逃げない人 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

9/23放送のサクセス道場。

休日の朝から次課長が見られるなんて、ふと「YOUたち」を思い出してしまいました。


街の偉人から悩みの解決法を学ぶ、悩みスッキリバラエティということで、次長課長はなんとMC担当!冒頭から河本さんが、視聴者に語りかけます。

河本「あなたの悩みはなんですか?あなたは今、幸せですか?」

井上「(笑)唐突ですね。」


お悩み相談者のお悩みを受けて、レポーターの芸人さんが街の偉人に取材し、再現ビデオで偉人に扮装したり、話を聞いたりして、相談者にそれを伝えるという流れでした。


1人目の相談者は出川哲郎さん。レポーターはクールポコ。2人目の相談者は矢沢心さん。レポーターはクワバタオハラでした。


出水アナ「さ、続いてのお悩みはこのかたです。」

~誰も席を立ちません。~

河本「欠席?いませんか?」

次は自分だったかしらとみんなが騒然となる中で、井上さんが河本さんの腕をポンポンしてひっぱりながら、こそっと言います。

井上「違う違う違う。違うって。おれなのよ。」

河本「えーーっ。」

井上「おれ、胃が痛いんです。」

出川「(笑)病院行けよ。」

井上「おくすり飲んで治る痛みじゃないんですよ。

河本さんも仕事がたくさん増えて、相方の井上くんは何してるのみたいなことも言われたり、後輩がね、どんどん育ってきて、自分の居場所がこの先ホントにあるのかなと。

そう思うと胃が痛くてね。ストレスがたまるんですよ。」

河本「一番本気の悩みじゃないですか。」


井上さんにヒントを与えてくれる偉人は、北海道大学の研究所の教授で細菌学のスペシャリスト、畠山昌則先生。胃がんの発症にピロリ菌が関係していることを、世界で初めて発見した人なんですって。すご~い。

研究所を訪ねたレポーターはムーディ勝山。「もっと旬の芸人さんが来るかと思っていました。」という先生。真面目な顔をしてさりげなくボケてくれます。


山田五郎「おやじの中では日常会話ですからね。ピロリ出した?みたいな。」

河本「井上さん(検査)やったんですよ。いたんですけどね。インドの同じくらいの人口が胃の中に。」

井上「もう法律まで、できてます。一人一人まで産んでくださいという。」


畠山先生が医者の道を志したのは、幼い頃祖父が胃ガンで苦しみ、死んでいくのを見て、病気で苦しむ人を救いたいと思ったからだそうです。けれど、初めて受け持った白血病患者が死んでいくのを見て、医者なのに患者を救えないと苦しみます。


ここで畠山先生がどんな行動を取ったかという、2者択一の問題。

A 現場から逃げた B 治療に没頭した


河本「井上さんに聞きましょう。」

井上「医者だけに没頭したんじゃないでしょうか。ゲームのたとえで申し訳ないんすけど、ゲームで行き詰った時、乗り越えたいからやっぱ没頭しますもん。」


正解はA。臨床より、白血病の根本的な治療法を見つけ出し患者たちを救うため、大学院に進み、白血病に関係する遺伝子を発見し、そのメカニズムを解明したそうです。その後、胃がんについて研究し、ピロリ菌との関係にたどり着きました。


そんな畠山先生の好きな言葉は「serendipity」~頑張った人だけに訪れる幸運。幸運は天から降ってくるものではなく努力して自分でつかみ取るもの。この言葉を胸に、大きな目標に向かって研究を続けているのだとか。


先生から井上さんへのメッセージ

「なんでもいいから誰にも負けないものを身につけるべきです。そのために頑張ることで、おのずと目標ができるでしょう。そもそも芸人さんのみなさんは人を笑わせるという、だれにも負けないものを持っています。

その能力は何にでも活かせるはずです。自信を持ってください。」


これで終わりかと思ったら、井上さんのために、胃痛に良いと言われる食べ物紹介がありました。

ビタミンUが粘膜を保護するキャベツは生で食べるのがいいとか。

納豆に含まれるムチンは、粘膜の損傷を防ぐそうです。

そして、LG21が入ったヨーグルトは、なんとピロリ菌を退治するとか。


キャベツを食べたのかな?食品が出てきて割とすぐに、お口をもぐもぐさせていた井上さん。今度はヨーグルトを一気に平らげていました。まるで、たくさん食べたら大きくなるよと母親に言われた子どものように(笑)。


秋の番組改編で、民放の流れは娯楽重視から、ドキュメンタリーなどの真面目なものに力を入れるように変化したことがネットのニュースに載っていましたが、こんな不景気で将来の見通しが立たない時代だから、視聴者もこの時代を生き抜くヒントを探っているのかもしれませんね。ちょっとそんなことを思い出しました。井上さんのところだけレポしましたが、体験に裏打ちされた街の偉人さんの言葉は、それぞれ心に残りました。


井上さんにピロリ菌が見つかったのは「世界一の授業」でしたよね。見つかりましたで終わっていいの?と、普段の食生活を思い浮かべ、かなり心配になりましたが、今回それに効きそうな食べ物を紹介してもらって、ひょっとしたらそれが一番良かったかもしれないなんて思いました。病院、苦手そうだし。


なんでもゲームのことを参考に考えるのに笑ってしまいましたが、井上さんは壁にぶち当たっても逃げない人なんでしょうね。ビビりで気が小さそうな面もあるけど、井上さんがお悩み相談をしていても、なんだか自信たっぷりな茶化しているような感じを受けてしまうのは、基本、この人は人に相談しないで自分で悩みを解決していくタイプの人だから、相談と言うこと自体、あまりしないからじゃないでしょうか。小さい日常の悩みは周りの人に聞くかもしれないけれど、もっと深い悩みは、あまり口にしないような気がします。…気がするだけですが(笑)。


だけど、あの先生の言葉はまっすぐ心に届いたように思います。

最初、悩んでいる人がなぜレポーターになって、偉人さんのところに行かないのかなあと、違和感を感じました。レポーターが間に入ってまた聞きのようになって、直接気持ちが届かないような感じがしたからです。再現ビデオに井上さんが出たらいいのにというのもちらっと思いました。

だけど、あんな風にメッセージをもらえたのはよかったなあ。普段全然出会わないような人にあんな言葉をもらえるなんて、こんな仕事をしているからこそですね。


こんな時間帯の番組もいいなと改めて思いました。河本さんと井上さん、出だしからなんだか楽しそうだったし、1時間ずっとお2人の楽しい雰囲気に浸れたことがうれしかったです。