名人戦第4局 2日目 | 三手先の悪夢 ~ 逆転されない将棋の極意 ~

三手先の悪夢 ~ 逆転されない将棋の極意 ~

四間飛車、捻り飛車、奇襲、入玉、完封。ドキツイ技の掛け方、序盤の盲点等。極秘性の高い戦術をひっそり公開。

第70期名人戦七番勝負、

森内名人の2勝1敗で迎えた第4局<2日目>


森内俊之名人vs羽生善治二冠


先手 : 羽生二冠

後手 : 森内名人


戦形はオーソドックスな矢倉になりました。


▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金 ▲7七銀 △3三銀
▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩
▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉
▲8八玉 △2二玉 ▲4六銀 △5三銀 ▲3七桂 △7三角
▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △2四銀 ▲1八香 △9四歩
▲3八飛 △9五歩 ▲6五歩 △3三桂 ▲5五歩 △同 歩
▲2五歩 △同 桂 ▲同 桂 △同 銀 ▲3五歩 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲3五飛 △2四歩 ▲3九飛 △3四歩
▲3五歩 △8五歩 (封じ手)



▲3四歩 △同 銀 ▲1五香 △同 香
▲3五銀 △同 銀 ▲同 飛 △2三桂 ▲3八飛 △3五歩
▲2五歩 △3三金寄 ▲3六歩


<75手目>
羽生2冠が▲3六歩の継ぎ歩攻めに対し、
森内名人が▲3七銀の飛車取り、


ここで▲3七飛が指摘されていましたが、
羽生2冠は冷静に▲3九飛。


△2七銀 ▲3九飛 △8四角
▲7五歩 △同 歩 ▲3五歩 △3六歩 ▲2六桂


<83手目>
羽生2冠が打った▲2六桂が厳しく、やや優勢になったようです。


△7六歩
▲6六銀 △1六銀成 ▲3四歩 △4三金寄 ▲3三銀 △同金寄
▲同歩成 △同 玉 ▲3四金 △4二玉 ▲5四歩 △同 銀
▲4四金 △2六成銀 ▲5四金 △2五成銀 ▲4六角 △4三桂


<102手目>
森内名人の△4三桂がピッタリの受けで、
怪しくなったかと思われましたが

▲4四銀 △5一香 ▲5三歩 △3三銀 ▲同銀成


<107手目>
羽生2冠の▲同成銀が気付き難い良い手でした。

△同 金 ▲4四銀 △7二飛 ▲2九飛 △4五歩 ▲6八角 △3五桂左
▲3三銀 △同 玉 ▲8三金 △6六角 ▲同 金 △7四飛
▲6四歩 △3七歩成 ▲4三金 △同 玉 ▲6五角△3四玉
▲7四角 △1八香成 ▲2六桂 △同成銀 ▲同 飛 △2五銀
▲4三銀 △同 玉 ▲2五飛 △同 歩 ▲3五角 △3四玉
▲4四銀 △2三金▲6五角△4一飛▲3一飛
まで、先手羽生2冠の勝ち


途中、森内名人が入玉も狙えそうな局面も見られましたが、
優勢になってから羽生2冠の指し回しは磐石で、
一方的に攻める展開まま押し切り勝ちでした。