赤坂み~っけ♪ | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

『キミハブレイク Goro's Barドラマスペシャル 世界に一つだけの花サカス!?』

期待しすぎないように、期待しすぎないように…と自分を抑える気持が、始まってすぐパァンと弾けて、それからはGoro's Barのいつもの雰囲気と、それでいてきちんとあったドラマの流れに身を任せて、最後まで。


井上さん、予想以上に出てましたね。


ストーリィを振り返りながら感想など。ネタバレ注意です。


【オーナー宅】

夜景も見渡せる高級マンション。ワインやシャンパンを飲むシーンがたくさん出てきますが、ドラマ「神の雫」で、飲み慣れてないなあというシーンを毎回見ていたので、オーナーの飲み慣れた様子には、ちょっと感心。伊達に年取ってないですね。


リッチなインテリアにそぐわない、カップラーメン。ここでも宣伝?夜景の見える感じとか、インテリア、熱帯魚の水槽など、吾郎ちゃんがほんとに住んでいそうな雰囲気。ゴロバの番組もこのドラマも、作り手の人たちは、吾郎ちゃんの個性を、よく捉えて、生かしているなあと感じます。


【Goro's Bar】

キムタクは、入口で通りすがりに出会う一瞬でしたね。あそび人風のお兄さん役。オーナーの、遊ばれている感じが、兄弟の関係を思わせます。


赤坂サカスが舞台の、高級クラブと言う設定に、女芸人さんたちのお顔を思い浮かべて?だったのですが、お客さんが実際に入ったGoro's Bar、会話も弾んで、ギャグありマジックあり、かなり楽しそうです。性格美人が、採用の基準でしたよね。


河本さんはマネージャー。のんびりしたオーナーに代わって、経営やお店の中のことに気をくばっているようです。もうすぐ子どもが生まれてパパになる予定。


カウンターの中にいる井上さん。カウンターに座っているハルカ。ともにPSPに夢中で、オーナーが来てもやめようともしません。うわ、リアルな設定。PSPを手に持つときには、自信がみなぎっていますね。いや、でも、せめてオーナーの前ではやめないと(笑)。


カナエ(国仲涼子)は、新人のフロアレディ。お客さんの話を聞かなくてはいけないのに、自分が話すのに夢中になり、お客さんのグラスが空になったのも気づかず、友近ママに注意されます。


【お好み焼き屋】

みんなに差し入れを持ってきたのに振られてしまって、もう一度来店するオーナー。付き合って参加の河本さん、友近、大島さん。加賀さんをおばちゃん呼びって、よく承知しましたね。彼女の、お好み焼きを焼く手つきがあぶなっかしい。そして、年をとっても、目が少女みたい。「女はみんな、男の前では女優だよ。」なるほど。


友近「好きな人の前で嘘をつく。なんかわかるな~。」

オーナー「僕には分かんないなあ。それで気に入られたって、嘘なんでしょ?」

友近「女心っていうのかな。」

オーナー「全然分かんない。おばちゃんはわかる?」

おばちゃん「吾郎ちゃんには無理ね。」(みんな吹き出す)


【なりすまし合コン】

I&Yホールディングスの男子たちとの合コン。カナエたちはモテたいために、OLと偽って参加。そこでカナエは、高校の時あこがれていた、西園寺先輩(阿部力)と再会。I&Yで働いていると嘘をついてしまいます。


【Goro's Bar】

小原「(カナエが再会した先輩の話)それがまた、めちゃめちゃイケメンやねん。」

井上「(頬杖をつきながら)オレより?」

桑畑「あんたより。」

河本「オーナーと比べたら?」

桑畑「正直、オーナーよりかっこええかもな。」

全員「マジでぇ~。」

オーナー「誰が?誰が僕よりカッコイイって?」


こんな台詞言わされて、イケメンは辛いですね(笑)。言われたこと、すぐ忘れちゃうオーナーが、「僕よりイケメン」に食いつくところ、なんか、感じわかるなあ。


友近「初恋のイケメンとばったり会うなんて、奇跡みたいな話やね。」

河本「(低音で)初恋物語、赤坂の奇跡。二夜連続。」

大島「あたし、そんなのよりもっとすごい奇跡、ありましたよ。自分と同じ顔の人間が、世界に3人いるっていうじゃないですか。そのひとりと、こないだばったり会っちゃったんです。」

