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甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

家族から、「次長課長の河本、骨折したんだって~?」と声をかけれらました。みなさん、ブログに書いてて、YAHOOニュースにも載ってましたね。


肋骨骨折ってどんなんだろう?と、家族も自分も今まで骨折体験がないのでわからないのですが、骨折ってすごく痛みがあるって言いますよね。

全治4週間なら早いほうかもなんて思っていたのですが、無理して仕事するかもという視点が、私には抜けていました。・・・てっきりその間、入院しているものだと思ってました。


みなさんが、河本さんがいない間の井上さんの心配をして、無理を押して仕事をしてしまうんじゃないかと心配しているのをまのあたりにして、どんだけ皆保護者なんだ~と、不思議な感動を覚えました。


そして、今朝のニュースで、全ての仕事をキャンセルして、今後、体調を見ながら出来る仕事をしていくと報じていたので、良かった~そうだよねと一安心。


その後、更新しているブログを見ると、コク(K18号)さんのところで、「諸岡さんブログ情報によると明日から仕事再開と書いてあった」と知って、えっ、やっぱり心配は当たっていたのかとびっくり。


○本がそんなに優しく芸人さんを休ませてくれるはずもないなあという気持ちと、責任感の強い河本さんの性格を考えると、本当に無理をするんじゃないかと心配になって来ました。(遅っ!)


今度ばかりは、井上さんにがんばってもらって、うまくこの1ヶ月を乗り切ってもらいたいと思います。


どうか無理をして、長引きませんように。

いろんなカップルが出てきて、趣向を凝らしたプロポーズに女の子達はうれしそうでしたが、どんな趣向かということより、自分の喜ぶ顔が見たくて、自分のためだけに用意してくれたサプライズに、彼女達は感動していたんだろうなあと感じました。

本当にうれしいってこんな表情なんだなあと、女の子たちを観ていたら、自分のことのようにうれしくなりました。


次長課長がラブシエイターとして派遣されたのは、福島の果樹園農家のイケメンAさんのおうちでした。


電車に乗っている2人の映像が映り、普通に前を向いて座る河本さんの向こう側で、窓に頬杖をついてお子さま座りする井上さんに萌え~♪真っ白なスーツにピンクの蝶ネクタイが素敵です。


立派な門構えの農家に入っていく時、カメラ目線で向こう側の門を指差しながら、かっこよくきびすを返すように入っていく井上さんに、再び萌え~♪


茶の間のコタツにいるAさんのお父さんに、別室に隠れて隠しマイクで話す河本さん。Aさんが帰宅する前に、「ねえ、お父さん。」と河本さんが話しかけると、「はいはい。」と元気よくお返事して、「返事しちゃダメですよ。」と注意されるも、その後もつい返事してしまい、本番でも「絶対、返事するよ。」と、笑いながら言う井上さん。


Aさんが帰宅すると、聞くように言われてお父さんが、「次長課長の井上と河本、どっちが好き?」と質問。Aさんは何故名前まで知っていると笑って不信がりながら、「井上さん、かっけーし、面白いし、美由紀(彼女)も大好き。」と答えます。そこで次長課長登場。「井上さんが好きですか。」とむくれる河本さん。「いいこというねえ。」と嬉しそうな井上さん。


学生時代、合コンで知り合い、9年つきあって、2年前に1回振られた事があるとAさんが言うと、「軽ヤベですか?」と、次課長の口から新語が飛び出します。ヤベる→プロポーズして断られる。軽ヤベ→断られかける

スタジオでのやべっちと次課長の「すべったみたいな言い方やめて。」「すべったじゃなくやべった!」のやり取りおかし~。彼女さんの性格は、思ったことをずばっという、しっかりした女の子のようですね。北海道出身なのに、彼氏に呼び寄せられて、福島で看護士をしているとか。


数日後、スキー場に来ているAさんと彼女を追って次課長もスキー場へ。別室でモニターを観ています。カップル2人はスノボもうまくて、雪の上に一緒に横になってる様子に「いいなあ。」と次課長はうらやましそう。

