長崎ノスタルジー・松乃家さんのきつねうどん | うつわ屋店主の料理帖

うつわ屋店主の料理帖

料理覚書。
すぐに忘れてしまう分量とレパートリーのメモ。
いつか自分の役に立つように綴っています。



今日は、長崎人じゃないと分からない味で恐縮でございます。また、長崎の方には反感をかうかもしれないレシピで恐縮でございます(炎上したらどうしよう、、、)
「松乃家」さんは、長崎で大正初期に開業し、100年以上の歴史を誇ったうどん屋さんでした。長崎人で知らない人はいない名店だったのですが、多くのファンに惜しまれつつ、去年閉店してしまい、長崎を離れて長い年月が経つ私にとっても、ショックな出来事でした。子供の頃に家族と何度も行きましたが、私の記憶では、昔は店内に猫が何匹もいたように思います。今と違って、おおらかな時代だったのですねぇ。
松乃家さんのおうどんは、ちょっと細めの麺と、甘味の強いつゆが特徴でした。なので、私がうどんやそば用のつゆを作る時の1.5倍のみりんを入れています。

【材料】2人分
油揚げ (小) ……6枚
☆出汁……カップ2
☆きび砂糖……大さじ2~3
☆濃口醤油……カップ1/2(または薄口醤油……大さじ1+1/2)
☆みりん……大さじ1/2 

茹でうどん……2袋
ネギ……適量
★出汁……カップ4
★薄口醤油……大さじ4
★みりん……大さじ6
塩……適量

【作り方】
①鍋に湯を沸かし、油揚げを5分程煮る。
油を洗い流して水気をきり、食べやすい大きさに切る。
②鍋を洗い、①と☆を入れて(醤油は後で加える)、煮汁が少なくなるまで煮る。
③うどんを茹でる。
④別の鍋に★を入れ、沸騰したら味をみて、必要であれば塩で調整する。
⑤器にうどんと出汁を注ぎ、油揚げとネギを乗せる。

【本日の器】

おしゃれなおうどん屋さんでも使われている古谷製陶所さんの麺鉢です。
男前でかっこいい器です。

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