オーナー「ドッぺルゲンガー?」

井上「その人、見たことあるかも。いや、オレは後姿やったけど。似てた。」


井上さん、他の人がしゃべっている時も、驚いたり考え込んだり、いろんな表情、していました。オーナーは、カナエが嘘をつく気持ちがわからないと言い、いつもモテているから、女性の気持ちがわからないと、フロアレディたちに責められます。以下は、楽屋で2人になった、オーナーとカナエのシーン。


カナエ「(女優志望だったけど)柄じゃないって、すぐにあきらめました。」

オーナー「柄じゃないとかってさ、自分で決めることじゃないんじゃないかな。釣り合わないとか、柄じゃないとか、自分で結論出すのは、もったいないよ。奇跡は、少しの勇気でチャンスに変えられる。」


【バーカウンター】

シェーカーを振る井上さん。こういうの、ほんとに似合いますね。速度はいやに遅いけど(笑)。

オーナー「どうですかね。2人の行く末は。」

占い師(井上順)「赤坂って街は昔から、探し物が見つかる街なんですよ。赤坂、み~っけ、ってね。」

ガシャーン!(シェーカーの落ちる音)

井上「…ダジャレ?」


【仕事終わりのバーカウンター】

オーナーはお店の誰かと飲みたい気分のようですが、みんな用事があって、先に帰ってしまいます。

井上「付き合いますよ、オーナー。淋しい者同士。」

オーナー「ほんと?」


この時の井上さんのセリフ、一番好きかも。オーナーをいたわる優しい口調と眼差しが、素の井上さんの優しさを思わせるものでした。制服から私服へという、雰囲気の変化も、いい感じ。


帰りがけに、新しくできたバーのオーナーに引き抜きを迫られて、迷う河本さん。結局戻ってきて、一緒に飲むことに。オーナーと河本さんが話す横で、ワイングラスを傾ける井上さんに、ロックオン。中身はぶどうジュース?珍しい光景です。


【カナエ宅】

憧れの先輩とのデートで、自分のことを昔から好きでいてくれたことをうれしく思うカナエ。アパートに帰ると、お父ちゃんが来ています。翌朝、お父ちゃんが作ってくれたカレーを一緒に食べるカナエはうれしそう。お父ちゃんの前では、いいところを見せるために嘘をつく必要はないんですね。


【Barで迎えた朝】

酔って寝てしまったオーナー。目が覚めると、井上さんがコーヒーを入れてくれています。

オーナー「おはよう。」

井上「あ、ございます。」

オーナー「また、淋しいもの同士で飲むモーニングコーヒーか。」

井上「毎晩、人の相談ばかり受けてちゃダメですよ。」

オーナー「そうだなあ。」

井上「どうしてなんですか。恋の相談、家庭の相談、他人の事ばかり一生懸命になって。」

オーナー「だって、周りの人が、みんな幸せな方がいいじゃない。ぼくはみんなの」

井上「笑顔が集まる店が作りたい、でしょ。他人の幸せもいいですけど、自分はどうなんですか?」

オーナー「朝から、きついなあ。」


ああ、ここの会話もいいですね。優しい会話。


【カナエ父、Goro's Barへ】

カラオケに興じるお父ちゃん。

河本「娘が水商売って、いやなのかと思ってました。」

オーナー「まじめで厳格なお父ちゃんだけが、いいお父ちゃんじゃない。」

河本「ほんと、カッコイイよな、あんなダメ親父も。」


閉店後のフロアレディのおしゃべりは、初恋の思い出話に。話を聞いて「みんな、ほんとに辛い思い出ばっかりだね。」とオーナー。オーナーの初恋は?と聞かれて話し始めます。

オーナーの初恋は、小4。引っ越ししてしまう、林家さん、通称パー子が、引越しの前日、吾郎ちゃんを呼び出します。そのシーンを真横で見ているオーナーとスタッフたち。


吾郎「引っ越すとこ、遠いの?」

パー子「うん、ずーっと遠いとこ。」

吾郎「ふーん、どこでもいいけど。」


井上「この頃の男の子って、こうなんですよね。好きな子の前では。」

オーナー「好きだって言おうと思えば思うほど、口から出てくるのは違う言葉ばっかりで。」


パー子は手作りのキーホルダーを吾郎にあげます。けれど、それを見つけた同級生たちにはやしたてられ、キーホルダーを投げ捨てて、逃げてしまいます。


引越しの日、吾郎はその子の家に行き、キーホルダーは大切にすると言って、代わりに薔薇の花を一輪、その子に渡します。「この薔薇が枯れても、僕の初恋は、鮮やかなままだから。」と。そして、そのキーホルダーを家の鍵に付けて、今も大切にしているオーナー。


