ちりとてちん 1/29 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

  1人1人の弟子について師匠が糸子さんに話した様子を、ドラマで追ってくれるんですね。草々さんは恐竜ですか。「強いけどもろい所がある。」・・・なるほど。


 弟子入りしたいという電話をにべもなく断る草々さん。「弟子を採ってもいいのでは」と言う喜代美ちゃんに、「器じゃない。」と言う草々さんの頭の中にある師匠はまだまだ遠くの存在で、師匠のようにはできないという思いもあるのでしょうか。


 喜代美ちゃんは、ついに思い切って、この頃お客さんに受けないという悩みを打ち明けますが、喜代美ちゃんの「饅頭こわい」を聴いた後、草々さんに「女やからとちゃうか?落語はもともと男がやるようにできている。」と、自分では直しようのないことを指摘されてしまいます。具体的なアドバイスを求める彼女に、「自分で考えろ。」という厳しいお言葉。


 そのまま行ってしまうのかと思ったら、自分が「饅頭こわい」を昔、師匠に教わっていた頃を思い出して、古い恐竜のジグソーパズルを出してきて、喜代美ちゃんと一緒にやり始めます。あと少しで完成するところで、1枚足りないと喜代美ちゃんが言うと、もともと1枚足りないんだと草々さん。


 そこから若き日の草々さんと小草若さんの回想シーンが。

 草々さんがやっていたジグソーパズルを小草若さんが崩してしまい、ケンカをしていると、通りかかった師匠が、「何度でもやり直したらいい。」と、止めに入ります。

 別の時に完成しかけて1ピース足りなくて困っている草々さんを見かけ、「ええんちゃうか。ちょっとくらい欠けてる方が。」と言う師匠。

ここに何がはまるか想像したら楽しいという考え方は、若き日の草々さんには何のこっちゃという感じでしたが、今になってみると、含蓄のある言葉だったんだということをかみしめているようです。


 「考えて、やってみて失敗してもまたやり直したらええ。」


 泣く所じゃないんですが、涙が出ました。 心に沁みるアドバイスです。

 そういえば私も、家事や子育てにしても、文章を書くにしても、何かが足りない、なんだろうと考えてはやってみて、失敗してはやり直すという、自分の中のジグソーパズルを作り続けているのかもと思いました。足りないからこそ満足しないで、反省したり、もっと良くしようと思いながら続けていて、その先に昨日と違う明日があるんじゃないかという希望を持って日々を生きているんだなあと、自分を振り返りながら草々さんの言葉をかみしめました。


 草々さん、弟子を採る器じゃないといいながら、喜代美ちゃんに教えることで草々さん自身の勉強にもなっている気がします。草若師匠の傍にいて、日々聴いていたいろいろな言葉が、今では目に見えない宝物なんですね。


 「饅頭こわい」の小芝居、ほんとは男ばかりなのに女性ばかりで演じていて面白かったです。喜代美ちゃんは女性落語家ということで、兄弟子達には相談できない孤独な戦いがありますが、女性だからこそできることもあると思うので、喜代美ちゃんらしさを忘れなければ道は開けると思います。

 昔から、ピンチになると何をするかわからない彼女のパワーが発揮出来るかも。


そんな彼女に期待しています♪