれど
不自由になって、そんな淡い甘やかな、ふんわりしたやさしさが、心に添うようになっていたのかもしれません
でも、その洋服で、お出かけしたのは、たったいちど
数週間後、このお洋服たちは、さいごの旅立ちの装束になった
ごめんね、ママ
まもりきれなかった
旅だたせてしまった
「お母さんをまもれなかった」
ありがとう、ママ
心から
お母さんになってくれて、お母さんでいてくれて
ありがとう
いまも、いつまでも、お母さん
あ、
ねえね、ママの代わりに、
まかろんのお母さんになれてるかなあ
ママみたいに、やさしくない
ママみたいに、ガマン強くない
っていうか、まかろんが、ねえねのママ代わりしてくれてる
ママろんU・x・U、ありがとう
いつも、ありがとう
寝てるまかろん、急に飛び起きて、ワンワンワンワン、走ってく
帰ってきたら、ねえねにすがりついてくる
ぎゅーって抱っこ
怖いことなんか、なんにもないよ
ねえねがいるよ
そう、言いきかせながら
昔、昔、母が、怖い夢をみた ちいさな娘を抱きしめてくれたのと、おなじ
ママの子どもに生まれて、とっても幸せです
とっても
とっても
まかろん&ねえねは、今日も仲よし幸せ
笑顔です
‥すこしだけ‥逢いたいです‥‥
ふわふわお耳、濡れちゃったねU・x・U