【カナエ宅、朝食】

父ちゃん「無理してねえか。」

カナエ「うん。今日は、おかわりはいい。」

父ちゃん「いやいや、そうでなくて、こっちの生活でいろいろ無理してないか。」

カナエ「見たでしょ。楽しくやってる。」

父ちゃん「そうか?背伸びすんのは、疲れっから。背伸びして歩いてたら、すーぐすっ転んじまう。自分に無理して、柄にもねえことやってたら、そのうち。」


お父ちゃんの言葉、短いげとグッときて泣けました。自分の娘のこと、よくわかって心配しているんですね。心を見通されて、怒るカナエ。柄でもないとかいつも言うから、自分もいつも、そんなことを考えてしまうのだと。


その後、お父ちゃんが帰るバスの見送りに、来てくれるオーナーと河本マネ。ケータイが鳴り、カナエはちょっと席をはずします。

河本「仲の良い親子ですね。うらやましいなあ。」

父ちゃん「うちは、あれが小さい頃、女房が出て行って、男手ひとつで育ててきました。いつも、こんな育て方で大丈夫かって。」

オーナー「素直ないい娘さんですよ。」

父ちゃん「これからも迷惑かけるかもしれませんが、あいつが思ったように、あいつが納得するまで、やらせてあげてください。」


【Goro's Barにて】

電話は西園寺からで、ニューヨークに転勤することになったので、最後にもう一度会いたいとのこと。カナエは気持ちが沈んで、接客も上の空。注意しに行こうとするオーナーを止めて、占い師が言います。


「ナイトの登場は、もう少し後のようですよ。人間は、チェスの動きと同じです。前にしか進めないもの、ななめにしか進めないもの、前後左右ななめとひとつしか進めないもの、人それぞれにその人の動き方がある。できない動きをさせるのは、ルール違反。間もなく答えが出ます。それを助けるのが、(駒を持ってオーナーを指さし)ナイトの役目。」


閉店後、カナエちゃんがどうすればいいのか、みんなで話します。最後まで嘘をつきとおして、カナエをヒロインにしてあげたい、それをオーナーに頼みたいという、みんなの意見。しょうがないと言いながら、カナエの父の別れ際の言葉を思い出して、協力を決意するオーナー。


【オーナー宅】

原稿用紙を前に、作戦を考えるオーナー。オーナーのサックスを珍しそうに眺める河本さん。井上さんが見入る飾りだなには、なぜかガンダムのフィギュアも飾ってあります。パー子さんの載っている卒業アルバムが見たいという井上さん。そして、またみゆきちゃんのそっくりさんを見たという話。


例のクソガキ発言はここの撮影の時かしら。じっと井上さんの口元を観るも、全然わかりません。メイクさんさすが。オーナーもスリムだけど、井上さん、それを上回る細さですね。


【Barにて作戦会議】

やる気に火がついたオーナー。ぶ厚い台本をみんなに配ります。みんなにデート当日のエキストラになって、行く先々で遭遇してもらい、カナエをフォローしてもらうというもの。「嘘かける嘘イコール真実にします。奇跡はみんなの手にかかっている。」と言うオーナー。


【作戦当日】

河本さんのピエロ、かわいい~。頭が虹色。2人に薔薇の花を一輪、渡します。そこで、商売仇のバージョーカーのオーナー(パパイヤ鈴木)に遭遇。2人の女の子を連れ、風船をくれと河本マネに話しかけますが、扮装のおかげでバレませんでした。


上の階のベランダから、無線で指示を飛ばすオーナー。「次は井上くんたち、B地点へ向かって。」との指令に、ワゴン車で待機している井上さんは、「ラジャー、急行します。」と鋭い目つき。すっかり戦隊モードにはいってます(笑)。井上、大熊、植松のトリオで、I&Yの社員を装い、2人に挨拶して名刺を渡します。棒読み過ぎる(笑)。ひょっとすると、普通に喋ってちょうどくらいだったかも。


彦麻呂さんの本人役登場による番狂わせあり、パパイヤオーナーと2人のニアミスあり、ドタバタしながら作戦は進んでいき、階段に座って話す2人のそばで、オーナーが気分を盛り上げるためにサックスで「世界に一つだけの花」を吹きます。そこに通りかかったパパイヤオーナー、「やめろ、その曲嫌いなんだよ。」と難癖。吹いているのがオーナーで、カップルの女性がカナエだと気づき、彼女がOLでなくGoro's Barのフロアレディであることをバラしてしまいます。そこにヤクザと姉御に扮した占い師と美幸が現われ、パパイヤオーナーを撃退しますが、西園寺先輩は、カナエが嘘をついたことを怒って、去ってしまいます。