昼食時にAさんが農業に対する気持ちを聞くと、彼女は、農作業は好きじゃないという答え。「暑いし、寒いし。」

最初は着てたスーツを何故か井上さんだけ脱いで白のTシャツ姿。肘をついてモニターを観ています。


桃園の木に電飾をつけて、夜に桃がなったようにライトアップしてプロポーズするという次課長の提案に、Aさんは、自分で全てやりたいと、3日かけて仕事の合間に二万個の電飾を自分1人で取り付けます。


当日、車で待機する次長課長。「わー、もう。」と、成り行きを心配する井上さん。


スィッチが入ると、少しずつあかりがついて、暗闇に桃の木のシルエットが浮かび上がって、きれいです。この仕上がりは素人じゃないんじゃ・・・という疑問は胸の中にしまっておこう。

「どれが一番甘い桃の実かわかる?」と言ってAさんが取ったのは、婚約指輪。彼女の薬指にはめてあげます。


2回目のプロポーズをしながら、自分の想いをゆっくりと語るAさん。話しながら涙ぐんでいます。


それを聴いていた彼女さんは、考え込んだように沈黙してしまいます。

「どうした?答えたって。」・・・モニターを観ながら小さくつぶやく井上さん。


「本気なのはわかるけど、結婚はそんなきれい事じゃないんだ。すごい覚悟がいること。私はこっちに来て家族と離れて、あなたと一緒にいるけど、なにか孤独だった。」とうつむいて話し出す彼女さん。

「背負う覚悟はある。一緒に乗り越えて行こう。」と言うAさん。


あれだけ切々と語りかけても、「本当に大丈夫?」「信じていいのかな。」と聞く彼女。気持ちって言葉で伝えるのは難しいし、そういう不安を感じる要素が彼の言葉だけでは信じきれない所もあるんでしょうね。

でも、「素直なあなたが好き。」というところで、不安もあるけど一緒にがんばろうという気になれてよかったです。

「泣くな、男だろ。」という何気ない彼女さんのダメだしに、未来の夫婦関係が見えた気がしました。


車の中で号泣の河本さん。涙と鼻水とよだれまで。一方の井上さんは、良かった~という表情で両手を挙げ、泣いている河本さんの頭を小突いたり、肩を両手で掴んでゆすったり、アクションは大きいのに、サイレントだったのがおかしかったです。バレてはいけないというのが続いてたんだろうか。


2人走って行きながら、井上さんがずっと、「やったなあ。やったなあ。」と繰り返し感極まったように言っていたのが印象的でした。


彼女が、サプライズを求めるような女の子ではなく、とっても大人な女性だったので、こうして次課長が出て行ったら、「自分のことくらい自分でやりなさい。」とダメだししそうな雰囲気だったので、号泣の彼氏さんと、本人のようにもっと号泣の河本さんをなだめる井上さんの男3人の横で、冷静に佇む彼女さんの気持ちが心配だったのですが、「プロ失格です。」と河本さん、「ひっそりと隠れてたのにバレるんじゃねーかと思うくらい泣いてました。」という井上さんのやり取りで、彼女さんがくすっとわらってくれたので、よかったです。


うまくまとまった感動エピソードのようで、このカップルを見ていて、とても複雑な感情に捉えられたので、こんなに全部レポするつもりじゃなかったのですが、書いてしまいました。


素直に喜んでいる彼女の女の子の部分と、大人として、冷静に結婚後の生活まで見据えている彼女の、長い沈黙の中の孤独な葛藤を見ていて、それを彼氏さんがどれだけ受け止めてあげられるんだろうかと思い、今が喜んでいるピークだったらいやだなという思いも頭をよぎりました。


それと、最近長い付き合いの彼女さんに振られたやべっちのことも思い出して、しっかりものの前の彼女さんとこの女性と、ちょっと被る所があるかもなんて、よく知りもしないのに、やべっちの心中を推し量ったりしたのでした。


