こんにちは、税理士法人チェスターの荒巻です。
先日から様々なメディアでソフトバンクの次期後継者候補だったアローラ氏が電撃辞任するというニュースが流れました。
詳細な理由等はまだ発表されていませんが、別の後継者候補がいるわけでもなく孫氏が再びフロントに立ち全面指揮を継続する様相です。
ソフトバンクの時価総額は数兆円規模です。
いったいどのような人がこんな巨大企業の後継者になることができるんでしょうか。
特に強烈なリーダーシップにより創業者が指揮をとっている企業では、いわゆる「初めての」事業承継というのは非常に難しいと感じています。ましてやソフトバンクのようにオーナーの属人的なリーダーシップと手腕で成長してきた企業であればなおさらです。
しかしこのような問題は、企業の大小に関わらず発生するものです。
事業承継に悩んでいる中小企業はたくさんあります。
税理士の立場から事業承継をみますと、どうしても相続税等の税金に思考が偏りがちですが、本来事業承継の問題で真っ先に取り組むべきことは「株式」を将来どうするのかの道筋を決めることだと思います。
節税対策の提案が先行する事業承継のアドバイスの思考にならないように注意しなければならないですね。
荒巻
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