カナエ「思い出の中だけでもヒロインでいたいなんて、虫がよすぎたんです。おかげで全部諦められました。」

オーナー「ほんとにこれで諦められるのかな。恋愛って、もっとかっこ悪くてもいいんじゃないかな。実はさ、僕もひとつだけ、みんなに嘘をついていたんだ。」


オーナーの思い出話の最後、ほんとはかっこ悪いものだったんですね。パー子の家にはもう誰もいなくて、気持を伝えたかった吾郎は走ります。転んだり、犬が恐くて回り道したり、最後は同級生に見つかって囃され、追いかけるのをやめてしまいました。後悔がシールのように貼りついて、今日まで。


今ならまだ間に合うというオーナーの言葉、そのままのカナエをみんなが好きだから協力したんだ、そのままの自分でぶつかれという言葉に後押しされて、カナエは彼を追いかけます。


追いかけて、昔からずっと好きだった、自分の気持ちを伝えるカナエ。実は、西園寺もエリート社員などではなく、役者の道をあきらめきれずに嘘をついていたのでした。「今度は嘘なしで、ほんとの2人が再会するところから始めないか。」と言う西園寺。奇跡のハッピーエンドです。


ここで終るかと思ったら、井上さんが駆けつけて叫びます。

「オーナー、まだ終わりじゃないですよ。見つけましたよ、パー子さんを。林家っていう珍しい名前と、オーナーの家で見せてもらった卒業アルバムを手がかりに、見つけ出しましたよ。」

~カウンターで地図を広げる井上さんと占い師さん~

占い師「(いびき)」

井上「ちょっと!(テーブルをバンと叩く)寝てる?」

占い師「いやいやいや。」

井上「(腕組みしながら優しく)寝ないでください。」

占い師「(地図を指さし)ここ、奇跡の街」

オーナー、占い師「赤坂み~つけ!」

オーナー「マジで?」

井上「はい、なんかうちの店の近所の、コスモスっていうお花屋さんで、働いてました。」


井上「さ、今度はオーナーの番ですよ。あの時パー子さんに言えなかった一言、言ってあげてくださいよ。」

友近ママ「行って、胸のシール、はがしてきてくださいよ。」

井上「みんなが笑顔の店になるためには、オーナーに笑顔になってもらわないと。」

オーナー「えっ、今から?」

春菜「何やってんすか。早く行けって。」


走って行くオーナー。見つけたお花屋さんにいたのは…。小雪?うわ、パー子ちゃんが小雪に?とびっくり。

「あの、林家さん?」と問いかけるオーナーに、「ちょっと待ってください。パー子さん、お客さん。」と彼女が店の中に呼びに行って、出てきたのは、なんと美幸に瓜二つの女性。


「ドッベルゲンガー?」と、茫然とたちつくすオーナー。あれ~、そんな結末?


ワゴン車の中で、顔を寄せて「今なんつった?」と首をかしげる、河本ピエロと井上さん。


【ラスト】
Goro's Barは今日も盛況。微笑みながら店内を見回すオーナー。友近ママは婚姻届に判を、河本マネは赤ちゃんを抱いています。カナエは西園寺と実家を訪れ、お好み焼き屋のおばちゃんと占い師さんはいい雰囲気。お店に面接希望の子がひと癖もふた癖もありそうと、河本マネが話すそばから、「採用!」とあっさり決めるオーナー。


「世界に一つだけの花」のBGMに乗って、一瞬ずつのいろんなシーン。何か続編へのほのかな期待も抱かせつつ、Goro's Barの世界の余韻を長引かせてくれます。


井上さん、ちゃんと台詞しゃべっていましたね。そして、案外キーポイントになる役どころでした。


ドラマの井上さんが見たい~、と常々思っていたことが、こんな形で実現するなんて、夢のようです。全く違う人の役じゃなく、いつもの井上さんに近い役で、周りもおなじみの人たちばかりだったという、理想的な形でした。


まっさかさまに落ちたかと思うと、一瞬で上まで。井上ジェットコースターのスリルは、並大抵ではないですね。けれど、気がつくとやみつきに(笑)。


長いレポにお付き合い頂き、ありがとうございました。