それにしても、何があれほどまでに河本さんの琴線に触れたんでしょうね。次回、肖像画になってないことを祈ります。

あまりに想いが強いと、人は言葉を失うものなんですね。

何度も何度も録画を繰り返し最終回を観て、今朝は青空落語会の回を何度も見返していました。

もう本当に終わりなんだというのが、うそのようです。


もう臨月で小浜に帰って来ている喜代美ちゃんは、はちきれそうなお腹で、産むのはどれくらい痛いかと「どねしよ~。」と弱音を吐いています。

そんな彼女に、いつになく強い口調でダメだしをする順ちゃん。

「しっかりしい!思うようにならん生き物抱えて、毎日やっていかなならんようになったら、そんなこと忘れてしまう。自分の子だけでなく、草々さんの弟子達や、ひぐらし亭に出入りする落語家さんのおかあちゃんになると覚悟したなら、どねしようは禁止や。」


そんなに厳しく言うこともないと思うのですが、それくらいの覚悟がないと、生まれてからが大変だという、順ちゃんの経験から出た言葉なのでしょう。

本当に、子どもが物心つくまでは、待ったなしで夜も寝られず、よくあの時期を乗り切ったなあと、私も当時を思い出して感慨深いです。


魚屋食堂では、順ちゃんの両親と友春さんの両親が仲良く焼き鯖定食を食べています。小学校から帰ってきた双子ちゃんは、一方は鯖を焼くのに興味津々、もう一方は塗り箸に興味があるようです。それぞれの跡継ぎができたようですね。


ひぐらし亭では、小草若さんの草若襲名の高座が開かれています。四代目なんですね。上から観ていた草原さん、草々さん、四草さんの後ろから、「やっとまた、草寂に逢えたなあ。」と言う鞍馬会長。

この人、好きです。かつては、いじわるな頑固親父と思っていましたが、落語を愛する、なくてはならない人なんだと思えるようになりました。


襲名披露に立ち会えず、淋しそうな喜代美ちゃん。そこに奈津子さんと小次郎さんが来てくれました。

『徒然亭若狭~そのお母ちゃんへの軌跡~』と、パソコンの画面に出ていましたが、この本は、後日出版されたものの、あまり売れずに、小次郎おじさんが楽しげに道端で叩き売っていたというナレーションに、妙にリアリティを感じて、笑ってしまいました。


寝床では、小草若改め草若さんの襲名披露パーティーをやっています。


草若さんと清海ちゃんはいい雰囲気で話していますが、その後結婚までは至らないというナレーション。確かに落語家と製作所の社長では男が2人いるようで、家庭を築くのは難しいかもしれませんね。

草若さんが着ていたスーツ、とてもおしゃれで見た事のないデザインでした。細身の彼の独特のファッションやアクセサリーは、とても似合っていていつも楽しみだったなあと思い出しました。


草原さんは、長年の功績を讃えられて、大阪府から名誉ある賞を与えられたそうです。噛み癖のために賞に恵まれなかった草原さんですが、今では上方落語を支える存在になっていたんですね。

それを奥さんのお陰と言い、緑さんと人前もはばからず抱き合って喜ぶ姿は相変わらずで、それをうれしそうに見つめる颯太くんもさすが息子です。


そこへ突然入ってきた子連れのちょっと小太りのきつそうなご婦人。

「あなたの子どもです。」

と言い捨てて、大きなため息をひとつ。子どもを四草さんの方へ押しやって、後ずさりしながら出て行ってしまいます。


え~~~っっ!???


なんという展開。かつてつきあっていた女性が、男好きのするようなタイプでなく、不幸を恨むような、四草さんの慰めの算段に騙されやすそうなタイプだったことが、これまたリアリティ追求だなあと思ったのと、連れてきた男の子の、繊細そうで四草さんにそっくりな顔立ちに、すんなり受け入れて膝に座らせ、九官鳥の平兵衛を紹介した様子に、全く違和感を感じなかったことに、心の底から驚きました。

「迷い込んできたものはしょうがない。」と、何の疑問も持たずにこの子を引き取って育て上げたというナレーションを聞いて、四草さんの母親に愛されなかった生い立ちや、九官鳥の平兵衛との出会いを思い出し、その心根の優しさに、心を打ち抜かれました。


