先週とは打って変わって、どんより沈んだ雰囲気ですね~。
喜代美ちゃんは6年目に入って、ちょっと落語もマンネリなんでしょうか。生の舞台だけに、客席の反応が冷めていくのをじかに肌で感じて、「どねしよ~。」と悩みを奈津子さんに打ち明けます。「師匠に聞いたら?」と言われても師匠は出張中。寝床でこぼすと、「草々さんに聞いたら。」と言われても、草々さんは自分のことで忙しそうで聞ける状態じゃないし、他の兄弟子も何かと忙しくて、徒然亭のメンバーがそろう事はなくなっている様子です。
めでたしめでたしのその先の、日々生きている途中の悩みや小さなつまずきを、丁寧に拾って話に織り込むことで、とってもドラマ世界にリアリティが感じられるのに感心します。芸術に携わっている限り、常に高みを目指して悩みは尽きないわけで。
小次郎さんは結局、プロポーズをクリアできそうにない条件付で承諾してもらったんですね。結婚するのに経済力がないのは、致命的なのか。でも、小次郎さんはあのままでいいのになと不思議と思ってしまいます。だったら、結婚という形は必要ないのかもしれません。
入院しているお母さんのお見舞いに行く、友春夫妻。子どもは双子だったんですね。A子は、お母さんの入院で帰ってきていたんですか。同じ人がこうも雰囲気が変わるとはびっくりします。東京でいったい何があったんでしょうか。A子とB子の運命のいたずらを感じてしまいます。
草若師匠は小浜市民会館に落語をしに来ていました。喜代美ちゃんのおじいちゃんやお父ちゃんのことを知った今では、師匠にとってもまた思い出深い場所です。
喜代美ちゃんの実家を訪ね、糸子さんと話す師匠は、なんだか一気に老けた感じがしました。縁側でみぞおちのあたりを押さえて呻いているのを見て、てっきり糸子さんが出したお供えのお饅頭が痛んでたのかと思ってしまいました。何か病気なんでしょうか。
その死に一度は人生をあきらめてしまうほど愛していた奥さんは、今でも師匠の心に喪失感を残しているような気がします。徒然亭の弟子達が師匠の下に集まり、その喪失感を癒して、落語を取り戻すことが出来たことをかみしめ、5人の弟子ひとりひとりに想いを馳せながら糸子さんに語る師匠の様子を見ていると、なにか胸が締め付けられるような、切ない気持ちです。
ところで、ショックだったんですが、正平君はなんでプチ小次郎さんみたいになってしまったんでしょうか。真面目にやるのが馬鹿らしくなったとか?・・・そんなの正平君らしくないような。それだけ、夢をあきらめたことが彼の中のなにかを壊してしまったんでしょうか。
甘酸っぱい回想シーンと、気持ちが通じ合った明るいトーンの先週から打って変わって、今週は運命のいたずらに翻弄されて、それぞれが思いもよらない人生を歩む不思議さとせつなさが、沈んだトーンで物語をおおっています。時間の経過は何をもたらしたのでしょうか。
ちょっとずつみんなのことが心配です。
そして、A子は・・・?