五島列島リゾートホテル マルゲリータに行きました | うつわ屋店主の料理帖

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料理覚書。
すぐに忘れてしまう分量とレパートリーのメモ。
いつか自分の役に立つように綴っています。


珍しく、プライベートのお話です。
単なる旅行の記録ですので、ご興味のない方は読みとばして下さいませ。

まだ暑さが残る頃 (1ヶ月以上前) のことです。
長崎県は上五島のリゾートホテル「マルゲリータ」に行ってきました。
こちらがオープンした時からずっと憧れていて、ようやくの来訪です。
(夫ではなく、私の家族2人との旅行です。こういうのは、センスが分かる人と一緒じゃないと、ちぃとも楽しくない)

こちらのホテルは、全ての部屋がオーシャンビューで、空と海の青さに癒されまくります。
そして、インテリアや調度品のセンスが本当に素晴らしく、ホテル中に撮影したくなるスポットが溢れています。



白を基調とした箱(建物)に、建具や柱は黒やダークグレー、調度品はシンプルなアイアン、木、ガラスでまとめられ、ところどころに置物やオブジェやドライフラワーが飾られています。
敷物は、キリムやギャッベを思わせるヴィンテージっぽいラグで統一されていて、インテリア上級者のお部屋のような雰囲気でした。
海、白、アイアン、木、ガラス、ヴィンテージラグ。これら全てが私が大好きなもので、「私、めっちゃここに住みたいーっ!何なら、ここが欲しい!」と何度も口にして、家族にイヤな顔をされ無視されました。

続きまして、お食事。
(ホテルの方に許可を頂いて撮影しています)


初日のお夕飯はイタリアンのコースを選びましたが、コースと言っても、堅苦しいマナーやカトラリーの順番なんか気にしなくてよいカジュアルな取り分けスタイルでした(器は、イタリアの業務用食器で有名なサタルニア社のチボリとブルーラインで統一されていました)

特筆すべきは、その気前の良さ。
前菜からたっぷり盛り付けられていますが、五島牛を使用した極上のローストビーフなぞは、大きいのは手のひら程のサイズなんです。ローストビーフ登場時には既にお腹いっぱいになりかけていましたが、3枚も平らげる意地汚さを発揮しました。低温調理なので、とろける程の柔らかさでした。
〈この日のメニュー〉
◆島メロンとプロシュート
◆クスクスと島トマト、モッツァレラチーズのサラダ
◆グリルアスパラのオイル漬け ミント風味
◆水ナスとハチミツ 粗挽き胡椒
◆夏野菜のハーブマリネと鮮魚のカルパッチョ
◆天然鮮魚と五島魚介の白ワイン蒸し
◆枝豆と自家製パンチェッタのビアンカ
◆五島牛の低温調理16時間 極ローストビーフ
◆レモンゼリーとマスカルポーネクリーム
◆ドリンク


翌日の朝食は和食を選び、骨董っぽい手塩皿に何種類も盛られたおばんざい風の料理に感激し、これは友人が泊まりに来てくれた時なんかに真似したいスタイル。


サイドメニューにフレンチトーストやパンケーキ、アップルパイもあり、別でオーダーできるのです(全て無料!)
*併設のベーカリーショップでは、焼き立てのパンを購入できます。


五島は日本で一番最後に夕陽が沈む場所です。
お夕飯の途中に、日没を迎えました。
私が伺った日は、少し雲がありましたが、それでも刻一刻と変わり行く空の色の美しさは格別で、ずっと見ていたいと思いました。

*定点撮影をしなかった事を後悔。バラバラで残念な写真です。



五島は、魚も肉も野菜も何でも美味しくて、海も空もきれいで、幸せを感じる島です。
「あー、福岡に帰りたくないなぁ」と何度も感じました。
春夏秋冬、それぞれの季節のマルゲリータさんに行ってみたい。是非またお邪魔したいと思います。

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五島列島リゾートホテル マルゲリータ
長崎県南松浦郡新上五島町小串郷1074-1
TEL 0959-55-3100