草々さんは相変わらず落語に精進し、弟子入りが後を絶ちません。小草々さんは弟弟子相手に、相変わらずホラを吹いてけむに巻いています。


正平君は、勝山の恐竜博物館へ転勤して、後に留学して学芸員の資格を取りました。


小浜では、正典さんは塗り箸を作りながら、製作所で若い人たちに塗り箸を教えています。小梅さんも元気で、奈津子さんと小次郎さんもいます。お母ちゃんは相変わらずで、何か匂いを嗅ぐように鼻をひくひくさせて、喜代美ちゃんに、「あと2~3日で生まれるから、準備しとき。」と、預言者のように言います。

お母ちゃんの予言、経験のなせる技か、勘の良さなのか、昔から不思議と当たりますよね。


仕事場でまた「愛宕山」のカセットテープを聴く喜代美ちゃん。そばには、小学校時代、おかあちゃんにもらった幸運のネコの巾着が。そこへ入ってきた草々さんは、「また聴いてるのか。そんなに好きなら止めなければよかったのに。」と言いながらも、「子どもが生まれたら、子育てとひぐらし亭のお母ちゃんとしてがんばってくれ。師匠の落語を一緒に伝えて行こう。」と喜代美ちゃんのおなかをさすりながら話しかけます。


急に産気づいて苦しみ出す喜代美ちゃん。「救急車~!」と、ひっくり返った声で叫びながら走り出す草々さん。


分娩室に運ばれて、ぴしゃりと閉められたドアのこちら側で、草々さんは不安そうに立ち尽くします。


「野辺へ出て参りますと、春先の事で。空には雲雀がぴーちくぱーちくさえずって、下は蓮華たんぽぽの花盛り。陽炎がこう燃え立ちまして、遠山にはすぅーっと霞の帯を引いたよう、麦が青々と伸びて菜種の花が彩っていようかという本陽気。やかましく言うてやって参ります。その道中の陽気なこと。」


「愛宕山」の一節を、喜代美ちゃんに語りかけるように言いながら、顔をくしゃくしゃにして泣いている、草々さんの後ろ側、廊下の窓から燦々と日が差しています。


孤独な少年時代、落語だけを拠り所に、誰にも迷惑をかけまいとがんばってきた草々さん。喜代美ちゃんとともに、新しくできる家族を思って号泣する草々さんの希望に満ちた心持ちが伝わってきて、観ているこちらも、心を揺さぶられるようで、一緒に号泣してしまいました。


出産を終えて優しく微笑む喜代美ちゃん。またいつかお会いしましょうというナレーションと共に、物語は幕を閉じました。


女性落語家という珍しい存在を追っていくうちに、家族とか夢とか、母親というものについてなど、身近な事について、いろいろ考えさせられ、教えられる物語でした。


登場人物の描き方も、一人として傍観者がいなくて、一人一人が丁寧に描かれていたので、毎日観ることで、その作品世界が、自分の生きているもうひとつの世界のように、いとおしく親しみのある空間と人になっていて、この世界からこの日限りで抜け出さなくてはいけないのが、なんだか惜しくてたまりません。


喜代美ちゃんが落語をやめてしまったことが、私はとても残念なのですが、家族の世話が生きがいの、おかあちゃんの世代と違って、今は女性も自己実現を目指す時代なので、ひょっとしたら、子育てを終えた後、また落語に戻ることもあるんじゃないかなと、思ったりします。


「愛宕山」の台詞を思わず書き出してしまいましたが、草若師匠の語り口が、やっぱり一番しっくり来るなあと思い、草原さんや喜代美ちゃんのも聴いて、最後の草々さんのを聴くと、語る人によって同じ台詞がこんなに変わってくるんだと、不思議な感じがしました。


4人の兄弟子達は皆それぞれ魅力的で、最後に急激にはまったのが、四草さんでした。虎ノ介さんの魅力もあるし、四草さんの奥行きのあるキャラクターを作りこんだ、作り手の手柄もあると思います。


草若師匠が亡くなったときはどうなる事かと思った徒然亭が、こんな形でしっかり落語をやっていく基盤を、みんなで協力して作り上げた事にも感動しました。


語りつくせないほど、後から感想が溢れてきますが、このレビューも最終回ということで、そろそろ閉めさせていただきます。


読みにくいこんな文章を読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございますと心から申し上げます。