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甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

 小雨が苦手な井上さん。帽子を被ってたら気にならないように思うけど。傘をさすのが嫌なのかなあ。

 私は霧雨は風情があって好き。ざざ降りの雨はずぶぬれになるからいや。・・・ふつう過ぎましたか。


 道を歩いたりしている時の井上さんはドラクエで旅している気分なんでしょうね。どこかに宝箱はおちているんでしょうか。


 自信満々で後輩たちと戦って負けていびられる井上さんは、かわいそうだけどおかしい~。31才で「もう歳なんですか?」なんて容赦ないですね。でもそれが、井上さんの闘志に火をつけてしまったようです。


 新しい目標ができてよかったね。井上cup、よほど楽しみで、終わってさみしかったんでしょうか。せっかくだから、ゲーム会社がスポンサーになって、どこかテレビ中継してくれないかしら。もしくは雑誌の取材とか・・・。


 井上さんの本気の笑顔が見たいなあ。

  1人1人の弟子について師匠が糸子さんに話した様子を、ドラマで追ってくれるんですね。草々さんは恐竜ですか。「強いけどもろい所がある。」・・・なるほど。


 弟子入りしたいという電話をにべもなく断る草々さん。「弟子を採ってもいいのでは」と言う喜代美ちゃんに、「器じゃない。」と言う草々さんの頭の中にある師匠はまだまだ遠くの存在で、師匠のようにはできないという思いもあるのでしょうか。


 喜代美ちゃんは、ついに思い切って、この頃お客さんに受けないという悩みを打ち明けますが、喜代美ちゃんの「饅頭こわい」を聴いた後、草々さんに「女やからとちゃうか?落語はもともと男がやるようにできている。」と、自分では直しようのないことを指摘されてしまいます。具体的なアドバイスを求める彼女に、「自分で考えろ。」という厳しいお言葉。


 そのまま行ってしまうのかと思ったら、自分が「饅頭こわい」を昔、師匠に教わっていた頃を思い出して、古い恐竜のジグソーパズルを出してきて、喜代美ちゃんと一緒にやり始めます。あと少しで完成するところで、1枚足りないと喜代美ちゃんが言うと、もともと1枚足りないんだと草々さん。


 そこから若き日の草々さんと小草若さんの回想シーンが。

 草々さんがやっていたジグソーパズルを小草若さんが崩してしまい、ケンカをしていると、通りかかった師匠が、「何度でもやり直したらいい。」と、止めに入ります。

 別の時に完成しかけて1ピース足りなくて困っている草々さんを見かけ、「ええんちゃうか。ちょっとくらい欠けてる方が。」と言う師匠。

ここに何がはまるか想像したら楽しいという考え方は、若き日の草々さんには何のこっちゃという感じでしたが、今になってみると、含蓄のある言葉だったんだということをかみしめているようです。


 「考えて、やってみて失敗してもまたやり直したらええ。」


 泣く所じゃないんですが、涙が出ました。 心に沁みるアドバイスです。

 そういえば私も、家事や子育てにしても、文章を書くにしても、何かが足りない、なんだろうと考えてはやってみて、失敗してはやり直すという、自分の中のジグソーパズルを作り続けているのかもと思いました。足りないからこそ満足しないで、反省したり、もっと良くしようと思いながら続けていて、その先に昨日と違う明日があるんじゃないかという希望を持って日々を生きているんだなあと、自分を振り返りながら草々さんの言葉をかみしめました。


 草々さん、弟子を採る器じゃないといいながら、喜代美ちゃんに教えることで草々さん自身の勉強にもなっている気がします。草若師匠の傍にいて、日々聴いていたいろいろな言葉が、今では目に見えない宝物なんですね。


 「饅頭こわい」の小芝居、ほんとは男ばかりなのに女性ばかりで演じていて面白かったです。喜代美ちゃんは女性落語家ということで、兄弟子達には相談できない孤独な戦いがありますが、女性だからこそできることもあると思うので、喜代美ちゃんらしさを忘れなければ道は開けると思います。

 昔から、ピンチになると何をするかわからない彼女のパワーが発揮出来るかも。


そんな彼女に期待しています♪




 

 先週とは打って変わって、どんより沈んだ雰囲気ですね~。

 喜代美ちゃんは6年目に入って、ちょっと落語もマンネリなんでしょうか。生の舞台だけに、客席の反応が冷めていくのをじかに肌で感じて、「どねしよ~。」と悩みを奈津子さんに打ち明けます。「師匠に聞いたら?」と言われても師匠は出張中。寝床でこぼすと、「草々さんに聞いたら。」と言われても、草々さんは自分のことで忙しそうで聞ける状態じゃないし、他の兄弟子も何かと忙しくて、徒然亭のメンバーがそろう事はなくなっている様子です。  


 めでたしめでたしのその先の、日々生きている途中の悩みや小さなつまずきを、丁寧に拾って話に織り込むことで、とってもドラマ世界にリアリティが感じられるのに感心します。芸術に携わっている限り、常に高みを目指して悩みは尽きないわけで。


 小次郎さんは結局、プロポーズをクリアできそうにない条件付で承諾してもらったんですね。結婚するのに経済力がないのは、致命的なのか。でも、小次郎さんはあのままでいいのになと不思議と思ってしまいます。だったら、結婚という形は必要ないのかもしれません。


 入院しているお母さんのお見舞いに行く、友春夫妻。子どもは双子だったんですね。A子は、お母さんの入院で帰ってきていたんですか。同じ人がこうも雰囲気が変わるとはびっくりします。東京でいったい何があったんでしょうか。A子とB子の運命のいたずらを感じてしまいます。


 草若師匠は小浜市民会館に落語をしに来ていました。喜代美ちゃんのおじいちゃんやお父ちゃんのことを知った今では、師匠にとってもまた思い出深い場所です。

 喜代美ちゃんの実家を訪ね、糸子さんと話す師匠は、なんだか一気に老けた感じがしました。縁側でみぞおちのあたりを押さえて呻いているのを見て、てっきり糸子さんが出したお供えのお饅頭が痛んでたのかと思ってしまいました。何か病気なんでしょうか。


 その死に一度は人生をあきらめてしまうほど愛していた奥さんは、今でも師匠の心に喪失感を残しているような気がします。徒然亭の弟子達が師匠の下に集まり、その喪失感を癒して、落語を取り戻すことが出来たことをかみしめ、5人の弟子ひとりひとりに想いを馳せながら糸子さんに語る師匠の様子を見ていると、なにか胸が締め付けられるような、切ない気持ちです。


 ところで、ショックだったんですが、正平君はなんでプチ小次郎さんみたいになってしまったんでしょうか。真面目にやるのが馬鹿らしくなったとか?・・・そんなの正平君らしくないような。それだけ、夢をあきらめたことが彼の中のなにかを壊してしまったんでしょうか。


 甘酸っぱい回想シーンと、気持ちが通じ合った明るいトーンの先週から打って変わって、今週は運命のいたずらに翻弄されて、それぞれが思いもよらない人生を歩む不思議さとせつなさが、沈んだトーンで物語をおおっています。時間の経過は何をもたらしたのでしょうか。


 ちょっとずつみんなのことが心配です。


 そして、A子は・・・?