9月24日旧暦:八月二十九日)
朝月や蜷局をほどく雲の渦 佳音
今度の台風は力も前のものほどではなかった。
そして思ったより足が速く、朝には天気図の
上の方に去っていた。
雨雲も過ぎた後で、今度は南の海からの風が
やってくるかと身構えたが、思ったほどではなく、
日曜日に出かける服装に悩んでいる。
出かける前にあれを済ませこれも済ませと
メモに記入した中に、先日の『こごみのひろば』の
みんなの俳句を清書するという項目もあり、
コルクボード付きのフレームに入るように
和紙を切り筆で書く。
句を見るとその時の作者の顔や話した内容が
ぽっこり浮かんできて顔が自然と笑ってしまう。
本当に俳句は人生のインデックスだなぁ
をちこちに鹿啼く夜半の切通 佳音
またあした。